「日プガールズ」順位が急上昇した練習生は? 脱落した元HKT48水上凜巳花、涙の別れシーンも【PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS REPORT #3】

文=於 ありさ 編集=高橋千里


『Lemino(レミノ)』にて独占無料配信されている『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』(日プガールズ、日プ女子)。今回は、練習生の新たな魅力が見えたポジション評価から、11月23日に配信された「第2回順位発表式」までを振り返る。

順位変動に大きく影響した「ポジション評価」

第1回順位発表式のあとに行われたのは、50名の練習生によるポジション評価。

ポジション評価とは、ボーカル、ダンス、ラップ&ボーカルの楽曲の中から、自身の魅力を存分に発揮できる課題曲をチョイス。チーム内1位の練習生には1万票、各ポジションで1位になればさらに10万票を加算。最大で11万票を獲得できるという夢のような企画だ。

(c)PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS

さらに、今回からは新たに「ダブルミッション」も追加。ポジションで1位になるとベネフィットと得票数が2倍、1位を取れなかった場合は0になり、さらにメンバーがダンスポジション内で1位になるとチーム全員の現場投票が2倍になるという、一か八かにかける課題曲も用意された。

練習生の新たな魅力を見たポジション評価の投票の結果、ボーカルではもともとラップ志望だったもののボーカル曲にチャレンジすることとなった「おもかげ」の髙畠百加が、ダンスでは「Rocketeer」でセンターを務めた石井蘭、ラップ&ボーカルではちゃんみなの「美人」でメインボーカルを務めた清水恵子が1位に選ばれた。

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そんなポジション評価のベネフィットと、11月2日~16日で実施された国民投票が合算された票数が結果となった、第2回順位発表式。

ここでは、現在50名の練習生が35名にまで減ることとなり、累積投票数は40,285,235票を記録。第1回の順位発表式以上に張り詰めた空気が漂った。

「第2回順位発表式」デビュー圏内11名と、順位を伸ばした練習生は?

11位:佐々木心菜

佐々木 心菜
佐々木 心菜

デビュー圏内のボーダーライン11位として名前を呼ばれたのは、ポジション評価で「First Love」を披露した佐々木心菜だ。国民プロデューサーへの感謝を述べるとともに「ポジションバトルでレベルの高いメンバーと練習することで、学ぶことも多かったですし、助けてもらう部分も多くて、成長できたと思います」と落ち着きながら、自身を評価した。

10位:会田凛

会田 凛
会田 凛

10位は、順位を伸ばし続ける練習生、会田凛。これまで同じ楽曲で切磋琢磨した練習生らへの感謝を述べると、該当の練習生たちは笑顔に。国民プロデューサーだけでなく、練習生たちからも応援される存在であることがうかがえたひと幕であった。

9位:釼持菜乃

釼持 菜乃
釼持 菜乃

続く9位は、釼持菜乃。「いろんな感情と共に過ごしているんですけど、日々ひとりじゃないなと感じさせてもらっています。何があっても絶対に負けません。私もみなさんのことを信じているので、みなさんも私のことを信じてください」とまっすぐな目線で呼びかけた。

8位:清水恵子

清水 恵子
清水 恵子

8位は、ポジション評価にてラップに挑戦し「おもろ枠、それで落ちる枠?」と自身の本音をさらけ出した清水恵子。ラップポジションで1位を獲得したことも作用し、自身の中で最も高い順位をマークした。「デビュー圏内に入れたことが本当にうれしいです」と喜びを表したのち、「でも、いつか頂上で“起立、礼”を言えるよう、これからも全力で努力するのでよろしくお願いします」と堂々の宣言をした。

7位:海老原鼓

海老原 鼓
海老原 鼓

ずば抜けた歌唱力を誇る、海老原鼓は7位。名前が呼ばれるとニコッと笑い、練習生と抱き合って喜びを露わにした。もともと仲間思いな海老原は、課題曲「Hero」で共に戦ったメンバーに「ヒーローズのみんな、本当に大好きです。ずっとずっと一緒にいようね」と笑みを浮かべ、感謝を言葉にした。

6位:高見文寧

高見 文寧
高見 文寧

6位は、ポジション評価でセンターを務めた高見文寧。涙をこらえるような表情で壇上に向かった高見は「このような高い順位をいただけたことが驚きで、今びっくりしていて頭が真っ白なんですけれども、またみなさんの前に立つときは新しい姿を見せることができるようにたくさん努力をいたしますので、よろしくお願いします」と深々とお辞儀した。

