芸歴5年目以下の超若手芸人を対象とした賞レース『UNDER5 AWARD 2025』の決勝戦が6月22日(日)に行われ、接戦の末、アマチュアで出場したあなたとネが優勝した。
決勝結果
MC:ニューヨーク
審査員:石田明(NON STYLE)、岩崎う大(かもめんたる)、長田庄平(チョコレートプラネット)、佐久間一行、哲夫(笑い飯)、野田クリスタル(マヂカルラブリー)、塙宣之(ナイツ)
■Aブロック



石田明:兄弟
岩崎う大:無尽蔵
長田庄平:無尽蔵
佐久間一行:兄弟
哲夫:兄弟
野田クリスタル:兄弟
塙宣之:生姜猫
勝者:兄弟
■Bブロック



石田明:シカノシンプ
岩崎う大:シカノシンプ
長田庄平:シカノシンプ
佐久間一行:シカノシンプ
哲夫:釈迦虎
野田クリスタル:ぺ
塙宣之:釈迦虎
勝者:シカノシンプ
■Cブロック



石田明:あなたとネ
岩崎う大:あなたとネ
長田庄平:あなたとネ
佐久間一行:あなたとネ
哲夫:あなたとネ
野田クリスタル:あなたとネ
塙宣之:例えば炎
勝者:あなたとネ
■ファイナルラウンド
①あなたとネ
②兄弟
③シカノシンプ
石田明:シカノシンプ
岩崎う大:あなたとネ
長田庄平:あなたとネ
佐久間一行:シカノシンプ
哲夫:シカノシンプ
野田クリスタル:あなたとネ
塙宣之:あなたとネ
優勝:あなたとネ
審査員総評

大会後に行われた会見では、審査員と大会MCを務めたニューヨークが大会全体、そして優勝したあなたとネのネタについて総評した。コメントは以下のとおり。
ニューヨーク嶋佐和也(MC)「みなさんおもしろかったですし、例年以上に盛り上がった。アマチュアコンビとして、初優勝したあなたとネのネタは一番笑いました」
ニューヨーク屋敷裕政(MC)「今年は特におもしろかった。あなたとネの1本目は、やばかったです。久しぶりにこんなに笑ったんじゃないかと思うくらい、笑いました」
笑い飯・哲夫「最後はシカノシンプに入れたんですけど、あなたとネが優勝するだろうな思いました。(あなたとネの)1本目は、出来がすごくよかった。2本目は言葉のチョイスがちょっと気になりましたが、それを凌駕するくらいの笑いがあったと思います」
佐久間一行「着眼点というか、あの狭いところをよくネタにしたなと思って、入りから興味が湧きましたし、珍しい笑いの取り方だなと思って見てました」
NON STYLE石田明「細かいリアクションとか、細かい演技の仕方が、派手なボケがなくてもすっとおもしろく見られる理由につながっている。そこが強さだなと思いました」
ナイツ塙宣之「(ファイナルラウンドは)シカノシンプと同点だったんです。同点だった場合は1本目が好きだったほうにしようと思って、あなたとネに入れました。(2本目のネタは)文字にすると、ずっと殺しのルールを言ってるだけなのに、ふたりがやると笑いが起きるのがすごい。韓国俳優がやったら普通にドラマになるような設定で、笑わせられるのがすごいことだなと関心しました」
かもめんたる・岩崎う大「あなたとネが一番無理をしないで、自分たちのお笑いをしている感じがあった。プロの5年目とかだと、特にお客さんの前で笑いを取る、プロになるんだっていう意識が強いと思うので、そこに対してふたりがカウンター気味に存在していたような気がした。『UNDER5』であるべきかたちの優勝だった」
マヂカルラブリー・野田クリスタル「どっから思いついたんだろうって思うようなネタで、僕もまだまだ『キングオブコント』がんばりたいなと思っているので、こいつらと戦うんだと思ったら、ちょっと焦らされた」
チョコレートプラネット長田庄平「みなさん、すごくおもしろかった。最後はシカノシンプのほうがネタの仕上がりはいいかなと思ったけど、1本目に累計で。あと、家に帰ったときに思い出すのはあなたとネなのかなと。売れるのは、こういうかわいさがある人だと思うので、売れてほしい」
『UNDER5』王者の肩書を持ってプロの芸人に
審査員からもネタの発想力を称賛された、あなたとネ。芸人を目指したきっかけを聞かれると、いしはらは「ルミネにお笑いを観に来たときにいいなと思った。あと、クラスでイジられてツッコんだときにウケたりしていたので、やってみようかなと思いました」と話す。一方、本郷は「僕はトルコアイスです。大磯ロングビーチに行ったときのトルコアイスが衝撃で、僕もこのくらい笑わせたいなと思いました」と、答えて審査員たちからも「記事になるんだぞ?」とツッコまれた。
現在、ともに大学生のふたりは、決勝戦で「芸人になります」と宣言。今大会では2本ともコントを披露したふたりは、『キングオブコント』にも挑戦するという。「(大学お笑いの大会は)3分なので、4分以上のネタを作ったことがない。今日の2本目も3分でちょっと短かったんですけど、『キングオブコント』はそんな甘くはないと聞いているので(※『キングオブコント』では準々決勝以降、ネタ時間は5分)、がんばりたい」と意気込む。また、漫才にもちょっとずつ挑戦しているという。
本郷は現在4年生、いしはらは大学を4年で卒業後、大学お笑いを続けるために放送大学に入り直したという。そんなふたりは来年度以降、芸人になることは決めているが、事務所については「まだ迷っている。吉本に行ったら、身勝手な行動が怒られるんじゃないか……」と、まだ検討中であると明かした。
関連記事
-
-
マヂカルラブリー×岡崎体育、自分を一番出せるキャパ「大勢の人を笑わす方法を知らない」【『DAIENKAI 2025』特別企画】
『DAIENKAI 2025』:PR -
ジュースごくごく倶楽部、対バンで見つけた自分たちのかっこいい音楽とボーカル阪本の成長【『DAIENKAI 2025』特別企画】
『DAIENKAI 2025』:PR