川口春奈が考えたコウメ太夫ボケに、中村倫也「あの娘、怖い!(笑)」(くりぃむナンタラ)

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。

『くりぃむナンタラ』(7月26日放送)

先週の中村倫也につづき、今週は「クイズ!川口春奈が考えました!」。芸人のネタの中に混ざっている、川口の考えたボケを当てる企画。「芸人さんのネタをはみ出したい性格」ではないかという中村は「1個2個アウトコースにズレているネタがあったら」川口のボケだろうと予想する。

田津原理音のボケは見事、有田以外を騙すことができたが、なすなかにしの挨拶ネタは全員が「力士が懸賞を受け取るときの挨拶」が、川口の考えたボケだと予想する。中村は、その根拠を「『サンクチュアリ』にハマっている」から。上田は「ほかのはツッコミが説明してわかるボケ。力士の場合はジェスチャーだけでわかってしまう」、有田は「まず恥ずかしいからやめる」と、ふたりで「浅はか」だと言い放つ。結果はやはり川口のもの。「この微妙な差を突くのが芸人だから仕方ない」と有田はフォローするが川口「芸人さんへのリスペクトが更に高まりますね。汗がすごい(笑)」。

最後はコウメ太夫。これに川口は「徹子の部屋かと思ったらタスマニアビーフ育ててました」とボケ。「川口さん、働き過ぎかも(笑)」とウイカ。更にもうひとつの候補として「大谷翔平だと思っていたら避雷針でした」を挙げる川口に、中村「あの娘、怖い!(笑)」。

『酒のツマミになる話』(7月21日放送)

一ノ瀬ワタルが初登場。『サンクチュアリ』を全部観たという松本は「ちょっと今日、楽しみにしてた」と言って、続編はないのかと迫る。おそらくあっても言えない一ノ瀬は「そんなことじゃないっすな」などとしどろもどろ。語尾の「すな」は中学のころから使っていた彼の造語で、口癖のように使っていたから「すな先輩」と呼ばれていたそう。

もともとキックボクサーで、相手のキックが当たり睾丸が1個割れて辞めようと思ったという一ノ瀬は、現役時代からエキストラのバイトを行っていた。その見た目から不良モノでは引っ張りだこで、いわゆる「スーパーエキストラ」。100本以上に出演し固定給までもらっていたという。エキストラなのにスケジュール表に名前が書かれるほど。役者事務所に所属すると歩合になるため、エキストラ時代のほうが給料はよかったそう。

芸能人で好きなタイプを聞かれると、照れまくりながら川口春奈と答える一ノ瀬。共演した際、『サンクチュアリ』の大ファンである川口と、一緒に写真を撮ったりした上で「テレビで好きな女優聞かれたら、川口春奈って言ってください」と言われ、「バンっ!」とときめいたという純情っぷりがとてもよかった。

キックボクサー時代、沖縄と佐賀で遠距離恋愛したことがあるという一ノ瀬は、恋愛スキルがないから、15万くらい使って恋愛教習本を買い「床上手になろう」と勉強したという。言葉を選びながら話す姿がおもしろい。そこに書かれていたトンデモ指南を真に受けた一ノ瀬に生駒「すっげえ間違ってる!(笑)」。

『水曜日のダウンタウン』(7月26日放送)

「相撲 負ける方の決まり手なら自在にコントロールできる説」の懸賞で、あかつが決まり手ビンゴに挑戦。

さまざまな大学や高校などの相撲部を「道場破り」という体裁で巡っていく。そんななかで押し出しで壁にぶつけられるあかつ。松本が「『サンクチュアリ』やないか!」と言うように、きっと『サンクチュアリ』のそのシーンを撮りたくて逆算してできた説なんだろうなと思った。

押し出しや押し倒しなど決まった決まり手になりやすく、なかなかコントロールできずに苦しむあかつ。何気に、判定する相撲マニア・久志本眞子と凸凹コンビのような感じになっていたのがよかった。結局、4日間、49人との取り組みでビンゴ達成。浜田「疑惑な部分もあったけどね(笑)」。

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1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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