38年ぶり!Travis Japan(トラジャ)が作る新しい『ジャニーズ伝説』
ジャニーズを愛し、ジャニーズの魅力を日々追及し発信するジャニヲタメンズのお笑い芸人、ながち。
今回は無期限でのアメリカ留学を発表したTravis Japanへの思いを綴る。
この先どうなるか不安な人もぜひ本稿を読んで、少しでも前向きな気持ちになってトラジャを一緒に推しつづけてほしい。
覚悟を感じたインスタライブ
ジャニーズ界を大きく揺るがすニュースがあった。
「Travis Japan無期限アメリカ留学」
今でこそ僕は前向きに捉えているが、最初聞いたときは正直、不安だった。
ここ最近のジャニーズグループでは前例がないチャレンジ。
発表したときは驚いたしどうなるんだろうと思ったが、そのあとの7人の表情を見て不安は徐々になくなった。「夢を掴むんだ」という覚悟を持っての発表だったことは、彼らの表情や言動から伝わってきた。
今は夢のステージを追いかけるTravis Japanにワクワクしている。
まずは、このことを知ったときの僕の気持ちをお伝えしたい。
以前、僕は「2022年注目のジャニーズ」について執筆した。その中で2022年はTravis Japanの活動が大きく変化することを予想した。寅年でもある今年、すべてが整ったかのように思えたので、デビューするのではないだろうか。
そういうふうに想像をしていた。
さらに2月に入って『ミュージックステーション』(テレビ朝日)に出演、3月初めには『テレ東音楽祭』に初出演したこともあり、今年はトラジャに流れが来てるなあと思いながら過ごしていた。
そんななかで、3月3日にトラジャがインスタライブをすると情報が流れた。その配信で重大発表をすると。
こういうときの重大発表はツアー発表とか舞台発表とかそういう類が多いので、今回もそのような現場を直接報告してくれるのだろうと思いワクワクしていた。
しかも、これまではアーカイブを残していたのに今回は残さないという。
なるほどなるほど。何かリアルタイムで観てもらいたい理由があるのだろうと予想した。
だが、アーカイブを残さないのは妙なことだし、これまで夕方からインスタライブをやることが多かったなかで、今回は21時スタート。現場の発表ではないのかもしれないと不安も感じたが、今までよりも力を入れていくからだろうと言い聞かせ、ワクワクしながらインスタライブを待っていた。
そして始まったインスタライブ。
ビジュアルが全員いい。とにかく美しい。
仕上がっている。
でへへへって思いながら配信を観ていると、ちゃかちゃん(宮近海斗)の口から突然発表が始まった。
「我々Travis Japanは3月下旬よりアメリカ・ロサンゼルスに留学することになりました。修行の旅です」
?????
最初は飲み込めずにいた。
観ていた視聴者は僕も含め、かなり困惑したと思う。
2022年、活動が大きく変化するとは思っていたが、まさかアメリカ留学とは。
メンバーはファンがびっくりすることは予想していたのか、視聴者に優しく言葉を投げかけてくれる。「寂しいと思うけど絶対に取り逃がさないから」「7人みんな誓う。心はずっと一緒にいる」。(川島)如恵留くんが代表して言ってくれたその言葉を一つひとつ嚙み締めることで、徐々に落ち着くことができた。
配信でのメンバーの表情や言葉から、留学に懸ける想懸けるわってきたのもあるし、次の日『ジャにのちゃんねる』にアップされた動画で、山田(涼介)くんが「全員納得したの?」という質問を投げかけたり、(菊池)風磨くんが「ぶっちゃけ、最初乗り気じゃなかった人、手を挙げて」とか、インスタライブでは触れなかったような、かゆいとこに手が届くじゃないけど、そういう我々が思ってるところを聞いてくれたりして、徐々に理解ができた。
この動画でも、メンバー全員が決意のある凛とした表情をしていたので、ジャにのメンバーも受け止めたのだと思う。
めちゃくちゃいいので観ていただきたい。(ニノの言葉やお話ししてるときの雰囲気がグッとくるよ)
令和の『ジャニーズ伝説』が始まる
しかし、改めてとてつもない決断だと思う。
僕は昨年12月に帝国劇場で行われた『ABC座 ジャニーズ伝説2021 at IMPERIAL THEATRE』を奇跡的に観に行ったのだが、トラジャの留学はまさにこのストーリーのようなこと。
