ですよ。は『勇者ああああ』プライム帯進出と共に復活を遂げるのか

文・写真=板川侑右 編集=鈴木 梢


アルコ&ピース(平子祐希、酒井健太)がMCを務める、テレビ東京のゲームバラエティ『勇者ああああ』。2017年4月の開始から深夜枠で、ひと癖もふた癖もあるお笑い芸人や文化人たちと共に好き放題やってきた同番組が、いよいよ今日からプライム帯に躍り出る。

はたしてプライム帯の『勇者ああああ』はどんな勝負を仕かけるのか。同番組の演出・プロデューサー板川侑右が、記念すべきプライム帯初回ゲストに選んだあの芸人について語る。

時間をかけて丁寧に咀嚼する価値

米を30回以上噛みつづけると甘くなる。これは、米のでんぷんが唾液に含まれる消化酵素の働きによって麦芽糖に分解されるからである。だが、あくせく働く現代人に、米が甘くなるまで悠長に食事をしている時間はあまりない。おそらくほとんどの日本人が米の“本当の旨味”が発揮されるのを待つことなく、そのまま飲み込んでいるのではないだろうか。

ところで読者の皆さんは、次の文章を読んでどのような感想を持つだろう。

「コントローラーを何回いじっても全然動かないから
『おかしいなあ〜』と思って持ってるコントローラーを
よ〜く見たんで・す・YO!
そしたら〜SO!チョココロネだったんだYO!
あ〜い!とぅいまて〜ん!」

「何言ってんだよ」と思う人が3割
「嘘ついてんじゃねえよ」と思う人が3割
「『エンタの神様』、懐かしいなあ」と思う人が3割
「甘いもの食べたくなった」人が1割といったところだろう。

もちろん感想は人それぞれだろうが、少なくとも初見でこの文章を「おもしろい」と感じる人はいないように思われる。

ただ、時間をかけて丁寧に咀嚼し演出をすればどんなものでもおもしろくなるのがテレビの現場。実際、僕はこの文章をあの“赤キャップの狂人”があの“甲高い声”でしゃべっていると想像するだけで笑いを禁じ得ない。正直ネタの内容なんかどうでもいい。どうせ、オチのセリフは「チョココロネ」に決まっているのだから。

ですよ。の初登場とこれまで、そしてこれからの可能性

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