『M-1グランプリ2024』準々決勝で、ニューヨークのモノマネ漫才を披露したラパルフェとニューヨークによるツーマンライブ『ニューヨーク×ラパルフェ2マンライブ「ニューヨークニューヨーク」』が、4月4日(金)に「きゅりあん 小ホール」で開催された。
ライブではニューヨーク本人とモノマネしたラパルフェによる、夢のコラボ漫才などが披露された。
ニューヨーク×ラパルフェ、漫才で夢の共演
まずはニューヨーク本人が、ラパルフェが『M-1グランプリ』でカバーした漫才『ラブソング』を披露。続いてラパルフェもニューヨークとして登場し、『ラブソング』をカバーした。


そして、ニューヨークの2度目の漫才が始まるかと思いきや、嶋佐和也の隣に立ったのは屋敷裕政に扮した都留拓也。漫才『映画』で、屋敷のツッコミをオーバーな動きマネした。
さらに屋敷&尾身智志は、男すぎる休日の過ごし方を題材にした漫才に挑戦。嶋佐の特徴を誇張しながらしゃべる尾身に、屋敷も思わず笑顔を見せながらツッコんだ。
4本の漫才が終わると、屋敷は都留のオーバーなツッコミに対して「勉強になった。明日、大阪で8ステあるから見習ってやるわ」とコメント。『M-1』後もラパルフェはニューヨークのネタをライブで何度かやっているそうで、今ではニューヨーク本人よりニューヨークのネタをしっかり覚えているという。ライブ前には、ラパルフェが『ラブソング』のネタを所々忘れていたニューヨークに教える場面もあったと明かした。

新たなモノマネを発見!?
コーナーでは、それぞれが考えた企画を実施。まずはラパルフェが持って来た、「ニューヨークの知名度調査」。ラパルフェがニューヨークとしてロケを行い、街中の人にニューヨークと答えてもらえるか調査してきたという。
巣鴨でロケを行ったふたりだが、『なりゆき街道旅』(フジテレビ)に定期的に出ている都留は巣鴨での知名度が高く、「阿部寛のモノマネしている人」と、なかなか「ニューヨーク屋敷」とは答えててもらえず。そこで尾身が「嶋佐」と答えてもらえるよう髪型を変えるなど試行錯誤。そしてようやく、「嶋佐」という回答をもらった。

続いてのコーナーはニューヨークによる「屋敷のモノマネを見つけよう」。モノマネをもっていない屋敷ができそうなモノマネを都留に提案してもらうという企画。
屋敷の顔の系統から、都留が最初に提案したのは「高田純次」。しかし、なんとも言えないクオリティに客席は苦笑い。嶋佐も「似てるっちゃ似てるけど、似てないっちゃ似てない」とコメントした。
続いては「パンサー尾形貴弘」に挑戦。これには客席からも拍手が起こり、屋敷も「きたね!」と満足気。しかし、より似る角度を模索した結果、あごと首の境目がなくなってしまい、嶋佐は「めっちゃ気持ち悪いよ」と笑った。

最後は都留が「一番自信がある」という「ハシヤスメ・アツコ」に挑戦。メイクや小道具の力だけでなく、舞台袖で都留と屋敷が模索して見つけた表情がバッチリはまる。これには嶋佐も「ハシヤスメさんが一番似てるじゃん!」と大絶賛した。

また、屋敷のメイク中には、ステージ上に残った嶋佐と尾身が新たなモノマネに挑戦。ふたりともツインテールのカツラがなぜか似合ってしまい、尾身に対しては客席からも「かわいい」の声が漏れた。

ライブの最後は「ニューヨークニューヨーク」として、4人で漫才を披露。さまざまな人物のモノマネをするラパルフェのふたりと嶋佐に、屋敷がひとりでツッコんでいく。さらに、この漫才には驚き?の伏線が──。
エンディングトークでは、4人漫才の成功に安堵の表情を見せ、「またやりましょう」と約束。公演後にはコンビで計4本の漫才を披露し、ロケにも出たラパルフェにニューヨークが感謝を伝えた。

ラパルフェ コメント

──今回のツーマンライブはどういったきっかけで開催が決まったんでしょうか。
尾身 本当にラッキーで……(笑)。
都留 バカなフリして聞いてみるものですね。鬼越トマホークさんのYouTubeに出させてもらったときに、「ニューヨークにツーマンやろうって言ったほうがいいよ。あいつらからは絶対言ってこないけど、言ったら絶対やってくれるから、今のうちやっといたほうが話題にもなるし!」って言ってくれたので、マネージャーにかけ合いました。そしたら鬼越さんの言うとおりやらせてもらえることになり。めっちゃうれしいです。言ってよかったですね。
──今回のライブの注目ポイントは。
尾身 シンプルに今さらニューヨークさんのあのネタを観れるの!?っていうワクワク感はものすごいあると思います。ほかにもいろいろ2組で挑戦しているし。
都留 ネタ合わせでみんなケラケラ笑ってたんだけど、実際はやばい可能性もあるんだよな~。でも、まずは観てほしいです。
──おふたりにとってニューヨークさんはどんな存在ですか。
都留 僕は大学生のとき、ニューヨークさんの漫才ばかり観てた時期とかもあったし、ニューヨークさんみたいな漫才をやりたいと思ってネタを作ってたときもあったので、そのころは憧れの若手芸人という感じでした。実際に会ってもやっぱ、おもしろいっすね。
尾身 あと、めっちゃ優しいです。会うたびに、第一声が「ありがとね」なんですよ。だいぶ踏み込んで失礼なことをやってるのに(笑)。
都留 何をやっても笑ってくれるんです。
──モノマネのために、ニューヨークさんの映像なども観たと思うのですが、そんなおふたりはニューヨークさんのどんな部分が芸人としての魅力だと思いますか。
都留 屋敷さんは人間的な好奇心の強さがすごいなと思います。だから、すごくちゃんと相手の話を聞くし。あと、たぶん聞きながらこのあとどうしようって頭で考えながらしゃべっているので、ツッコむスピードがめっちゃ速いんですよ。それを見て、やっぱり売れる人なんだな……っていうのを感じます。嶋佐さんは、この前、初めて一緒にロケに行ったんですけど、食レポ中に使われるか使われないかぐらいのボケ?をずっとしてて。「味の感想お願いします」って言われたら、「うまい、うますぎ、うますぎです」とか言って、「どういう味ですか?」って聞かれたら、「え? あ、はい?」みたいに、ずっとふわふわしてました。でもその感じを見て、いい意味で自分のフィールドを変えずにきたんだなって思いましたね。
尾身 たしかに、おふたりともわざわざ苦労するほうに行ってないからいいんだと思います。無理なくやっていく方向を選んできたからこそ、常にリラックスしていられるのかなって。心の余裕から出るおもしろさは、おふたりならではだと感じますね。後輩が失礼なモノマネをやったとき、普通は「なんだ、このヤロウ!」ってプロレスをやりにいくみたいなパターンもあると思うんですけど、おふたりは心に余裕があるから「ありがとね」が自然と出る。そういう度量の大きさは、お仕事とかでご一緒させていただく中で感じました。

『ニューヨーク×ラパルフェ2マンライブ「ニューヨークニューヨーク」』
2025年4月4日(金)18:30~19:40
【オンラインチケット】
価格:2,000円(税込)
販売:4月11日(金)12:00まで
見逃し視聴:4月11日(金)23:59まで
詳しくはこちら
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