細田守監督×常田大希が初タッグ 映画『竜とそばかすの姫』のメインテーマをmillennium paradeが書き下ろし

2021.6.3

『サマーウォーズ』『バケモノの子』『おおかみこどもの雨と雪』『未来のミライ』などの作品で知られる細田守監督の最新作『竜とそばかすの姫』のメインテーマ「U」を、常田大希率いる音楽集団millennium paradeが書き下ろすことが判明。日本のみならず世界から注目を浴びるアニメーション監督とタッグを組む。

「どうしても常田さんに音楽を作ってほしかった」

『竜とそばかすの姫』は、かつて『サマーウォーズ』で描いたインターネット世界を舞台に、『時をかける少女』以来となる10代の女子高校生をヒロインに迎えた物語。母親の死によって心に大きな傷を抱えた主人公が、”もうひとつの現実”と呼ばれるインターネット上の仮想世界「U(ユー)」で大切な存在を見つけ、悩み葛藤しながらも懸命に未来へ歩いていこうとする勇気と希望を描いている。

millennium paradeは、King Gnuの常田大希を中心に、ミュージシャン、映像ディレクター、CGクリエイター、デザイナー、イラストレーターら、さまざまなジャンルのアーティストが集う音楽集団。深夜に徘徊をする鬼や妖怪の群れと、彼らの行進を意味する”百鬼夜行”をコンセプトとしており、”世界から見た東京”をテーマに掲げ、混沌としたリアルな東京のおもしろさを世界に向けて発信している。

今回のタッグは、細田による「インターネット仮想世界『U』の巨大な世界観を音楽で表現するために、どうしても常田さんに音楽を作ってほしかった」との熱烈なオファーで実現したものだ。細田作品のファンだった常田は、監督の緻密な絵コンテを見て圧倒され、楽曲制作を快諾。常田が作詞作曲したのは、今作のメインテーマであり、主人公ベル(すず)が巨大インターネット仮想世界「U」で歌うオープニングシーンを飾る楽曲で、主人公のすず/ベル役を演じる中村佳穂が歌唱で初参戦する。

初タッグについて細田と常田は、

「millennium paradeとBelleのコラボレーションは、あらゆる制約を軽々と突き抜け、グローバルな高みに達成している。これは、大変なことになるんじゃないかな」(細田)

「細田監督から『竜とそばかすの姫』のスケッチを見せていただいた時、その世界で鳴り響く音が自然と湧き出てきたのを覚えています。小さい頃から慣れ親しんだ細田守監督渾身の最新作ということで、全身全霊で挑ませて頂きました」(常田)

と、コメント。7月12日に配信リリースされる。

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