JO1、初のワールドツアーを韓国で完走。川尻蓮「笑顔でまた会いましょう!」

2025.3.31
『JO1 WORLD TOUR JO1DER SHOW 2025 'WHEREVER WE ARE'』3月29日、30日開催の韓国・ソウル公演より (C)LAPONE ENTERTAINMENT

文・編集=Quick Japan編集部


11人組のグローバルボーイズグループ「JO1(ジェイオーワン)」。“グローバル”を標榜していた彼らは結成当初からワールドワイドな活動を目指していたが、デビュー日は2020年3月4日。コロナ禍の影響を真正面から受けたグループのひとつといえる。

そんなJO1初のワールドツアー『JO1 WORLD TOUR JO1DER SHOW 2025 ‘WHEREVER WE ARE’』が2025年2月に台湾の首都・台北からスタートし、3月29日、30日にソウル・BLUE SQUARE MasterCard Hallで韓国初単独公演を開催し、ワールドツアーを完走した。

本稿では、この韓国公演のオフィシャルレポートをお届けする。

豆原一成「単独公演は初めてなので、今日は本当に楽しみにしていました」

開演時間になり正面のビジョンに真っ赤な“WHEREVER WE ARE”の文字が映し出されると、会場は一気に緊張感と期待感が入り交じった。そして11人がステージに並び、堂々と前進しながら登場すると、まずは「Love seeker」の韓国語バージョンで幕開けし、集まったJAM(JO1のファンネーム)から大歓声が上がった。

『JO1 WORLD TOUR JO1DER SHOW 2025 'WHEREVER WE ARE'』3月29日、30日開催の韓国・ソウル公演より (C)LAPONE ENTERTAINMENT
『JO1 WORLD TOUR JO1DER SHOW 2025 ‘WHEREVER WE ARE’』3月29日、30日開催の韓国・ソウル公演より (C)LAPONE ENTERTAINMENT

このツアーのコンセプトにも紐づいている9TH SINGLEのタイトル曲「WHERE DO WE GO」も韓国語で披露され、シンクロパフォーマンスと大人な色気を見せつけた。各サビごとにセンターの木全翔也、川西拓実、白岩瑠姫が鮮烈な印象を与える「ICY」では、青く照らされた艶妖な演出で会場中を魅了。

『JO1 WORLD TOUR JO1DER SHOW 2025 'WHEREVER WE ARE'』3月29日、30日開催の韓国・ソウル公演より (C)LAPONE ENTERTAINMENT
『JO1 WORLD TOUR JO1DER SHOW 2025 ‘WHEREVER WE ARE’』3月29日、30日開催の韓国・ソウル公演より (C)LAPONE ENTERTAINMENT

MCでは、豆原一成が韓国語で「今まで何度かソウルに来ましたが、こうして単独公演をするのは初めてなので、今日は本当に楽しみにしていました」と語ると、金城碧海が「今日はステージをぶちかまします!」と充実した表情で気合いを表明。

『JO1 WORLD TOUR JO1DER SHOW 2025 'WHEREVER WE ARE'』3月29日、30日開催の韓国・ソウル公演より (C)LAPONE ENTERTAINMENT
『JO1 WORLD TOUR JO1DER SHOW 2025 ‘WHEREVER WE ARE’』3月29日、30日開催の韓国・ソウル公演より (C)LAPONE ENTERTAINMENT

幕間の映像が明けると、美しいストリングスが響いた瞬間に会場にはどよめきが。「BE CLASSIC」を初パフォーマンス、さらに韓国語での初歌唱となり、ふたつのサプライズでJAMを盛大に沸かせた。

公演の中盤でスタンドマイクが並び、「Blooming Again」と韓国公演だけの披露楽曲「OASIS」を気持ちを込めてしっとり歌い上げ、最後のサビの部分ではメンバーが前方に出てきて、観客のボルテージを上げた。そのあとは、「Trigger」「Rose」「SuperCali」「Walk It Like I Talk It」で、怒涛のパフォーマンスを披露。

『JO1 WORLD TOUR JO1DER SHOW 2025 'WHEREVER WE ARE'』3月29日、30日開催の韓国・ソウル公演より (C)LAPONE ENTERTAINMENT
『JO1 WORLD TOUR JO1DER SHOW 2025 ‘WHEREVER WE ARE’』3月29日、30日開催の韓国・ソウル公演より (C)LAPONE ENTERTAINMENT

木全翔也が「今日の曲以外で聴きたい曲はありますか?」と問いかけると、観客からたくさんの楽曲タイトルを叫ぶ声が上がるなか、1日目は「MONSTAR」、2日目は「HIDEOUT」が選ばれ、11人がアカペラでワンコーラスを歌唱。

本編の最後は「Test Drive」を歌い、メンバーは一度幕の奥へ。会場からの「JO1!JO1!」というアンコールの声に応えたメンバーはおそろいの衣装に着替えて再登場し、「Lemon Candy」で会場全体を温かくポップな雰囲気に。

