『M-1グランプリ2024』の準決勝が12月5日(木)に行われ、ママタルト、令和ロマン、ジョックロック、真空ジェシカ、エバース、トム・ブラウン、ダイタク、ヤーレンズ、バッテリィズの9組が決勝に進出。決勝進出者発表会見に登壇し、その喜びを語った。
令和ロマン・松井「1000万円を取り返しに」
3度目の準決勝でついに初の決勝進出を決めたママタルト。まずは、「お待たせしました。まーちゃんごめんね」とおなじみのセリフで喜びを表現。初進出の心境を聞かれた大鶴肥満は、「『M-1』の決勝っていうのは、みんなはよくゴールインと言いますけど、私はこれはスタートなのかなと思います……」とコメント。実はこのコメント、先日行われたでか美ちゃんとサツマカワRPGの結婚式での長すぎた神父の語りをマネしたものだったと、檜原洋平が説明した。
2023年王者の令和ロマンは今年もストレートで決勝に進出。髙比良くるまは「通過点。それだけです」とひと言。さらに、「すべての子羊漫才師を檻に帰す!」と、王者の風格を漂わせる。また、昨年は優勝賞金の1000万円をすべて髙比良に譲った松井ケムリは、「今年は忘れ物の1000万円を取り返しに来ました」と意気込んだ。
結成2年目で決勝に進出したジョックロック・福本ユウショウは「めちゃくちゃうれしい!!!!!」と、漫才にも登場するポーズで喜びを表現。これには、MCのマヂカルラブリー村上も「3回戦とかで観てたやつだ!」と興奮。「CMとかにも使いやすいんで」と展望を語った。
今年も真空ジェシカが大暴れ
4年連続4度目の決勝進出を決めた真空ジェシカ。これまでも決勝進出者発表会見では、小道具を持ち込むなどボケ続けていたこともあり、マヂカルラブリー・野田クリスタルからは「もう聞くこともないんですけど……」というコメントが。案の定、川北茂澄は「めちゃくちゃ気持ちい!!!!!」とジョックロック・福本のオマージュなどのボケを連発。そのまま、次のバッテリィズにマイクを渡すよう促された。
決勝進出者発表では、最後に名前が呼ばれたバッテリィズ。エースは「最後だったので、呼ばれへんかなと思ったんですけど、呼ばれてうれしかったです」と笑顔を見せる。しかし、そのあとはなかなか会話が噛み合わず、野田は決勝での今田耕司との絡みを心配した。
昨年、惜しくも1票差で令和ロマンに敗れたヤーレンズ楢原真樹は、「憎き令和ロマンを倒すため、今年はパワーにパワーを重ね、筋トレに筋トレを重ねてきました」とリベンジに向けて気合じゅうぶん。さらに出井隼之介も「王者を俺たちが倒してやりますよ。持たざる者としては」と威勢よく前に出るも、気まずい空気を感じ、うしろに下がった。
トム・ブラウン、事務所初の王者へ
6回目の準決勝で、ついに初の決勝進出を決めたダイタク。ラストイヤーでの決勝進出ということもあり、発表直後には多くの後輩が祝福のためすぐに駆け寄ってくれたため、思わず涙を流したそう。また、コンビで4年ぶり15度目の握手を交わしたことも明かした。
トム・ブラウンは6年ぶりに決勝に返り咲き。「最初に決勝に行ったときは、飛び道具とか爪あとが残せればいいじゃんとか言われて、正直ムカつきました」と、当時の心境を振り返りながら、まだチャンピオンはいないケイダッシュステージ、初の優勝を誓った。
初進出ながら、決勝進出者発表や会見では余裕を感じさせたエバース。なぜそんなに冷静だったのかと聞かれると、町田和樹は「ゾーンに入ってました」と、まわりが理解できない理由で説明。しかし、準決勝が決まった時点ではコンビそろってだいぶ緊張していたようで、「本番で緊張しないようにこの2週間、全部のライブを本当に準決勝だと思ってやろうって言ったら、全部噛んだ」と明かした。
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