『ジャニーズ伝説』では、初代ジャニーズが海外に拠点を移し、向こうでレッスンを積む内容が描かれている。世界的なエンタテイメントはジャニーさんの夢であるため、そのシーンはすごく感銘を受ける。
この舞台を観たばかりだったので、まさにトラジャが渡米することは『ジャニーズ伝説』だ。令和の『ジャニーズ伝説』を作ろうとしている、と思った。
ジャニーズのグループが渡米して修行留学するのは初代のジャニーズ、少年隊さん以来38年ぶりで3度目。
まず、ここに名を連ねた時点で、すでに箔がついている。ジャニーズの歴史で3組しか挑戦してなかったことに挑戦する7人。
これは本当にすごいことだと思う。めちゃくちゃカッコいい。
何かやりたいことに挑戦するとき、人は輝いている。それをトラジャ7人にも感じたのだ。
覚悟がすごい。日本でのすべての活動をいったん置いて、というのはなかなかできることじゃない。
本当に今の自分たちのすべてを俯瞰で見たときに、今よりもっと上に行くために、いい景色を見せてくれるために選んだ決断なんだと思う。
本人たちの中にもプレッシャーや不安はあると思う。だがそこを跳ね除けて何かやってくれそうな気がする。
そんな表情を7人全員がしていたのだ。カッコよくて無限に応援しちゃうよ。ちきしょう!
そして事務所も彼らの留学を承認したということは、トラジャに賭ける期待は強いということ。
期待をしていなければこのようなサポートはしないはずだ。
すべてはトラジャがデビューするための、そしてデビューをしたあとの活動のことを見据えての決断なのかもしれない。
7人のルームシェアって……冷静にヤバくない?
とはいえ、我々ヲタクにはなかなかの受け止め難い衝撃発表だったことは間違いない。
やはり留学に行くということは、現場がなくなるという大きな問題が発生する。コンサートや舞台で直接会えるからこそ、元気をもらって、もっと好きになって、生きるためのモチベーションになる。
我々ヲタクにとって現場というものはなくてはならない存在だ。
その現場が無期限ですべてなくなるというのはなかなか辛いものがある。
しかし現在は、SNSがある。
YouTubeだったり、Johnny’s web、ISLAND TV、インスタグラムなどなど。もしかしたら更新頻度を上げてくれて、今よりも身近に感じることができるかもしれない。
こればっかりは留学期間が始まってみないとわからないが……。
個人的にすごくヲタク心をくすぐっているのは、7人でのルームシェア。
インスタライブ中に如恵留君も言っていたが、アイドル誌でよく聞かれる我々の妄想みたいな「7人でシェアハウスしたら?」が現実になったのだ。
ひとつ屋根の下に7人で暮らすなかで、今まで見ることがなかった新たな一面が見れて、もっと魅力的な部分を知れるのではないかとワクワクしている。
というか、留学のインパクトがデカ過ぎて入ってきてないが、冷静に7人でルームシェアは悶えません?
SMAPの5人旅ですら悶えた僕は、今からその様子が待ち遠しい。
というように、寂しいことも多い反面、楽しみにしていいようなこともたくさんあるのだ。
前例がないぶんどうなるかわからないから、不安になることも多いと思う。しかし前例がないからこそ、新たな道を作ることができる。
Travis Japanはそうやって新しい道を開拓してくれるのでないだろうか。
会えないことは辛いことではあるが、以前ちゃかちゃんが言った「会えない時間が愛を育む」。この言葉を胸に、アメリカでの活動を追っていくとしよう。
7人は近年のジャニーズグループが誰も歩んでいなかった道を歩み、挑戦しようとしているのだから。
この修行を乗り越えたときにTravis Japanは今よりもっと魅力的なグループになるのは間違いないだろう。
「夢のHollywood」という代表曲を背負って、トラジャが渡米する。
Hollywoodでのデビュー発表も夢ではなく、現実味を帯びてきたと言っても過言じゃない。
何か新しいことにチャレンジするとき、人は逆風を受ける。
彼らは新たな道を開拓して、渡米がデビューへの近道だったこと、そしてデビューしたその先で、この留学が正しかったと証明してくれるだろう。
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