東京・池袋のサンシャインシティ周辺で定期的に行われているコスプレイベント『acosta!(アコスタ)』。同イベントで、『週刊少年ジャンプ』や『少年ジャンプ+』掲載作品のキャラクターに扮するコスプレイヤーたちにインタビューを実施。“衣装やメイクに対するこだわりポイント”を聞いたレポートをお届けします。
コスプレイヤーに聞いた“衣装やメイクに対するこだわりポイント”
コスプレイベントといえば会場を彩るレイヤーたちの衣装を通して、その時期に旬のアニメやマンガ、ゲームなどを分析できるところも参加する上での醍醐味のひとつ。2024年も全国各地でさまざまなコスプレイベントが開催され、いずれも大盛り上がりとなっている。
そうしたイベントに興味はあるもののまだ参加したことがないという方に向けて、本稿では2024年夏に行われたコスプレイベントをプレイバック。取材時に撮影させてもらったレイヤーたちの写真を掲載しつつ、それぞれに聞いた“コスプレに対するこだわりポイント”と併せて紹介する。
ここでピックアップするのは、東京・池袋のサンシャインシティ周辺で定期的に行われているコスプレイベント『acosta!(アコスタ)』に参加していた、『週刊少年ジャンプ』や『少年ジャンプ+』掲載作品のキャラクターに扮するコスプレイヤーたち。
コスプレを題材にした作品で、現在、テレビアニメも放送中の『2.5次元の誘惑(リリサ)』をはじめ、10月よりテレビアニメ第3期『BLEACH 千年血戦篇-相剋譚-』が放送開始となる『BLEACH』、劇場版の続報が気になる『チェンソーマン』など、人気作の“併せ”で参加していたレイヤーが多く、それぞれに撮影のための長蛇の列ができていたのが印象的だった。
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「私自身はタレ目気味なのですが、ミリエラのかわいい猫目を表現したくて、テーピングやメイクで猫目っぽくすることを意識しました。それと、作中のキャラクターが現役モデルという設定なので、流行りのメイクを取り入れるなど、リアルと二次元のかけ合わせにも挑戦してみました」(『2.5次元の誘惑(リリサ)』ミリエラ/はてさん)
「初めて衣装制作に挑戦しました。全体のバランスや生地感など細部までこだわりましたが、特に注目していただきたいポイントは袖です。原作では服のシワとして表現されている部分ですが、実際にはうまくシワは作れないので、先にパターンからドレープを作り、原作に似たシルエットを出しました。そうやって2次元と3次元の隙間を埋めることを意識しています」(『2.5次元の誘惑(リリサ)』リリエル/蘭るかさん)
「原作絵の繊細な印象を再現したくて、ウィッグは固めすぎず、なるべくナチュラルな仕上がりになるようセットしました。メイクも濃くしすぎず、それでいてしっかりとキャラクターらしさも表現できるように、バランスを取りながらこちらの形に仕上げました。羽織や武器は市販のものだとちょっとイメージが違ったので、自分なりのこだわりを込めて自作で用意したものです」(『BLEACH』砕蜂/しのださん)
「オレンジの上着は形は崩さないようにしつつ、その上で動きやすい素材にしたいと思って、今回は生地の材質からこだわって制作に当たりました」(『BLEACH』四楓院夜一/貴方もたけしさん)
「こちらの衣装は業者製ですが、高級感のあるエナメル素材のものを選びました。体のラインがきれいに出るように、あえて小さめのサイズを選んだのがポイントで、スカート丈も手直ししつつ、絶対領域がちょうどいい見え方になるように工夫しました。それと、マキマさんといえば同心円状の瞳が印象的なので、こちらは手描きで加工しています。瞳の模様のアリ、ナシで写真の印象はかなり違ってくるので、今回の加工は気に入っています」(『チェンソーマン』マキマ/つきこさん)
「パワーちゃんは眉毛や目の形が特徴的なキャラクターなので、眉のカットをいつもより短めにしたり、テーピングで目の形を近づけるように努力しました。また、今回の衣装は体のラインが出るデザインなので、原作絵のセクシーさを再現できるよう、スカートの丈感やウエストの絞り具合にもこだわりました」(『チェンソーマン』パワー/はまさん)
QJWebでは今後も、全国各地で実施されるさまざまなコスプレイベントに取材参加し、レポート記事を作成していく。連載形式で順次アップする予定なので、こちらもご期待いただきたい。
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