【『THE LAST PIECE』レポート#7】クリエイティブ審査の通過者が決定。残ったメンバーにSKY-HI「未来の可能性を捨ててまで、この先に進ませたくない」

BE:FIRST(ビーファースト)、MAZZEL(マーゼル)に次ぐ3つ目のボーイズグループを誕生させるべく、SKY-HIが主宰するマネジメント/レーベル「BMSG」が始動させたオーディションプロジェクト『THE LAST PIECE(ラストピース/通称:ラスピ)』。
『THE FIRST』『MISSIONx2』に続いて本オーディションでもプロデューサーを務めるSKY-HIは、「あなたの夢を叶える事が今の俺の夢だ」とコメント。さらに、『THE LAST PIECE』は以下のステイトメントを掲げている。
全ての10代と、
かつて10代だった
全ての人へ。
さあ、世界で一番自由で大きな夢を見よう。
2025年8月8日にYouTubeで配信された『THE LAST PIECE』本編Ep.07では、4次審査合宿の課題となったクリエイティブ審査を通過する全14名が発表された。また、「擬似プロ審査」の詳細も発表され、team Aがレッスンやレコーディングに挑む様子に密着。その模様をレポートする。
目次
- 4次審査通過となったRYOTO、RAIKI、HAL
- 残る4人の通過者はRUI、REN、AOI、KANTA
- SKY-HIからSHOへ「好きな服と似合う服って、違うことがある」
- SKY-HIからKEITOへ「純粋に好きな曲を楽しむことを大事にしてほしい」
- SKY-HIからCOTAへ「音楽を仕事にする人には、趣味や遊びの部分を絶対に残しておいてほしい」
- SKY-HIからKAIRIへ「未来の可能性を捨ててまで、この先に進ませたくない」
- SKY-HIからYUへ「あと1週間あったらどうなるか見てみたい、けれど…」
- SKY-HIからISANAへ「『これ聴きたかったんだよ』と思わせるボーカリストになる素質がある」
- 2チームに分けた擬似プロ審査がスタート
- 振り入れ&プリプロに臨むteam A
- MAZZELのKAIRYU&RANからアドバイス
4次審査通過となったRYOTO、RAIKI、HAL
Ep.06に続き、クリエイティブ審査に挑んだ4次審査の結果発表が行われたEp.07。TAIKI、KEI、GOICHI、TAICHI、KANON、YUTA、ADAMがすでに名前を呼ばれているなか、残り7つの通過枠に誰が入るのか……体育館には緊張感が漂う。

8人目に名を呼ばれたのは、審査を重ねるたびに伸びる歌唱力で驚かせたRYOTOだ。SKY-HIは「率直に“あ、天才だ!”と思った」と彼の歌声に大きな可能性を感じており、ステージ上でのわんぱくさにも成長を感じると評価。
次回に向けては、「新しいかたちでRYOTOの声、アーティスト性、人間性をぶつける」ことに期待を込めた。これに対し、RYOTO自身も素の人間性を出せるよう意識したと言い、「次の審査でも自分のこのスタイルをブラさずにがんばっていきたい」と宣言していた。
9人目はRAIKI。4次審査期間に体調を崩して思うように声が出ず、精神的な不安が行動面に影響することを課題としていたが、SKY-HIは「本当に昨日(クリエイティブ審査当日)すごく声が伸びてた」「不安とか悩みって成長へのタネだと思うから、思いきり悩むことを超えたRAIKIは本当にかっこよかった」とコメント。
RAIKIはこれを受け、「今までは好きなアーティストさんを見て『いつかこうなれたらいいな』と思ってきましたが、『今もうこれを実行すべきときなんだ』ということだけ考えてがんばりました」と意識を変えたことを明かす。「絶対に、日髙さんに、日本に誇ってもらえるアーティストになれるようがんばる」と誓うRAIKIに、「あれが抜けてたな、“自分自身に誇ってもらえるアーティスト”になってほしいな」と補足するSKY-HIの言葉を受け、RAIKIは「それはもちろん。がんばります」と破顔一笑していた。

10人目はHAL。「一番びっくりした」とSKY-HIに言わしめるほど成長を遂げたHALは、「歌手としてステージに立つ覚悟ができているときのHALはあれくらい歌が伸びるんだな」「歌がうまくなればなるほどラップが生きるし逆も然り」と評価される。今後の課題としては、普段のような豊かな表情をパフォーマンスでも発揮することが挙げられた。地味な発声を愚直にやり続けることこそが、HALがさらに伸びていくためのポイントとなりそうだ。

