求人ボックスpresents『キングオブコント2025』の準決勝が9月4日(木)、9月5日(金)にニッショーホールで行われ、35組のセミファイナリストたちが出場。ファイナリスト10組が決定した。
決勝に進んだのは、しずる(9年ぶり5回目)、ロングコートダディ(2年連続4回目)、ファイヤーサンダー(3年連続3回目)、うるとらブギーズ(4年ぶり4回目)、や団(4年連続4回目)、青色1号(初出場)、ベルナルド(初出場)、元祖いちごちゃん(初出場)、トム・ブラウン(初出場)、レインボー(初出場)。レインボーはスケジュールの都合で会見は欠席した。
■準決勝進出(50音順)
相性はいいよね/青色1号/イノシカチョウ/うるとらブギーズ/えびしゃ/おおぞらモード/オニイチャン/蛙亭/かが屋/元祖いちごちゃん/喫茶ムーン/ぎょねこ/コットン/ザ・プラン9/ザ・マミィ/さんぽ/ジェラードン/しずる/シティホテル3号室/セルライトスパ/そいつどいつ/ダブルアート/男性ブランコ/トゥリオ/トム・ブラウン/ななまがり/破壊ありがとう/ファイヤーサンダー/ベルナルド/マイスイートメモリーズ/モンスターエンジン/や団/リバーマン/レインボー/ロングコートダディ
※ジェラードン出場辞退により、スクールゾーンが繰り上げ出場
ファイヤーサンダー﨑山が思う、昨年の本当の優勝者は…
9年ぶりに決勝に進出したしずるは、純が話し出すも池田一真が「『がんばります』でいいんだよ! 本番コントでしゃべりますよ」とひと言。優勝の自負があるコントで見せると誓った。

そんなしずるに対してロングコートダディ堂前透は、「本当に好きな先輩で、今年の『キングオブコント』の開催決定記者会見のときに『ライバルはしずるさんです』って言ったんです。でもそのとき、民衆は笑ってたんです。だから、一緒に戦えるのが本当にうれしいです」と、ともに決勝進出を決めた喜びを語った。

2024年の決勝ではファーストステージを1位で通過するも、ファイナルステージで惜しくも敗れたファイヤーサンダー。﨑山祐は「最後ラブレターズさんとどっちかみたいなとこまで行って、ラブレターズさんがすごく変なネタをしてたんで、絶対優勝したと思ったんですけど、ラブレターズさんが優勝して……」と不満を漏らす。しかし、そのあと「ちゃんと判断したら、僕らが2位でロングコートダディが1位だったと思う」と自身の見解を明かし、今年こそはと闘志を見せた。

4年ぶりに決勝へ帰ってきたうるとらブギーズ。佐々木崇博は「サウナが好きだけど、予選の前にサウナに行くと落ちるというジンクスがある。予選のあと結果を待っていたら、(しずる)一真さんにサウナに誘われたんですけど、それを断ってジョナサンに。それで、ふた組で決勝に行けました!」と。八木崇は「毎年予選の前に奥さんがかつ丼を作ってくれていたのに、決勝に行けなくなってからは作ってくれなくなった。だけど一昨日、家に帰ったら、かつ丼が作ってあったんですよ!」と、それぞれのゲン担ぎをして準決勝に臨んだという。

4年連続で決勝に進出したや団。4年連続はなかなかいないんじゃないか、と話し出すも、まわりかからニッポンの社長(5年連続)、GAG(4年連続)など、ほかにも数組いると指摘が。それでも本間キッドは「一生懸命がんばります!」と意気込んだ。

初の決勝進出を決めた青色1号は太田プロ所属。太田プロから『キングオブコント』決勝に行くのは、2016年のタイムマシーン3号以来だという。さらに養成所出身者としては、初の決勝進出ということで、このままの勢いで優勝を狙うと語った。

2025年1月に正式にコンビを結成したばかりだが、今回決勝進出を決めたベルナルド。それぞれ別のコンビで活動していたが、なかなか日の目を浴びず。結成から8カ月とはいえ、年齢はすでに41歳のふたりは、「フレッシュにがんばりたい」と笑顔を見せた。

