「想像していた30倍、汗をかくライブだった!」めぞん・吉野おいなり君の『妄想日記』リアルイベント初開催
『吉野おいなり君の「妄想日記」』Produced by QJWebが4月11日に座・高円寺2で開催された。
2023年からスタートした連載「吉野おいなり君の妄想日記」。その名のとおり、めぞん・吉野おいなり君による妄想が惜しげもなく披露されているが、中でもひときわ熱量を感じるのが「三姉妹とのエピソード」。「妹が欲しい」と思うあまり、想像の中で3人の妹を生み出し、その兄として生きてきたおいなり君。
今回のイベントでは、おいなり君の脳内で過ごしていた妹たちが現実世界に出現!……と、聞いても「妄想の妹? どういうことだ?」と感じる人ばかりだろう。ぜひ、配信を観て、自身の目で三姉妹との世界を堪能してほしい。
妄想連載がついに現実世界に
公演はめぞんの漫才からスタート。この流れに、原一刻は「ストロングスタイルすぎるやろ!(ライブの概要の)説明いるやろ!」と指摘。一方、吉野は客席に座る多くの観客を見て、「本当に(お客さんの人数が)30人だと思ってた」と、安堵の表情を見せた。
ふたりが漫才を終えると会場は温かい笑いに包まれ、幸先のよいスタートを切る。
吉野いわく、連載が始まった当初は「さまざまなテーマでコラムを書いてください」と依頼されていたが、勝手に妹のことばかりを書き続けた結果、QJWebの編集者を洗脳することに成功し、今回のイベントの開催にまで至ったという。
ここでMCに「チームめぞん」(?)の鈴木バイダンを迎え、さっそくメイン企画「妄想日記」がスタート。QJWebのXにて、三姉妹の日常を描いたイラストを事前に募集。それを見て、吉野がその絵がどういう場面なのかを考える企画だ。二次元とはいえ、ついに妹たちが現実世界に降臨する!
イラストを紹介する前に妹たちを簡単に説明しておこう。ぜひ、頭の中で姿をイメージしてみてほしい。
長女・ゆうか
・高校3年生
・おっとりしていて優しい性格
・髪型はふわふわのロングで、ポニーテールのことが多い
・ガーリーな服装を好む
次女・ゆめ
・高校1年生(双子の姉)
・HIPHOPが好き
・肩につくかつかないかくらいのサラサラストレートのボブ
・パーカーをよく着ている
三女・うた
・高校1年生(双子の妹)
・運動神経がよく、成績も優秀
・サラサラストレートのロング
・服装はガーリーからカジュアルまで幅広い
どんな姿か想像できただろうか。思い浮かべた妹とイラストに描かれた妹、そして吉野が説明する妹のイメージがどれくらい一致するかもぜひ、楽しんでほしい。
三姉妹は神保町芸人のファン!?
最初に映し出されたハイクオリティなイラストに3人は思わず「すごっ!」と驚く。しかし、妹たちのバッグについているキーホルダーが神保町よしもと漫才劇場で販売されているグッズに酷似していることに原が気づき、彼女たちは神保町劇場に通っているのではないかという疑惑が浮上した。
「それぞれ誰のファンだと思う?」という質問に、吉野は「◯◯のファンだったらめっちゃいい! △△のファンだったら本当にイヤだ!」と叫ぶ。妹たちはいったいどの芸人のファンなのだろうか!?
2枚目は、三姉妹と兄・吉野がディズニーランドに行っているイラスト。吉野もキュートなタッチで描かれており、ディズニーランドに初めて来た兄を、妹たちが案内してくれているシーンだと想像する。思わず「これ、本当にいいなあ。写真撮って待ち受けにしたい」という言葉が漏れ出るほど、ほっこりした日常感があふれるイラストだった。
最後はInstagramの投稿風のイラスト。写真撮影をする3人のうしろに現実世界の自分が写り込んでいることに気がつくと、吉野は「むっちゃ腹立つ。なんでお前そっち側(妄想の世界)行っちゃってんの?」と自分に対して憤慨。妹たちと生きる世界線にこだわりがあることがうかがえる。
また、原とバイダンも「吉野、網戸の外にいる?」「遺影みたい」など、描かれた場面についての想像をふくらませた。
原の彼女「ユキノ」も登場?
かわいい妹たちとはいったんここでお別れし、次のコーナーは「幻影が実像に変わっていく感覚を原にも体験してもらおう♫」。今回のイベントや過去のライブで、吉野の幻影だった妹が実像に変わったということで、同じように願いが叶う瞬間を、相方の原にも体験してもらおうという企画だ。
さっそく原をイスに座らせ、目隠しをつける。原の願い事は「彼女が欲しい」。吉野が原のまわりを歩きながら、理想の彼女像について質問する。「身長は168cm」「髪型は黒髪のショートヘア」「職業は車の整備士」「名前はユキノ」と、具体的なスペックが語られていくうちに、会場が幻想的な雰囲気に包まれ、もしかすると本当に現れるのではないか……と、期待が高まっていく。
そして、原が彼女に告白したときのセリフを述べると、ついに実際の彼女が原の目の前に登場! しかし彼女を目の前にした原は、「最悪じゃねえかよ!!」と絶叫する。いったい、そこにいたのは……。
エンディングではなぜか全員号泣
エンディングで吉野は、「普通のライブではできないようなことができてうれしかった。できるならまたやらせてもらいたい」とコメント。
締めの言葉がビシッと決まり、幕が閉じるかと思いきや、ここで吉野が五・七・五の俳句を詠み、「想像していた30倍くらい、汗をかくタイプのライブだった」と泣き始める。それを見たバイダンも「途中から原に腹が立ってた」と泣き出し、しまいには原も「ふたりが泣くから泣いちゃうじゃん!」と怒り泣き。しかし、最後は3人とも笑顔に戻り、拍手喝采のなかイベントは終了した。
SNSでは「妹たちの解像度が上がった!」「第2回も開催してほしい」などの声が上がっている今回のライブ。会場の熱気を感じることができる配信チケットは4月24日(水)正午まで販売中。
ライブの感想は「#妄想日記ライブ」をつけて、ぜひSNSにも投稿してほしい。
『吉野おいなり君の「妄想日記」』Produced by QJWeb
料金:配信チケット 1,500円(税込)
チケット:FANY Online Ticketにて4月24日正午まで販売中(見逃し配信は4月24日20時まで)
関連記事
-
-
天才コント師、最強ツッコミ…芸人たちが“究極の問い”に答える「理想の相方とは?」<『最強新コンビ決定戦 THE ゴールデンコンビ』特集>
Amazon Original『最強新コンビ決定戦 THEゴールデンコンビ』:PR -
「みんなで歌うとは?」大西亜玖璃と林鼓子が考える『ニジガク』のテーマと、『完結編 第1章』を観て感じたこと
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会『どこにいても君は君』:PR -
「まさか自分がその一員になるなんて」鬼頭明里と田中ちえ美が明かす『ラブライブ!シリーズ』への憧れと、ニジガク『完結編』への今の想い
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会『どこにいても君は君』:PR -
歌い手・吉乃が“否定”したかった言葉、「主導権は私にある」と語る理由
吉乃「ODD NUMBER」「なに笑ろとんねん」:PR