千鳥・大悟、志村けんのボトルの酒を麻布十番の“思い出の店”で飲む「沁みるな、この味」(てれびのスキマ)

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。


『テレビ千鳥』

楽屋で冷たい弁当を食べている大悟が「スープないかな?」と言い出し、「スープの出汁が足りんのじゃ!」と題し、麻布十番の店を巡り、廃棄する食材をもらい、その出汁でスープを作ることに。が、少し歩いたところで、なんと出汁の自販機が。ノブ「企画終わりました(笑)」。

さすがにそれでは終われず、飛び込みで交渉して白ネギやサワラの中落ちなどをもらうロケに、ふたりは大阪時代の名物ロケコーナー「千鳥弁当」を思い出すと。

麻布十番といえば、志村けんのホーム。だから当然、大悟の行きつけの店が多い。「あ、師匠のガールズバーや。いっつも一番奥に師匠が座って、その手前にワシが座って飲んでた」と店の外から指差す大悟。その志村の席にはぬいぐるみが置かれていた。大悟「ほんでここ(店の外)にずっとロールスロイスが(笑)」。

さらに、ノブがスープのアクを取っている間に別のものをもらってくると言って、志村とよく行っていたという鉄板焼き屋「三と十」を2年ぶりに訪れる大悟。「ワシ、いっつもここやった、この個室やったなあ。懐かしいー」とタバコをふかし、窓の外を眺める大悟。「師匠のボトルどうしたんやろ?」と言って「志村けん」と書かれたボトルの酒を「ちょっとだけ飲もうかな」と注いでもらう。大悟「うわー、沁みるな、この味」。

これはもちろん、ノブが働いている間に酒を飲んで休んでいるというボケだけど、なんだか泣き笑いできるいいシーンだった。

千鳥『クイック・ジャパン』vol.136
2018年、千鳥特集が掲載された『クイック・ジャパン』vol.136

『アメトーーク!』

「新日本プロレス大好き芸人」に約13年ぶりに有田哲平が登場。が、MCは蛍原が体調不良のため急遽、土田が代理MCに。有田「13年経って来てみたら、雨上がり決死隊両方いないの?(笑)」。

ケンコバは長州力vs藤波辰爾の「名勝負数え唄」を紹介、有田が内藤哲也やケニー・オメガ、ユリオカがジュニアヘビー級の歴史、鬼越・坂井は武藤敬司の変遷、ジャンポケ斉藤が新日・第3世代(ここでこの番組らしく大谷晋二郎も紹介しエール)、RGは棚橋弘至、コバは現在の新日の最高峰の戦い……と主に90年代から現在までバランスよく触れていく。加えて、「ドラゴン・チェックイン」、武藤の薄毛をイジる橋本のエピソードなど笑わせることも忘れない。オメガによる『G1』優勝の最高なマイクも丁寧に紹介。そうしたシーンに、MC横のフワちゃんが「これ長州⁉ カッコいい!」「えっ⁉」「かわいそうだよ!」などナチュラルに反応をしていたのがとてもよかった。

番組冒頭で「50年(の歴史)を1時間で網羅できない」と言っていたように、新日本プロレスを語るにはもちろん1時間ではとても足りないけれど、それでも充実感たっぷりの特集だった。

最後は橋本vs小川の因縁を紹介。鬼越・坂井が新日以後の「OH砲」「オレごと刈れ」なども解説しつつ「この話すると泣いちゃう……」と、橋本が亡くなった年の大晦日に行われた吉田秀彦との大一番で、橋本の入場曲で小川が入場した話を涙ながらに語っていてグッときた。そのしんみりした空気を「オレごとカレー」が発売される噂があったとしっかりオトすケンコバもさすがだった。


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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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