経験豊富な千原ジュニアが手術“初心者”に教える、入院生活に欠かせないもの(てれびのスキマ)

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。

『にけつッ!!』

1カ月の療養からケンドーコバヤシが復帰。小指にはまだテーピングがあるが、入院の経緯を話すなら、まずこの小指からだとコバは言う。

1月後半にやっと実家に帰れたコバは、あるとき、コーヒーの入った紙コップが掴めなくなったという。痛みなどは感じないが小指が曲がっていた。病院に行くとなんと小指の腱が切れており、痛みを感じないはずがない状態なのだという。

コバは、ついでに2~3カ月ずっとお腹が張っていることを相談すると、内科に行くことを勧められる。「痛いでしょ」とお腹を押されるも、やはり「痛くない」という問答の末、大病院への紹介状をもらう。診察を受けるとすぐに「今から手術」と言われてしまう。どうやら、虫垂炎を放置し過ぎて盲腸が破け、老廃物でお腹がパンパンになったヒドい腹膜炎という「初めてのケース」だったとのこと。恐ろしい。

そういえばコバは、多忙を極めていた時期に外を歩いていたら無意識に失禁したことを明かしていた。そのときは自律神経失調症だったというが、痛みや不調を我慢し過ぎて自分の体調不良に気づきにくいタイプなのかもしれない。

初めての手術だったコバに対し、「ちんこ以外全身」手術したという経験豊富なジュニアという構図がおもしろかった。入院するときに一報くれたら、入院に欠かせないものを教えてあげられていたというジュニア。入院患者を支えるのは「ごはんですよ!」だと力説。ジュニア「コロナで家族も誰も来ぇへん。ほんなら誰が支えてくれたっていうたら桃屋(笑)」。

『行列のできる相談所』

NHKと日テレが共にテレビ放送70周年ということで始まったコラボ企画。『行列』は『のど自慢』とコラボ。スタジオゲストに小田切千アナウンサーと、21年間、鐘奏者を務める秋山気清を迎え、番組の裏話や名場面を振り返る。秋山はオーケストラの打楽器担当だそう。

さらに、『行列』から北村弁護士、吉田沙保里が、実際に青森で行われた『のど自慢』予選会に参加。200組近くが出場し、本番に進めるのは18組程度だという。予選会に芸能人が参加したのは初めてだが、吉田が見事予選を突破し、この日の昼の実際の生放送をスタジオで見守るという形式。実に日テレらしい味つけ。

生放送終了後の会場とスタジオをつなぐと、東野が「久しぶりにちゃんと観ておもしろかったです」と失言気味のひと言。小田切「久しぶりに観たんですか?(笑)」。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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