5位:山本すず

山本 すず
山本 すず

続く5位は、第1回の順位発表式から順位をキープした山本すず。ポジション評価バトルでは表現力をYUMEKIから指摘されて苦悩するも、練習生を引っ張る頼もしい姿を見せた。「次のバトルでは“ああ、投票してよかったな”と国民プロデューサーのみなさまに思ってもらえるよう、もっともっと進化した山本すずをお見せするので応援よろしくお願いします」と次回への強い思いを言葉にした。

4位:櫻井美羽

櫻井 美羽
櫻井 美羽

4位は、ポジション評価でリーダー、メインボーカルを務めた櫻井美羽。豊富な経験を持つ櫻井は「私がこの番組でがんばろうと思えるのは、投票してくださるみなさんと、いい影響をずっと私に与えてくれる練習生のみんなのおかげだと思います。みんな本当に大好きです」と関わる人たちへの愛を語った。

3位:笠原桃奈

笠原 桃奈
笠原 桃奈

続く3位にランクインしたのは、第1回順位発表式で1位だった笠原桃奈。まずは国民プロデューサーへ感謝、しかし「順位は1位から3位に下がってしまったとのことで、本当に悔しい気持ちでいっぱいです」と本音を告白。「過去の自分に負けないようにがんばり続けたいですし、一緒にずっとやっていきたかった仲間たちが今、同じステージに立てていなかったり、本当に複雑な気持ちはあるのですが精進し続けます」とほかの練習生を慮る笠原らしいコメントを残した。

2位:加藤心

加藤 心
加藤 心

1位候補は、石井蘭と「まさか2度目のここで、1位候補の場に立たせてもらえると思わなかった」と話した加藤心。1位の石井の名前が呼ばれると、加藤は笑顔いっぱいでハグ。石井は口元を押さえ、涙を浮かべていた。

2位の加藤は、高い順位につけたことに感謝。その上で「次のコンセプト評価では、新しい自分をお見せします」と国民プロデューサーをわくわくさせるような力強い宣言をした。

1位:石井蘭

石井 蘭
石井 蘭

石井は1位という順位を受け「率直にうれしいです」とコメント。「前回のポジションバトルを通して、自分の殻を破る、自分にとってのアーティストってなんだろうとか、自分の魅力ってなんなんだろうって悩む時期がたくさんあった」と胸中を打ち明け、それでもやってこられたのは練習生のおかげであると感謝の意を述べた。

ベネフィット獲得の髙畠百加が36位→13位に!

髙畠 百加
髙畠 百加

また、今回大きく順位を伸ばした練習生といえば、デビュー圏内まであと1歩のところまで来た髙畠百加だろう。第1回の順位発表式で36位だったものの、今回はベネフィット効果もあり13位に。

しかし、本人はこの結果に満足していないようで、収録の合間に12位だった高橋妃那に声をかけるひと幕も。そこで「ベネフィットがあるのに、デビュー圏内に入れなかったのが悔しいわ」と本音を吐露していた姿が印象的だった。

練習生が博多弁で本音を交わす場面も…

また、印象的だったのは、今回惜しくも脱落となってしまった元HKT48水上凜巳花と、24位の北里理桜の別れのシーン。

北里 理桜
北里 理桜

ここで北里は「凜巳花たちには本音で話せよったんよ。やけん救われとったんよ」と涙を流しながら心の内を吐露。「軽い感じで“できとるよ”とか言ってくれて、あれがうれしかったと」「やけん、おらんの無理」と言い、抱きついたのだ。

水上 凜巳花
水上 凜巳花

一方の、水上はというと「がんばって、理桜」と激励。北里を近くで支えてきた水上、ふたりの関係性がよく見えた瞬間だった。

(c)PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS

また、木村カエラの「今はこうやって、(残留するメンバーと脱落するメンバーが)分かれているけど、みんなのことを同じように思っているから気持ちがついてこなくて」「でも本当に殻を破ったり、壁を乗り越えてきたみんなの姿はめちゃくちゃかっこよかったと思います」との激励には、頭を縦に振ってしまったのも事実。

きっとまた、どこかで会える練習生がいることにも期待したい、そう思わせてくれた。

いよいよ番組も折り返し地点。次なるバトル、コンセプト評価では練習生たちのどんな魅力、新しい一面、関係性が見られるのか。放送を楽しみに待っていたい。

【第2回順位発表式】国民プロデューサーのみなさまへ、練習生からラストメッセージ

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於 ありさ

(おき・ありさ)ライター・インタビュアー。金融機関、編プロでの勤務を経て2018年よりフリーランスに。サンリオ・男性アイドル・テレビ・ラジオ・お笑い・サッカーが好き。マイメロディや推しに囲まれて暮らしている。

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