「生放送が無理だと思ってました」と言う元祖いちごちゃんに対して、MCの山里亮太は「まだギリギリそう思ってます」とひと言。大会側の期待値が低いことは、予選の段階から感じていたそうで、密着カメラにまったく撮られてなかったと明かした。

『キングオブコント』では、初の決勝となるトム・ブラウン。『M-1グランプリ』とのダブルファイナリストになったが、『ダブルインパクト〜漫才&コント 二刀流No.1決定戦〜』も含めたトリプルファイナリストのロングコートダディも今回、決勝にいることに不満があるという。そこで、みちおが兎に手押し相撲を申し込むという展開に。しかし試合開始直後、みちおがのど輪を決め、会場が騒然とするなか、元祖いちごちゃんのハイパーペロちゃんが防犯ブザーを鳴らす始末。山里は「このメンツが生放送に……。申し訳ございません!」と代表して謝罪した。



青色1号、決勝常連・や団に「世代交代」告げる
「この中にライバルはいますか?」という質問に対して、最初にしずる池田が「この中にいません!」と、「お前だ! エディ・マーフィ」カメラを指差す。そこからロングコートダディ堂前が「日産です」、兎が「東京ドーム! 聞いてるか!」、ファイヤーサンダーこてつが「エジソン! 俺たちがコントの発明王だ!」と叫ぶなど、妙な流れが生まれてしまった。
そんな中、青色1号・カミムラは同じトリオのや団を挙げ、「世代交代だよ!」と宣戦布告。ほかの芸人からも拍手が起こった。さらに、「最大の敵はコンプラです」という元祖いちごちゃんに対しても、「絶対に打ち勝てよ」とライバルたちはエールを送った。
「優勝したらしたい仕事は」と聞かれると、うるとらブギーズ佐々木は「ジュビロ磐田と仕事がしたい」と話す。昨年優勝したラブレターズ塚本直毅と同級生で、ラブレターズがジュビロ磐田のイベントに出ていたため、自分も出たい!とアピールした。トム・ブラウン布川ひろきは「『MXグランプリ(~異端芸人決定戦~)』(※TOKYO MXが開催するお笑い賞レース。枠に捉われない型破りな芸人が笑いの破壊力で競い合う)をやりたい。それで、虹の黄昏を売れさせたい」と話した。
また「優勝したら、ガチで俳優になりたい」というファイヤーサンダーこてつ。相方の﨑山は「優勝しても『KOC』は毎年出続けるので、その時期はだめです。やっぱり優勝したら、みんなネタが弱くなるんですよ」と毒づく。実際にネタが弱くなった芸人を問われると戸惑いながら、「ライス」を挙げる。ライスと同期で、ユニット・メトロンズとしてともに活動するしずるは、「ライスは(名前を出して)OK」と笑った。
「改めてコントにかけてきた思い」を聞かれると、しずるは「365日コントをしていて、毎年臨み方は一緒だったんですけど、今年との相性がよかった。だからこそ、今年優勝しないと次はないと思ってる」と熱い思いを語る。
1年前はまだ組んでなかったベルナルドだが、「我々は運がいい。でもお互い20年くらい小道具は作り続けてきたので、それを信じてやりたい」。漫才を主軸にやってきたトム・ブラウンは漫才のクセがなかなか抜けなかったそうで、布川は「全ツッコミ前を向いてツッコんでしまってたけど、今は3回に1回くらいしか前を向かなくなった」と自身の成長を明かした。
決勝戦10月11日(土)にTBSにて生放送される。

池田直人コメント
中学生のときから見ていた、憧れのしずるさんとご一緒できるのが感慨深いです。がんばってきてよかったなと思います。あとはもう今までやってきたコントをお見せするだけです。「日本一おもしろいコント番組」に参加させてもらうという気持ちで、とにかく楽しみたいです。
ジャンボたかおコメント
呼ばれた瞬間、あんまり覚えていないです。俺らってファイナリストになれない芸人なのかなって思ってたので……。本当によかったっていうのと、うれしいのと、ありがとうしかないです。僕らコント師は、やっぱりコントが大好きなので、その最高の舞台に立てることを楽しみたいです。
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