松本人志・中居正広・郷ひろみ・古舘伊知郎「プロを極めた4人」のプロフェッショナル論(まつもtoなかい)

文=てれびのスキマ イラスト=おさく 編集=高橋千里


テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。

『まつもtoなかい』(6月4日放送)

ゲストは郷ひろみと古舘伊知郎。郷ひろみの代名詞ともいえる「ジャケットプレイ」がどのように誕生したかという話が興味深かった。

それは20歳のころ。アメリカでダンスレッスンしていたところ、「自分の体に触るのが一番セクシー」だと教わり、胸元などを触っているうちにジャケットの着脱を思いついたそう。

襟が立ってしまったときは、襟を見ると失敗したと思われてしまうため、見ないで直すようにしているという。そのスピードも自在。古舘「居合斬りと合気道の合体みたい(笑)」。

松本を含む3人が「プロ」を極めている感じがするから、自分は気後れするという中居が「プロフェッショナルって何?」という問いを出すと、松本がそんな中居に対し「中居くんはプロと思わせないプロ。だからズルいよ」と笑って言う。

古舘は「朝起きてから眠りに至るまでの意識があるうちは、何かに答えが出ないことにこだわって、ずっと心の中で描写してます」と語る。

松本は以前『プロフェッショナル』に出た際に、「素人に圧倒的な差をつけて勝つこと」と答えたと述懐。

郷ひろみは「オリジナリティは完璧なコピーから生まれる」という信念を明かす。「100%まねできたなと思ったときに、いつの間にかオリジナリティが生まれている」と。そう言えるのがスゴい。それぞれプロを極めた人のプロフェッショナル論はやはり刺激的。

あと、古舘が松本を「異常」と評したことをきっかけに、松本が古舘の奇行を明かす。それは「ひとり×××」を自分で実況すること。

それ自体も異常だが、それを嬉々として再現し始めるのも異常で最高。古舘「(実況してると)一瞬ね、しぼむときあるんです。そうすると長引いていいですね(笑)」。

『ゴッドタン』(6月3日放送)

コロナ禍でできなかったため、3年ぶりとなる「イチャまんグランプリ」。

トップバッターは、ドMで巨乳好きのガク。相方となったのは、先日の『イワクラと吉住の番組』で、弟にAV女優であることをカミングアウトしたつばさ舞。

彼女に翻弄されつづける漫才を終え「お金払います」とガク。「イチャまん史上一番の作品じゃないか」と称賛する劇団ひとり「マジで笑い勃ちしそうになった(笑)」。

ともしげが「夢なのかな」と語った二葉エマとのイチャまんを挟んで、最後に登場したのは童貞ピュア芸人・カカロニ栗谷。ふたつのイチャまんを観て、始まる前から「過呼吸になっちゃって」と興奮気味。

だが、AVは観たことあるのかという問いに「チラッとなんか……。どうっすかねえ、覚えてない」と見え見えのカッコつけでごまかす栗谷。

すると相方のすがやに、すぐさま「VRを置いている個室ビデオが日本で1軒しかないときに、朝8時から並んで行っていた」と暴露されてしまう。

そんな栗谷の相方はMINAMO。体を触られ大げさに反応する栗谷は、MINAMOが「あぁ」と声を出すと、連動して「あああ」と感じてしまう。

「なんでシンクロしてるんだよ」「意味わかんね」と劇団ひとりやおぎやはぎが笑い転げるなか、「あぁ」「あああ」が加速しカオスな状態に。

やがて「ある芸人さんに言い寄られている」と話が展開。劇団ひとりが漫才に入ってくる。そこで「ピンちゃん(劇団ひとり)の喘ぎ声でも反応するのかな?」という矢作の振りで劇団ひとりも悪ノリ。3人で喘ぎつづける意味不明の状態に。

ついには逃げ出す栗谷。まったくわけがわからないけど、とにかく抱腹絶倒という、これぞ『ゴッドタン』なイチャまんだった。栗谷「気持ちよかったです(笑)」。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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