『JO1 WORLD TOUR JO1DER SHOW 2025 'WHEREVER WE ARE'』3月29日、30日開催の韓国・ソウル公演より (C)LAPONE ENTERTAINMENT
『JO1 WORLD TOUR JO1DER SHOW 2025 ‘WHEREVER WE ARE’』3月29日、30日開催の韓国・ソウル公演より (C)LAPONE ENTERTAINMENT

與那城奨「これからもソウルでライブをたくさんします」

『JO1 WORLD TOUR JO1DER SHOW 2025 'WHEREVER WE ARE'』3月29日、30日開催の韓国・ソウル公演より (C)LAPONE ENTERTAINMENT
『JO1 WORLD TOUR JO1DER SHOW 2025 ‘WHEREVER WE ARE’』3月29日、30日開催の韓国・ソウル公演より (C)LAPONE ENTERTAINMENT

そしてメンバーそれぞれが自身の言葉でJAMへの思いを韓国語でしたためた手紙で伝えた。リーダーの與那城奨は「ソウルでライブができて本当にうれしく思います。これからもソウルでライブをたくさんします。みんな大好きです! みんなのことどれくらい大好きかというと、“ソルロンタン”(與那城の大好物で、牛の骨などを煮込んだ韓国のスープのこと)とマンドゥ(餃子)セットくらい大好き」と伝え、笑いを誘った。

川尻蓮が韓国語で「笑顔でまた会いましょう! 今日は来てくれてありがとうございます」と伝えると、最後の曲へ。夢を追いかけることをあきらめずに信じて、一歩ずつ歩みを積み重ねてきた日々の軌跡、未来の約束を歌った「Maybe Next Time」を披露。與那城が「カムサハムニダ(ありがとう)、サランヘヨ(愛してる)」と伝えると、名残惜しそうにステージをあとにし、ライブを終えた。

『JO1 WORLD TOUR JO1DER SHOW 2025 'WHEREVER WE ARE'』3月29日、30日開催の韓国・ソウル公演より (C)LAPONE ENTERTAINMENT
『JO1 WORLD TOUR JO1DER SHOW 2025 ‘WHEREVER WE ARE’』3月29日、30日開催の韓国・ソウル公演より (C)LAPONE ENTERTAINMENT

この韓国公演では、「Love seeker」「WHERE DO WE GO」「BE CLASSIC」「RadioVision」の4曲を韓国語で歌唱。メンバーは積極的に韓国語でコミュニケーションをし、韓国語と日本語を織り交ぜた軽妙なトークで観客を巻き込んで大いに盛り上がり、韓国のJAMとの絆を確かめ合った。

『JO1 WORLD TOUR JO1DER SHOW 2025 'WHEREVER WE ARE'』3月29日、30日開催の韓国・ソウル公演より (C)LAPONE ENTERTAINMENT
『JO1 WORLD TOUR JO1DER SHOW 2025 ‘WHEREVER WE ARE’』3月29日、30日開催の韓国・ソウル公演より (C)LAPONE ENTERTAINMENT

JO1は、このワールドツアーを巡り、各都市でJO1を待ち望んでいた現地のファンとのつながりを体感し、また再会できることを約束した。

『JO1 WORLD TOUR JO1DER SHOW 2025 'WHEREVER WE ARE'』3月29日、30日開催の韓国・ソウル公演より (C)LAPONE ENTERTAINMENT
『JO1 WORLD TOUR JO1DER SHOW 2025 ‘WHEREVER WE ARE’』3月29日、30日開催の韓国・ソウル公演より (C)LAPONE ENTERTAINMENT

JO1の表紙・巻頭特集「5年目のGo to the TOP 時代を変える11の夢」

2024年6月に発売された『Quick Japan』vol.172の表紙&第1特集では、グローバルボーイズグループ・JO1が登場。合計3万字以上のソロインタビューを含む40ページ以上にわたる総力特集を実施。

特集のテーマは「5年目のGo to the TOP 時代を変える11の夢」。2020年3月に「グローバルボーイズグループ」としてデビューし、コロナ禍の影響を真正面から受けながらも、激変するエンタテインメントの世界で目覚ましい活躍を見せているJO1。デビュー時から「Go to the TOP」を掲げてきた彼らは、活動5年目を迎えた今、どんな夢を抱き、どのように時代を変えようとしているのか。

メンバー11人が夢見る「TOP」に向けた現在地を明らかにするため、「あなたにとって“TOP”とは何か?」「現時点での“TOP”への到達度は?」「“TOP”に到達するために必要なことは?」という質問をぶつけ、合計3万字以上となるソロインタビューを実施。

『Quick Japan』の公式ECサイト「QJストア」では、通常の表紙とは別パターンの限定表紙を販売。QJストアでの売り上げの一部は「能登半島地震」の復興支援のために寄付する取り組みも行っている。

『Quick Japan』vol.172 JO1 特装版
『Quick Japan』vol.172 JO1 特装版
『Quick Japan』vol.172より
『Quick Japan』vol.172より
【限定表紙版】『クイック・ジャパン』vol.172

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