12月27日に『M-1グランプリ2023アフタートークin ヨシモト∞ホール』が行われ、『M-1グランプリ2023』決勝に出場したシシガシラ、ダンビラムーチョ、くらげ、令和ロマン、真空ジェシカ、ヤーレンズ、モグライダーが登場。さらにカベポスター、さや香もリモートで出演した。
MCは『M-1グランプリ2015』のチャンピオン・トレンディエンジェルのたかしと、平成ノブシコブシ徳井健太が務めた。公演では大会の裏側が語られた。
優勝と同じくらいうれしかったサイン
チャンピオンとなった令和ロマンはすでに仕事のオファーも大量に来ているそうだが、年末年始ということもあり、今はまだスケジュールに余裕があるそう。そのため、この日もしっかり10時間の睡眠を取ってライブに参加。しばらくはもともと決まっていた劇場出番が中心になるそうで、「収録が始まる1月半ばまでは何もない」と現状を話した。

公演では改めて審査結果を振り返り。最下位となってしまったくらげは「僕らはやりながらちょっときびしいかなと思った」と、漫才中も手応えを感じられなかったという。得点発表の際も、「銀(80点台)3連チャンしたときから、どんどん体温下がっていって……」という渡辺翔太。横にいた杉昇は「点数が出て、相方はなんかいいところ見つけたかったんでしょうね。『あ、キリいい』ってちっちゃい声で言ってました」と明かした。
敗者復活戦から勝ち上がったシシガシラ。今年から敗者復活戦が新宿住友ビル・三角広場の開催となり、今までとは違う移動経路だったため、「思いのほか、早く着いちゃって楽屋でちょっと待ちました」という。当日は楽屋に到着してすぐのふたりの様子も放送されたが、そのときに披露したギャグがうまくいかず。令和ロマンの髙比良くるまは「スベったというか、無視されてた」とコメントした。

決勝初進出で準優勝に輝いたヤーレンズはかなり緊張していたそうで、出番前に出井隼之介が「ここはパリ」と謎のひと言を発した。その様子は翌日に放送された『速報!M-1ネクストデイ~王者誕生までの舞台裏~』(ABCテレビ・テレビ朝日)にも映っており、話題を呼んでいる。これに出井は「和ますために言ったのに」と説明した。
得点発表後、相方を残してセット裏に巨人のユニフォームを取りに行くという前代未聞の行動に出たダンビラムーチョの大原優一。敗退が決まった勢いでその行動を取ったそうだが、ユニフォームが置かれた待機場所で一部始終を見ていたモグライダーの芝大輔は、「ユニフォームくらい白くなった顔で取りに来て、ASIMOみたいな動きで戻っていった」と明かす。大会を冷静に見ていた髙比良くるまもこの行動だけは想定外だったそうで、「これはなんだ?」と焦りを見せていた。
しかし、放送後に(番組に出演していた読売ジャイアンツの)岡本和真からサインをもらえたのは、本当にうれしかったそう。相方の原田フニャオは「俺は悔しいと思ってたんですけど、サインをもらった大原は優勝した令和ロマンと同じ顔して喜んでた」と話した。

舞台裏で起きた事件?
大成功の放送だったが、裏ではモグライダーのともしげがちょっとした事件を起こしていた。ともしげは12月3日が誕生日の真空ジェシカのガクに『うる星やつら』のラムちゃんのコスプレをプレゼントとして注文していたそう。しかし、そのプレゼントがなかなか届かず、そこでふたりは「お互い決勝に行って、その日にプレゼントする」と熱い約束をしていた。
しかし、当日そのプレゼントを家に忘れたともしげは、自宅まで取りに帰ってしまい、「絶対に(本番までに)間に合わないとマネージャーも大慌てだった」という。なんとか間に合ったが、ともしげはしっかり怒られたそうだ。
そして本公演には、大阪からカベポスターとさや香もリモートで参加。

「『M-1』の裏でこんなことがあったっていうショートエピソードを……」と振られると、カベポスターの永見大吾が「『M-1』の打ち上げ配信のときに大原さんと一緒の席になったんですけど、カメラが回ってないところで『浜田くんはどういうつもりなん』って言われました」と切り出す。
その意味を聞くと、「ダンビラムーチョさんが僕らの下の順位に入って楽屋に戻ったときに、浜田(順平)が大原さんに向かって『下に行っていただいてありがとうございます』って言ったようで、それに対して『どういうつもりなん』って聞かれた」という。これに浜田は「僕らの去年の順位を順位を超えたかったので、ありがたかった」と、真意を説明した。
大原に対しては、さや香の新山からも謝罪が。阪神ファンの新山はもともと大原と野球の話をよくするそうで、本番前に大原から「終わってから一緒に岡本選手にサインもらいに行ってくれない?」と相談されていたそう。しかし、新山は阪神ファンのためその誘いには乗らず。そのせいで大原が平場でユニフォームを出してしまったんじゃないかと反省した。
さや香の石井はたまたま目撃してしまったヤーレンズの楢原真樹の本音を暴露。「MCとの絡みでめちゃくちゃしゃべってたのに、暫定ボックスに来たときに『このまま売れたら四六時中しゃべり続けてる人間じゃないとアカン』と、ちょっと悩んでました」と明かした。

公演の終盤には、「放送後に仕事は増えた?」というテーマでトーク。脇田浩幸のハゲを武器に漫才を披露したシシガシラだが、育毛案件が浜中英昌のほうに来ているそう。これに「プロから見たらわかるんだよ」とまわりも同意。ハゲネタの先輩であるたかしも「たしかに効果が出ないとだからね」と賛同した。
本公演の模様は配信で1月3日(水)21:30まで観ることができる。
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『M-1グランプリ2023アフタートークin ヨシモト∞ホール』
配信スケジュール:12月27日(水)配信開始21:30/配信終了22:30
※見逃し視聴は1月3日(水)21:30まで
※販売は1月3日(水)12:00まで関連リンク
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