残る4人の通過者はRUI、REN、AOI、KANTA
11人目はRUI。SKY-HIは「次までにパフォーマンス面で要求したい細かな課題はない」と述べ、「間違っていたら教えてほしいんだけど」と前置きをした上で、RUIが「みんなのことを考えて雰囲気作りをしているときがあるように見える」と“心の機微”に言及。年上メンバーとしての責任も感じていたであろうRUIの心情を察し、「次はものすごい自分のことしか考えていないパフォーマンスをするRUIが見たい」とリクエストした。
誰にも見えない心の奥深くの扉をここまで的確にノックできるのは、『THE FIRST』からずっと成長を見守り、彼のポテンシャルと人間性を熟知するSKY-HIならではだろう。「自分全開放 RUIが一番ヤバいです 大放出回」を見てみたい、とSKY-HIはリクエスト。そこではRUIのどんな姿が見られるのか、期待が高まる。
12人目はREN。「気がついたら本当に歌っても踊ってもラップしてもどれもが高水準」と評価された一方、「現状だと良くも悪くも、RENがどんなパフォーマンスをするかという上限値が想像できる」という課題も与えられた。そのためには、RENが自分自身に見る夢をふくらませ、「期待には応えるけど想像は裏切る」ことがポイントになるようだ。
RENはフィードバックを受け、BMSG TRAINEEの期間から“なんでもこなせてしまう”からこそ“自分らしさ”の発掘に悩んでいたことを明かし、「今、自分が掘りたい意欲がいっぱいあるので、ひたむきにもっと精進していきたい」と気合いを入れた。

13人目はAOI。年下メンバーながらも、「完全に驚きました」「ラップも“やってみた感”ではなく、ずっとやっている人のように見える」と評価を受けた。そして、「いい意味で一番、最終形態が想像しきれないので、そこに夢を見ている」とも。
その背景には、これまでAOIがたくさんの音楽を聴いてきたという努力の証、つまり、“音楽をどんなときも楽しめている”という大きな要因があるのだろう。フィードバックでのSKY-HIの仮説に確信を持ってうなずく表情からも、14歳の若さながら、努力の方向性を正しく見定める力を備えているようにもうかがえる。
AOIはSKY-HIの言葉を「とてもうれしい」と受け取り、「KEIくんとかADAMくんとかKAIRIとか、いろんな人たちに支えられて刺激をもらった」「本当にBチームになれてよかった」と周囲の環境に感謝していた。

4次審査、早くも最後となる通過枠に呼ばれたのはKANTAだ。「正直、歌唱やラップはまだ積み重ねてほしいところはけっこうある」と課題への言及はあったものの、「音楽への没入力」を強力な長所として評価され、「音楽に本当に救われた経験をしたことがある人のパフォーマンスである」とSKY-HIからコメントされていた。
KANTAは書類審査の段階から“音自体が身体の中で跳ねるようなダンス”を注目されていたことが記憶に新しいが、このような身体表現ができ、プリプロ時に先輩アーティストのAile The ShotaやREIKOをも驚かせたような声帯に宿るポテンシャルも備えている彼であれば、シンガーとしていっそう伸びていくだろう。

SKY-HIからSHOへ「好きな服と似合う服って、違うことがある」
全員の発表を終えたSKY-HIは、通過者14人を別室へ移し、今回はこれ以上先に進まないこととなった6名へのフィードバックをその場で行っていく。
SHOには、「好きな服と似合う服ってちょっと違うことがある」とアドバイス。SHOはこれまでのグループ審査でも作曲経験を活かしてチームメンバーをリードし、常にやるべきことや音楽へのアプローチ方法を自分なりにわかっているような姿が印象的だった。
そうした彼の能力を理解したSKY-HIは、「あなたはたぶんどういうかたちで活動しても、自分で作るのをやりたいし止めないと思う」と言語化し、年内に10〜20曲を創作することで「自分が好きなSHOというアーティスト」を見つけることがアーティストキャリアのスタートだと話した。
SHOはこれに対し、「まだ自分のスタイルが確立できていないし自由を求めているタイプなのかなと思ったので、これが僕にとっても最適な結果だと思う」と冷静に捉え、「これからアーティストとしてがんばっていきたいと思うので、よろしくお願いします」と宣言した。

