西川きよし、ガレッジセール「陽気な人たちばかりですね」沖縄県の市町村長らが個性あふれるパフォーマンス

2023.4.17
沖縄国際映画祭

文・撮影=梅山織愛


4月15日に開幕した『島ぜんぶでおーきな祭 第15回沖縄国際映画祭』の企画として、「ハイサイ!うた自慢まち自慢2023 島ぜんぶでおーきな祭スペシャル」が4月16日に行われた。

スナックのような雰囲気のイベント

15周年の節目となる今年の『沖縄国際映画祭』では、「特別招待」「沖縄映画特集」「地域発信型映画」「特別上映」「クリエイターズ・ファクトリー」「シアタードーナツ連携企画」の6つの部門にて29プログラム(33作品)を上映。さらに期間中はイベント・展示企画を実施するほか、吉本興業に所属する芸人が登場するコラボ企画も行われる。

映画祭のファイナルを飾った「ハイサイ!うた自慢まち自慢2023 島ぜんぶでおーきな祭スペシャル」では、沖縄県の各市町村の首長、または首長が指名する当該市町村の人々が、自慢の「歌」と独自の「パフォーマンス」で地元の魅力や物産を発信。司会は西川きよしが務め、ナビゲーターとして沖縄出身のガレッジセールと宮川たま子が大会を盛り上げた。

出場者を応援すべく集まった大勢の観客に、西川は「こんなにたくさんの方が劇場に集まるのも、最近は珍しいですからね」とコメント。ゴリは「始まったばっかりでこの盛り上がりってすごくないですか? 皆さんもう飲んでますから。でも、市区村長が自分の持ち歌を歌うと、雰囲気は地方のスナックっぽい感じになるんで、それがいい感じなんですよ」と冗談を交えながら、本イベントの楽しみ方をアピールした。

沖縄国際映画祭

エンディングも沖縄らしく

今回、出場したのは与那原町・照屋勉町長、豊見城市・徳元次人市長、国頭村で教育長を務める宮城尚志さん、宜野座村・當眞淳村長、宜野湾市市議会の議長を務める呉屋等さん、八重瀬町町議会の議長を務める神谷たか子さんの6名。出場者はマスコットキャラクターと登場したり、仲間と共にダンスを披露したりと、それぞれ個性あふれるパフォーマンスを披露。MC陣は「陽気な人たちばかりですね」と評価した。

イベントでは、観客による飛び入り参加コーナーも実施。普段から沖縄の吉本劇場に通っているという男性や、もうすぐ還暦を迎えるという男性が堂々と歌声を響かせ、会場を沸かせた。すべての出場者がパフォーマンスを終えると、審査員のEPOが自身のヒット曲「う、ふ、ふ、ふ、」を披露。さらに、特別ゲストとして登場した桂文枝もウクレレの弾き語りで「月の夜」を歌唱した。

沖縄国際映画祭
バックにはフランダンサーの姿も

6名の中から優勝に輝いたのは、八重瀬町の神谷さん。パフォーマンスはもちろん名産品として紹介したいちごや、客席に駆けつけた仲間の声援も勝因のひとつとなった。

沖縄国際映画祭
優勝した神谷さん

そしてエンディングでは、出場者だけでなくMC陣、審査員も含め全員で沖縄民謡の演奏に合わせてカチャーシーを踊って終了。この模様は5月28日(日)午後6時からBSよしもとで放送される予定だ。

沖縄国際映画祭
沖縄国際映画祭

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  • 『第15回沖縄国際映画祭』

    開催期間:2023年4月15日(土)~16(日)
    開催場所:那覇市(国際通り/桜坂劇場/タイムスビル1階エントランス/テンブスホール/パレットくもじ交通広場/琉球新報ホール)ほか
    主催:沖縄国際映画祭実行委員会
    運営:株式会社よしもとラフ&ピース
    実施コンテンツ:レッドカーペット、映画作品上映、ステージイベント(お笑い、音楽、ダンス等)、ソーシャルビジネスビジネスコンテスト、アート展示ほか

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梅山織愛

(うめやま・おりちか)1997年生まれ。珍しい名前ってよく言われます。編集者・ライター。自他共に認めるミーハー。チョコレートとかき氷が好き。

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