原発、カルト宗教、未確認生命体…新鋭・波木銅が贈る不穏な田舎町を舞台にしたディストピア私小説「ニュー・サバービア」がOHTABOOKSTANDで連載開始!

2023.6.28
原発、カルト宗教、未確認生命体…新鋭・波木銅が贈る不穏な田舎町を舞台にしたディストピア私小説『ニュー・サバービア』がOHTABOOKSTANDで連載開始!

2023年6月28日(水)17時より、太田出版が発信するWebメディアOHTABOOKSTANDにて、小説家・波木銅による待望の長編新連載「ニュー・サバービア」がスタートする。

原発、カルト宗教、未確認生命体…新鋭・波木銅が贈る不穏な田舎町を舞台にしたディストピア私小説『ニュー・サバービア』がOHTABOOKSTANDで連載開始!

波木銅
1999年生まれ。茨城県出身。大学在学中の2021年、茨城県に暮らす3人の女子高校生の大麻栽培を描いた小説『万事快調〈オール・グリーンズ〉』(文藝春秋)で第28回松本清張賞を受賞しデビュー。

不穏な田舎町での青春を振り返る

ここでは過去のことについて書こうと思う。しけた田舎町にいて、漠然と作家を目指しつつ、退屈ながらもかけがえのない日々を送っていたときのことについて、少し思い出してみようと思う。

「ニュー・サバービア」本文より

本連載はユースカルチャー誌『クイック・ジャパン』vol.165〜167で連載された同名小説をベースに、長編として新たに書き下ろしたもの。幸運にも新人作家としてデビューした“私”が、茨城の田舎町でひそかに小説家を夢見た高校時代の奇妙な記憶を振り返る、一風変わった私小説だ。

同じく小説家を目指す毒舌家の友人・馬車道ハタリ、ラジオが趣味の温厚な青年・ハスミンと共に退屈ながらもかけがえのない時間を過ごしていた“私”は、とある出来事をきっかけに不穏な事件に巻き込まれていく。

原発、カルト教団、未確認生命体──徐々に明らかになっていく、殺風景な地元の秘密。『万事快調〈オール・グリーンズ〉』で文壇を騒がせた郊外小説の旗手・波木銅が贈るディストピア私小説をお見逃しなく!

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