SKY-HIからKEITOへ「純粋に好きな曲を楽しむことを大事にしてほしい」
KEITOは当初からこのオーディションでデビューすることへの覚悟、「落ちること」への恐怖を人一倍抱えていたメンバーだ。しかし、それが「デビューするために何をするか」「デビューするために課題に取り組む」という状況に自分自身を追い込んでいたことも確かだと思う。だからこそ、「音楽を本格的に仕事にしてしまう前に、音楽を遊びのものとして捉え、いろいろなものを聴いて、純粋に好きな曲を楽しむことを大事にしてほしい」とSKY-HIは言う。
KEITO自身も「自分の好きな音楽しか聴いてこなかった」と振り返り、「いろんな音楽を聴いて、いろんな声を手に入れて、いろんなパフォーマンスができるように精進したい」と改めて気持ちを整えたようだった。
SKY-HIからCOTAへ「音楽を仕事にする人には、趣味や遊びの部分を絶対に残しておいてほしい」
COTAもKEITOと同様の課題が与えられ、彼自身の中にまだ見ぬ“モンスター”が潜んでいるからこそ、「○○しなきゃ」ではなく「この音楽、楽しいな」と単純に音楽を楽しむことが重要視された。
本気でデビューを目指すオーディションだからこそ、力が入ってしまうこと、「デビューのためにこれをしないと」と考えることは当然のことだ。むしろ、真剣に取り組んでいる証でもある。
しかし、「音楽を仕事にする人には、趣味や遊びの部分を絶対に残しておいてほしい。そういう人のほうが音楽にとって誠実な気がする」というSKY-HIの言葉のとおり、まずはそれができてこそ、デビューへの本格的な道が開けていくのだろう。

SKY-HIからKAIRIへ「未来の可能性を捨ててまで、この先に進ませたくない」
3次審査でAyumu Imazu「Superstar」を歌ったKAIRIに対し、「僕は人のパフォーマンスを見て、素晴らしい部分を伝えるのは得意なほうだけど、それでも説明しきれないくらい空気を変える(パフォーマンスをしていた)」と評価し、毎回可能性を感じていたと明かしたSKY-HI。
しかし、声変わりなど身体的な面で追いつくまでにはもう少し時間がかかると判断し、「未来の可能性を捨ててまで、この先に進ませたくない」との理由から今回の結果に至ったという。
急いで“今年デビュー”の構想に入れるのではなく、出るべきときにベストなタイミングで世に出られるよう、あえて通過させない選択をするSKY-HIのジャッジからは、『THE FIRST』からずっと変わらない、“参加者の人生にとってベストな選択をする”という愛情が感じられた。
SKY-HIからYUへ「あと1週間あったらどうなるか見てみたい、けれど…」
YUについても「ものすごく成長した」「あと1週間あったらどうなるかものすごく見てみたい」と述べつつ、年上メンバーと並んだ際に追いつかない部分もあると話したSKY-HIは、とある懸念についても語った。それは、彼が愛らしい人間性を持っているからこそ、世間から求められるYUのアーティスト像が、YU本人にとって望ましくないものになってしまうということだ。
具体的には、そのパーソナリティやキャラクターが、たとえば「かわいい」という言葉ひとつで社会的に消費されてしまう──そうした恐れがあることを仮定しての選択であろう。これは『THE FIRST』で脱落したRUIに伝えられた言葉と酷似している。
世に出て耳目を集める存在である以上、大衆に求められる虚構の自分像に蝕まれ、「人間としても音楽人としても消耗してしまう」ことはないとは言いきれない。そうした未来を避けることは、BMSGがかねてより掲げる「才能を殺さないために。」というスローガンをまさに体現しているのではないだろうか。
SKY-HIからISANAへ「『これ聴きたかったんだよ』と思わせるボーカリストになる素質がある」
最後に、ISANAに関してSKY-HIは、「歌を手に入れたのが本当にでかいと思う」とボーカルの伸びを評価。今回の審査で方向性が見えたぶん、年内に到達する成長の限界は見えたものの、「歌うこと」「マイクを持ってブラさずに歌うこと」このふたつのスキルをさらに磨くことで、「歌一本で歌っていてもお客さんに『これ聴きたかったんだよ』と思わせるボーカリストになる素質がある」と歌唱面のポテンシャルを保証した。
練習中にボーカルへの不安を拭えなかったISANAは「足を引っ張ってしまった」とチームへの負い目を語ったが、とにかく誰より誠実かつまじめに取り組む姿を見せていたのも彼だったと思う。そんなISANAに対し、SKY-HIは「最後はまじめな人が絶対に勝つから」「一方で申し訳なさを感じる必要はない。足引っ張ってるようにはまったく見えなくて、歌声の個性でちゃんと色を足していた」と今のISANA自身を称えていた。

