写真を撮ることにこだわりを持つアーティストや俳優による連載「QJカメラ部」。
日曜日は、SKY-HI主宰のマネジメント/レーベル「BMSG」にTRAINEEとして所属し、デビューを控えるYUTA、KEI、RAIKI、TAICHI、KANTAの5人が月替わりで連載を担当する。2026年9月は、4月に続いてYUTAが登場。
YUTAの連載第7回は、「水」と題された写真です。
世界の見え方
常に形を連続的に変え続けている水も、一度シャッターに収まってしまえば、ひとつの決まった形に固められる。

岩肌を撫でるように滑り落ちては泡を立てて混ざり合う。なめらかに岩を包み込むときもあれば、勢いよく流れて表面を削り取っていくときもある。でも一度データになってしまえば、その美しさに目を奪われ、誰もその前後を考えようとはしない。


常に形も心も変わり続けている人間も、一度シャッターに収まってしまえば、ひとつの決まった形に固められる。その前後を完璧に想像することはできないし、誰もしようとしない。

きれいにリタッチされた一枚にも、不意に撮った一枚にも、それぞれ背景が存在している。



そこまで想像することができたとき、またひとつ世界の見え方が変わるのかもしれない。


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