ホラーファン必見!『行方不明展』『つねにすでに』出版社の垣根を越えた異例のフェア開催中の2冊の一部をチラ見せ
2024年12月16日(月)、ホラー作家・梨とホラーカンパニー・株式会社闇が手がける2作品『行方不明展』(太田出版)と『つねにすでに』(ひろのぶと株式会社)が発売された。『行方不明展』には、『このテープもってないですか?』や『イシナガキクエを探しています』などのプロデューサーである大森時生(テレビ東京)も参加している。異なる出版社で制作された2作品が、このたび、発売日と著者が同じという偶然をきっかけに異例のコラボを展開する。今回は、その2作品の本文の一部を特別にチラ見せする。
4つのテーマで“行方不明”を考察するアートブック『行方不明展』
この本は「行方不明になりたい」と切実に願った人の前にのみ現れる、「異世界への扉」──
※この書籍に収録されている展示品は全てフィクションです。
『かわいそ笑』『自由慄』が好評発売中の新進ホラー作家・梨と、『その怪文書を読みましたか』の株式会社闇、そしてTXQ FICTION『イシナガキクエを探しています』等を手がけるテレビ東京プロデューサー・大森時生による人気展覧会『行方不明展』が待望の書籍化、いよいよ12月16日(月)より発売された。
帯には麒麟・川島明&小説家・高瀬隼子が推薦コメントを寄せている。
読み進めていくと行方不明者には何か共通点があることに気づいてしまう。
もしかしたら僕らが「おいていかれた」のかもしれない
──麒麟 川島明
行方不明、と書いてみる。
どうかそれがあなたにとって望みどおりの形で整っていますように
──高瀬隼子
本書は、展示会にて公開された“行方不明”をテーマに作られたさまざまな架空の“痕跡”全52件を余すことなく完全収録。一部、動画で展示されたものは本誌内のQRコードから視聴が可能だ。
また、太田出版の通販サイト「QJストア」では、展示会では長蛇の列となっていた“ある男性が残したボイスメッセージ”の音声が聴ける限定版と、梨による直筆サイン本を数量限定で発売。限定版はQJストアでしか購入できないため、どうぞお見逃しなく。
200万PV突破のインターネットロア『つねにすでに』
ダ・ヴィンチ・恐山氏、推薦!
AからZに連なる怪談の言葉あそび。
われわれがもてあそんできた情報たちの密かな逆襲と、にぎやかな祝祭。
2024年4月に公開され、これまでに200万PV突破のインターネットロア『つねにすでに』が書籍化。
ゆっくりボイス、まとめブログ、Discord、実験レポート、匿名掲示板、ドキュメンタリー映像、ホラー番組、位置情報ゲーム、オンライン百科事典、出所不明のカセットテープ、アスキーアート、チャットボット……。いにしえのネット文化から最新のAI技術まで、幅広いテーマで描かれた、新作書き下ろし1篇を含む全27篇の物語。
各話はA〜Zの頭文字を冠し、独特の世界観を展開。公開後すぐに、AIを使ったインタラクティブなギミックや、1日限定で公開された民家での展示など、ネットならではの仕掛けが大きな話題になった。
ひろのぶと株式会社の公式通販サイトでは、オリジナル特典付の限定版も発売中。書籍化に伴い、特設サイトも公開されている。また、書籍版の元となったWEB版『つねにすでに』も好評公開中。書籍版との違いに注目してチェックしてみよう。
『行方不明展』『つねにすでに』合同イベント&フェアも開催!
12月22日(日)には、ジュンク堂書店池袋本店9階イベントスペースにて『行方不明展』と『つねにすでに』(ひろのぶと株式会社 刊、梨・株式会社闇 著)の合同刊行記念トークイベントが開催。スペシャルゲストとして、YouTuberで俳優のかいばしらが登壇するほか、梨によるサイン本付き配信チケットの販売や、サイン会も実施される予定だ。すでに会場チケットは完売だが、配信チケットやサイン入り書籍付きチケットも発売中なので、この機会に要チェックだ。
さらに、未来屋書店の対象20店舗では合同の書籍+雑貨フェアが実施! 『行方不明展』『つねにすでに』の2冊をセットで購入すると、作家・梨のアイコンステッカーをプレゼント。フェア詳細や雑貨については未来屋書店の案内をチェック!