写真を撮ることにこだわりを持つアーティストやお笑い芸人による連載「QJWebカメラ部」。
月曜日は、加賀翔(かが屋)が担当。コント師として知られる一方で、芸人仲間などを撮影した写真の腕前にも定評があり、インスタグラムのフォロワーは10万人以上を誇る。そんな彼が、ついシャッターを切りたくなるのはどんな瞬間なのか。
撮影のときに一番意識するポイントは「水平垂直」
第17回。QJWebカメラ部の連載が始まって4カ月が経ちました。カメラ部の部員だからと思えばカメラも構えやすくなりますね。
今回はこれぞフォトスポットな名所、雷門です。僕が撮ったのかどうなのかもわからないほど見たことある写真かと思いますが、第1回で話したような、みんなが撮るからこそ難しいなと思うスポットです。
カメラ部なのでたまには撮るときにどんなことを考えるかなどを書いてみようかなと思います。
改めてですが、僕はNikon D800という一眼レフカメラを使用しており、レンズは一番最初に買った50mm F1.8をずっと使っています。RAW撮影という撮り方をしているのですが、このRAW撮影というのは撮ってすぐに渡すということができないため、一度パソコンに取り込んで編集し、現像する必要があります。
「Photoshop(フォトショップ)」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、それの仲間の「Lightroom(ライトルーム)」というのがありまして、僕はそれを使ってどの画面でも見られるデータに変換しています。
この写真は編集で何か工夫をしているわけじゃないので、わざわざ言わなくてもいいのですが、RAWファイルを編集するという行程はとても楽しいので皆さんもぜひ試してみてほしいです。
ここからは全部受け売りなのですが、この写真で注意していることは大きく2点あります。とにかく水平垂直を意識するということと、腰くらいの高さから撮るということです。
僕が初めて買ったカメラの本に水平垂直を意識するときれいになりますよと書かれており、それが強く心に残っているので、今も一番気をつけています。腰くらいの高さに目線を落として撮るのは、水平垂直がわかりやすいからで、大きく2点と言いましたがほぼ1点です。
縦横に気をつけるそれのみでした。カメラを構えたら収まっている光景の中の柱や床、テーブルの辺などを目安に水平を取ると見やすくなりますのでとてもおすすめです。受け売りですが。
受け売りじゃないことが伝えられるようになりたいですね。プロの方に比べると本当に全然ですし、一度ちゃんとカメラの勉強をしたいなと思っているので動き始めようかと思います。部⻑を目指したいですね。
ちなみに雷門を撮りに行ったのは、Netflixで『浅草キッド』を観たからです。おすすめしてもらって観て泣いて「浅草行きたい!」と思ったんですね。単純。大満足。
加賀翔(かが屋)、前田こころ&平井美葉(BEYOOOOONDS)、セントチヒロ・チッチ(BiSH)、長野凌大(原因は自分にある。)、林田洋平(ザ・マミィ)が日替わりで担当し、それぞれが日常生活で見つけた「感情が動いた瞬間」を撮影する。
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