ライバルでありながらも仲間、同志、よき友人である6人。オーディションである以上、脱落者が出ることは避けられないなかでも、通過したメンバーは「みんなの気持ちを背負って、これからの審査もがんばっていこうと思う」(RUI)、「覚悟と責任を持って恥のないように次の審査に臨みたい」(TAICHI)と、次に進む者としての決意を新たにしていた。




2チームに分けた擬似プロ審査がスタート
5次審査は、プロ同様の環境とクオリティでパフォーマンスをする「擬似プロ審査」。ここから本格的にデビューグループへの適性を見ていく、表現力もスキルも問われる審査となっていくという。
今後の流れとしては、擬似プロ審査用の楽曲が3曲用意されており、まずteam AとBの7人ずつにメンバーを分け、1回目の擬似プロ審査で課題曲①と②をパフォーマンス。そこで2名が脱落する。そして、残った12名で2回目の擬似プロ審査を行い、課題曲③を披露するという流れだ。なんとこれらの課題曲は、BE:FIRST「GRIT」をLAで制作した際に作られた“LA産”の楽曲だという。
5次審査のチーム分けは以下のとおり。
team A:RAIKI、AOI、REN、KANON、RUI、HAL、RYOTO
team B:TAICHI、GOICHI、KEI、TAIKI、KANTA、YUTA、ADAM
課題曲①のタイトルは「Green Light」。BE:FIRST「Message」「Metamorphose」やBMSG MARINE「Memoria」の振り付けも手がけるダンサー・振付師のRyusei Haradaがコレオグラフを担当している。
他方、次の審査に向けて気持ちとチームワークを高めるべく、スピンオフ企画として「THE LAST PIECE運動会」も開催。「ダンシング玉入れ」や「綱引き」、「大縄跳び」「しっぽ取り」「バスケットボール」と身体を動かす種目が行われるなか、SKY-HIが実況と解説の一人二役で場を盛り上げ、参加者たちは束の間の休息を存分に楽しんでいたようだった。

振り入れ&プリプロに臨むteam A
運動会が終わると、team Aはさっそく「Green Light」の振り入れに入る。今回は振り入れのスピード感も早く、通常2〜3日でフル尺を固めるところまで完成させる、プロ同様の速度で進んでいく。RAIKIは「筋肉をいっぱい使う」というRyusei Haradaの振り付けを難しいと感じていたようだが、参加者たちの高い吸収力のおかげか、ところどころフォーメーションなどに苦戦しながらもレッスンはスムーズに進んでいった。


一方、BMSGアーティストのサポートでもおなじみのボイストレーナー・りょんりょん(佐藤涼子)先生によるボーカルトレーニングも欠かせない。楽しく遊ぶように発声を行いながら、緊張すると歌が縮こまる参加者たちに「発声の最大値」を教えるトレーニングは、次の審査でも必ず役立つだろう。
さらに、重要なのが“ハートの順番”だ。デビュー前の彼らならなおのこと、まずは一番近くにいる人たちに言動で示し、愛あるいい関係を作っていく。それができなければ、デビュー後に多くの人に音楽を聴いてもらうこともできなくなってしまうという理論だ。
そうしたレクチャーを受けたあと、いよいよ課題曲の練習に入るteam A。声が出づらいRYOTOに、SKY-HIはKANONのパートとの交代を持ちかけ、KANONも気合いを入れていただけに心残りはあるものの、「曲のため、パフォーマンスのためだったら大丈夫です」と前向きに変更を受け入れていた。

