「HYBEアーティスト」という誇りを胸に、&TEAMが見据える“世界”への道筋

2023.6.27
&TEAM/『&TEAM 2nd EP SHOWCASE [First Howling : WE] 』より (C)HYBE LABELS JAPAN

(C)HYBE LABELS JAPAN

文=新 亜希子 編集=森田真規


2022年12月7日、『First Howling : ME』でデビューを果たしたEJ・FUMA・K・NICHOLAS・YUMA・JO・HARUA・TAKI・MAKIの9人からなるグローバルグループ「&TEAM(エンティーム)」。

6月14日にリリースした2nd EP『First Howling : WE』は「オリコン週間合算アルバムランキング」(2023年6月26日付)で1位を獲得し、自身初となる「オリコン音楽ランキング」3冠を達成するなど、大きな話題を呼んだ。

その発売を記念したショーケースイベント『&TEAM 2nd EP SHOWCASE [First Howling : WE]』を、「グローバルアーティスト」という視点を軸にレポートする。

デビュー半年とは思えないステージ上での余裕

HYBE LABELS JAPAN初のグローバルグループ「&TEAM」が、6月14日に2nd EP『First Howling : WE』を発売。18日に都内にて、ショーケースイベント『&TEAM 2nd EP SHOWCASE [First Howling : WE]』を開催した。

「Road Not Taken」の披露から始まった公演。アクロバティックなパフォーマンスに、会場から大きな歓声が上がる。ハードなステージを見せる一方、フォーメーションチェンジやサイドでの待機中にはメンバー同士が目配せをしたり、サムズアップしてうなずき合う場面も。それぞれの見せ場では堂々とした表情を見せ、会場に集まったLUNÉ(ルネ/&TEAMのファンネーム)の心を一気に掴んだ。

昨年12月8日に行ったデビューショーケース『&TEAM DEBUT SHOWCASE [First Howling : ME]』、ひいては彼らを輩出した『&AUDITION - The Howling -』のキックオフや最終回から彼らのパフォーマンスを観てきたが、内面が表れるような真摯なパフォーマンスはそのままに、ステージ上の余裕と魅せ方は大きく成長した。

それは、「たくさんのことを経験して欲が湧いた」(K)、「自分たちに足りない部分がわかるようになった。そして、成長した姿を見せたい」(NICHOLAS)、「メンバー同士でコミュニケーションを取って、お互いを理解し合って、結束力が高まった」(EJ)との言葉からも読み取れるように、デビューから約半年間、お互いを高め合ってきたからこその成長であろう。

5月から3都市を巡ったファンミーティングツアー『2023 &TEAM FANTOUR LUNÉ MARE : 月波』をはじめ、数々のイベントを経験したことは、みるみる彼らの実になっているようだ。

K/『&TEAM 2nd EP SHOWCASE [First Howling : WE] 』より (C)HYBE LABELS JAPAN
K/『&TEAM 2nd EP SHOWCASE [First Howling : WE]』より (C)HYBE LABELS JAPAN
NICHOLAS/『&TEAM 2nd EP SHOWCASE [First Howling : WE] 』より (C)HYBE LABELS JAPAN
NICHOLAS/『&TEAM 2nd EP SHOWCASE [First Howling : WE]』より (C)HYBE LABELS JAPAN
EJ/『&TEAM 2nd EP SHOWCASE [First Howling : WE] 』より (C)HYBE LABELS JAPAN
EJ/『&TEAM 2nd EP SHOWCASE [First Howling : WE]』より (C)HYBE LABELS JAPAN

仕上がった音源を聴き、涙したFUMA

&TEAM持ち前の実直さと透明感、フレッシュさはそのままに、ファンに見せる表情や言葉選びにもプロフェッショナルを感じさせた。デビューショーケースでは緊張気味だったフォトタイムも、今や堂々としたもの。

力自慢のFUMAには会場から「キレッキレだよ!」の声が飛び交い、Kは立ち位置に着くなり「気をつけ」のポーズを取った。クールにきめたNICHOLASはファンからの「かわいい」の言葉に照れ笑いを見せる。ムービータイムでは、大きく手を振りながら左右に腰を振りリズミカルにおどけるTAKIや、思い切り投げキスをするMAKIなど、のびのびと“らしさ”を見せた。

リード曲「FIREWORKS」について、「花火」という言葉を調べ、指先まで表現にこだわったという彼ら。パフォーマンス練習が始まったころには1サビ後に全員が倒れてしまうほどだったというハードな振り付けを、少しずつ高めていったと振り返る。FUMAは、レコーディングを経て仕上がった音源のあまりのよさに、車の隅で泣いてしまったことを明かした。

FUMA/『&TEAM 2nd EP SHOWCASE [First Howling : WE] 』より (C)HYBE LABELS JAPAN
FUMA/『&TEAM 2nd EP SHOWCASE [First Howling : WE]』より (C)HYBE LABELS JAPAN
TAKI/『&TEAM 2nd EP SHOWCASE [First Howling : WE] 』より (C)HYBE LABELS JAPAN
TAKI/『&TEAM 2nd EP SHOWCASE [First Howling : WE]』より (C)HYBE LABELS JAPAN

「世界中に感動を届けていきたい」

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新 亜希子

(しん・あきこ)エンタメ系ライター。音楽・アイドル・映画を中心に、インタビューやレポート、コラムやレビューを執筆。『シネマトゥデイ』『リアルサウンド』『日経エンタテインメント!』ほか。

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