令和ロマン、街裏ぴんく、小松海佑らによる『完全寄席 武蔵』。謎の企画「バルボッサ選手権」に一同翻弄

2024.11.7

文・編集=QJWeb編集部


令和ロマン、街裏ぴんく、にぼしいわし、小松海佑、兄弟が出演する『完全寄席 武蔵』が10月28日に北沢タウンホールで開催された。

本ライブは、『芸人雑誌』が選ぶいまもっともアツい5組による寄席。所属事務所は問わず、おもしろい芸人だけが集まった「完全な寄席」だ。

『完全寄席 武蔵』配信チケットはこちら

約2分半〜15分のネタ、謎の企画はこのライブだけ

公演は小松の漫談『ガードレール』からスタート。その後は、兄弟『書き初め』、にぼしいわし『海上自衛隊』、令和ロマン『タイムスリップ』、街裏ぴんく『特急・掌』と続く。実力者がそろっているためネタのおもしろさはもちろん保証されているが、各出演者のネタ時間が約2分半〜15分と幅広いのが気になり、「これは普通のライブではない……!」というワクワク感が止まらない。

ネタが終わり、出演者全組が登壇すると、小松が出し抜けに、「好きな映画とかありますか?」「俺は『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』が好き」と告白。ヘクター・バルボッサのセリフからエンドロールに移行するラストシーンがかっこいいと力説する。このシーンにあてはめれば、牛丼の注文からエンドロールに移行してもかっこいいのではないかという説を立て、それを小松が実践してみる。

これを皮切りに「バルボッサ選手権」が始まる。兄弟、にぼしいわしに続いてチャレンジした令和ロマン。松井ケムリの口調に対し、髙比良くるまから「『にしおかすみこTHE MOVIE』じゃん」という物言いが入り、会場は大盛り上がり。

最後に街裏ぴんくの挑戦かと思いきや、小松が「忍者が足りねえなあ」と漏らす。途中で忍者が登場したほうがいいのではないかと言うのだ。それに対し「スタンダードバージョンではもうやれないということですか?」と、街裏。ということで、次は忍者登場バージョンでの演技をみんなでやってみるが、小松監督は納得いっていない様子……。

徹底的に出演者にこだわり、最後は豪華キャストが登場することに。『パイレーツ・オブ・カリビアン』に実際に出演しているティア・ダルマ、ロボット、恐竜、落語家、清掃スタッフ、マッドサイエンティスト、映画監督志望者、大友康平の卓上カレンダーを買いたい人、猫が勢ぞろいし、エンドロールへ移行して無事大団円を迎えた。

念願の「バルボッサ選手権」ができて満足げな小松。「来週からしばらくイギリスに行く」ということで(現在は渡英済み)、日本でのいい思い出ができたのではないだろうか。

配信チケットは11月8日(金)22時まで販売中。『パイレーツ・オブ・カリビアン』企画は、今後ほかのどのライブでも観ることはできないだろう。

『完全寄席 武蔵』

料金:配信チケット1,500円(税込)
チケット:FANY Online Ticketにて11月8日(金)22時まで販売中(見逃し配信は11月8日23時59分まで)

『完全寄席 武蔵』配信チケットはこちら

この記事の画像(全21枚)


関連記事

この記事が掲載されているカテゴリ

Written by

QJWeb編集部

関連記事

『芸人雑誌volume13』表紙:せいや/さや香/クロちゃん

お笑いにとって<平場>とは何か? 『芸人雑誌volume13』せいや、さや香、クロちゃん表紙で芸人の生き方を考える

人生に勝ちすぎて退屈し「俺を負かしてくれよ」。真空ジェシカ川北らとタイマンバトルを展開した『絶対王者永田敬介』レポート

客席には芸人だけ。超ゲリラ公演で起きたこと…小松海佑単独公演「りんごのホームランを打ちたい」ライブレポート

7ORDER安井謙太郎の採用体験記

7ORDER安井謙太郎の採用体験記──妥協なきエンタメの現場で「一緒に働きたい人」とは?【求人ボックス特別企画】

天才コント師、最強ツッコミ…芸人たちが“究極の問い”に答える「理想の相方とは?」<『最強新コンビ決定戦 THE ゴールデンコンビ』特集>

「みんなで歌うとは?」大西亜玖璃と林鼓子が考える『ニジガク』のテーマと、『完結編 第1章』を観て感じたこと

「まさか自分がその一員になるなんて」鬼頭明里と田中ちえ美が明かす『ラブライブ!シリーズ』への憧れと、ニジガク『完結編』への今の想い

歌い手・吉乃が“否定”したかった言葉、「主導権は私にある」と語る理由

クイック・ジャパン/QJWeb/QJサポーターズ

クイック・ジャパンを一緒に盛り上げるメンバーを募集しています!

QJWebはほぼ毎日更新
新着・人気記事をお知らせします。