本番のレコーディングに入る前段階の歌声を録るプリプロダクションでは、これまでの審査を重ねてマイクへ向かう積極性には全員成長が見られた一方、細かなリズム感や発音には苦戦する様子もあった。
中でもRENは、「良くも悪くもアドバイスが少なかった」とプリプロを振り返り、「もっとこうしたいって思わせられなかった」「自分の可能性を提供できなかった」と分析。りょんりょん先生が「発声のときの顔ばかりで歌うのが気になってる」と伝え、ダンスをしてきた人に多い“自分の鍛錬”に向かいすぎているという課題があること、“自分の殻を破る”ことの必要性を説くと、RENも「ブッ刺さりです」と納得の表情だった。

MAZZELのKAIRYU&RANからアドバイス
擬似プロ審査本番が2日後に迫った日、練習室に特別ゲストが。SKY-HIのうしろから入ってきたのは、先輩アーティストであり、KANONにとっては『MISSIONx2』でともに切磋琢磨した仲間でもあるMAZZELのKAIRYUとRANだった。
KANONは「うれしいし、あのときを思い出して少し切ない気持ちにもなった。けど、そのときの悔しさを経て今がんばっている姿を見せられて、自分の中で改めて覚悟が決まった」と心中を吐露しつつ、「もういつでもデビューできるようにがんばっています」と頼もしい表情を見せる。
パフォーマンスを見たKAIRYUは自らの経験に則し、「オーディションは今持っているスキルの中で、惜しみなくどれくらい発揮できるかが大事」とアドバイス。RAIKIは翌日が審査前日であることを踏まえ、審査前日に何を思って練習したかを尋ねると、RANは「緊張もするし特に焦る瞬間だから、今できる最大限のところをしっかり突き詰めて、本番の勢いやテンションに負けない自信や余裕を作っておくといい」と伝えた。
ほかにも、合宿中週5日ペースでMAZZELのTシャツを着るほどファンであるHALが「大ファンですわ」と本人を前にして告白したり、RUIが「『THE FIRST』のとき、ありがとうございました」と年長組になった今だからこそわかる苦悩への感謝をRANに伝えたりと、各自が思い思いに会話を交わした。

後日、改めて行われたプリプロでは、「自分の可能性を提供できなかった」と悩んでいたRENが自然体で歌った声を「いいね! RENしか出せない声成分」とSKY-HIに褒められ、成長を実感して喜ぶ姿があった。
また、隙間時間にぶつぶつとラップを口ずさんでいたHALは、SKY-HIが目を見開いて立ち上がり拍手をするほどに実力が覚醒し、「めっちゃ気持ちよかったです」と自分でも確かな進歩を感じているようだった。

こうした活気にチーム内のモチベーションも高まり、RUIやKANONにも伝播。KANONがSKY-HIのディレクションにより新しい発声を身につけた際には、「Happy Birthday!!」と祝福する和やかな空気感も、彼らが能力を開花させていくことができる要素のひとつなのだろう。



数々の壁を乗り越え、別れを経験し、アーティストとしても人としても強く太い芯を培いながら成長している参加者たち。いよいよ擬似プロ審査の本番を迎える次回、彼らの進化はパフォーマンスの中にどう表現されるのか。そして、SKY-HIからの重大発表とは──。Ep.08も見逃せない。
【『THE LAST PIECE』配信スケジュール】
■Ep.08:2025年8月15日(金)20時~
※公開スケジュールは変更になる可能性がございます
関連記事
-
-
九条ジョー舞台『SIZUKO!QUEEN OF BOOGIE』稽古場日記「猛暑日のウルトラライトダウン」【前編】
『「SIZUKO! QUEEN OF BOOGIE」~ハイヒールとつけまつげ~』:PR -
九条ジョー舞台『SIZUKO! QUEEN OF BOOGIE』稽古場日記「小さい傘の喩えがなくなるまで」【後編】
『「SIZUKO! QUEEN OF BOOGIE」 ~ハイヒールとつけまつげ~』:PR -
「“瞳の中のセンター”でありたい」SKE48西井美桜が明かす“私の切り札”【『SKE48の大富豪はおわらない!』特別企画】
「SKE48の大富豪はおわらない!」:PR -
「悔しい気持ちはガソリン」「特徴的すぎるからこそ、個性」SKE48熊崎晴香&坂本真凛が語る“私の切り札”【『SKE48の大富豪はおわらない!』特別企画】
「SKE48の大富豪はおわらない!」:PR -
「優しい姫」と「童顔だけど中身は大人」のふたり。SKE48野村実代&原 優寧の“私の切り札”【『SKE48の大富豪はおわらない!』特別企画】
「SKE48の大富豪はおわらない!」:PR