アイボリーズ、フラカン制作のオリジナル曲完成。すゑひろがりず南條「曲として世の中でヒットするんじゃないか」
『それゆけ!大宮セブン』(テレ玉/毎週火曜23時30分~)から誕生したバンド・アイボリーズ。メンバーは、ジェラードン・アタック西本(ボーカル)、マヂカルラブリー村上(ギター)、囲碁将棋・根建太一(ベース)、すゑひろがりず南條庄助(ドラム)、GAG・SJ(キーボード)。
10月16日(水)には、浦和ナルシスで、ヒップホップユニット・東播Doggs(タモンズ、GAG福井俊太郎)と対バンライブを行う。
さらに、2曲目となるオリジナル曲がついに完成。制作の協力を行ったロックバンド・フラワーカンパニーズとの対面の様子が放送される9月24日(火)の放送を前に、本稿では制作についてや楽曲の印象についてのコメントを紹介する。
楽曲はシンプルイズベスト
──どんなことをイメージして楽曲を完成させましたか。
鈴木圭介(以下、鈴木) 竹安(堅一)がコードをつけて、サビを僕がふんわりいじりました。
竹安堅一(以下、竹安) やっぱりシンプルイズベスト。コピーする気になるようなシンプルなコード進行で、それで楽しんでほしいなと。すごくシンプルなものを目指して作りました。
──アイボリーズの印象をそれぞれ聞かせください。
鈴木 フレッシュ。みんな楽しそうに楽器を弾いてくれている。僕らにはないものをみなさん持っていらっしゃる。強みは、みんなバンドを始めてそんなに日が経っていないので、そのフレッシュな気持ちが今満ちあふれているときです。ある意味、これ一番いいときなんですよ。たぶん、もう1年したら、これがなくなるんですよ。
アイボリーズ はやっ。そこからが長い……。
鈴木 そこからはつらい日々が続いていく。今のこの感じを忘れないでもらえると、なんかモメ事があったときに、あのとき、乗り越えたでしょってなる。この1年くらいが最高に楽しい時期だと思います。
グレートマエカワ 伸びしろしかないから、ちょっと練習したらすごく上手になると思う。長くやっているとなかなかうまくならない。これ以上いけないなぁと思うことがたくさんあって正直。そういうのがないと思うから、すごくうらやましいところは、あります。根建さんには、ベースというものをおもしろいと思ってほしいですね。
竹安 みなさん芸人さんなのでキャラクターに関してはバッチリ、三者三様な感じで。本当にある日突然、できなかったことができるようになるんです。それができたらやっぱり楽しいですし、そこはひとつがんばっていただきたいと思います。
ミスター小西 僕ら音楽だけをやっててこれなんで、みなさん、ほかのことがありつつの音楽をやられていて。僕らからしたら本当にすごいなと思うんですよ。で、すごく楽しそうだし、うらやましいところもいっぱいあります。これから、どんどんどんどん(成長すると思います)。できるだけ、続けてください。もしバンドが5人じゃなくなってそれぞれでもいいと思うんですけど、楽器はめちゃくちゃおもしろいと思うので。
アタック西本「まさか自分が書いた詩がこんな…」
──楽曲を生で聴いた感想はいかがでしたか。
SJ もう本当にかっちょよすぎて震えました。なにより、ほかのメンバーは担当もそれぞれいたので(フラワーカンパニーズにキーボード担当がいないため)、俺だけちょっと寂しかったなと思いました。
村上 はじっこに座っててください。
SJ でも最後に(キーボードにも)いいところもありますよと言っていただき、がんばろうと思いました。
村上 最初にフラカンさんに、この歌詞を見ていただいたときに、「俺たちと通ずる部分があるよね」とおっしゃってくださって。今日、バンドの演奏を聴いたときに、マジでこれが完成なんじゃないかなと思ってしまったくらいすごくて。なので、僕らでやっていいのかな……という不安がでかいです。すごかったです。
根建太一(以下、根建) とにかく興奮して、胸の高鳴りが半端じゃなかったです。僕はベースなのでマエカワさんのことを注目しながら見ていたんですけど、後半もう、これ以上やめてくれって思いました。そんなところ触らないでくれって。マエカワさんから、ベースは触れば触るほど楽しさに目覚めるっていうことをお聞きしたので、早くそこまでいって、迷惑かけずにがんばりたいです。生の演奏を聴いた興奮状態を忘れないようにがんばります。
南條庄助(以下、南條) 僕らがやるとかではなく、普通に曲として世の中でドンッとヒットするんじゃないかなと思いました。すごく衝撃を受けて、いまだにボディブローのように、ずっと引きずるような。本当に人の心にずっと残る曲やなと思いました。あと、生のドラムをこんな近くで見たことなかったんですけど、普段、木の棒で太鼓こすっているだけでした。全然、違う。そんな腕あげていいんやとか、まったくわかってなかったですね。映像、しっかりチェックしたいと思います。
アタック西本(以下、西本) 僕も、まさか自分が書いた詩がこんな……信じられなくて。起きている現象が。アイボリーズに入ったボーカルオーディション、タモンズの安部(浩章)さんと競っていたときが信じられなくて。ふざけていたのに、何もふざけられないし。もう、本当にしっかりやらないといけないなって、喝を入れられました。
村上 あのとき、ボケで手挙げたんだもんな。本当にボーカルやりたい人って本当に手を挙げちゃうボケだもんね。
西本 誰も手挙げないし、ボーカルはやりたくないけど、オーディションでボケたいっていう企画だったんですよ。そしたら決定して。これはもう、自分が伝記を書くときに、一番でかいところに出てくる、死ぬときにも一番自慢することができたなって印象ですね。
鈴木 作詞家ですよ。
西本 そうですよね。そういうことですよね。ハーピストも手に入れまして、三刀流でさっき鈴木さんからニュアンスって教えてもらって、今後どうしていっていいかわからない(笑)。お先真っ暗です。
──作詞されたときに「赤ちゃんのようだ」と詩に対しておっしゃってましたが、その赤ちゃんをどのように育てたいですか。
西本 赤ちゃんだって言ってた自分をぶん殴りたいです。僕が育てる前に、完全に育っちゃったんで、今後、大きくなった自分の息子と向き合っていければなって思います。
──10月16日にはライブも控えていますが、意気込みお願いします。
村上 本当に今日、生で聞いた演奏が最高の状態なので、あそこに到達するのはまずできないので、ちょっとでも近づけるように、本当に今までとは練習の気合いの入れ方も変わってくるでしょうし、今までの怠惰な練習態度も反省したと思います。今からの僕たちの本気を見ていただきたいと思います。
──今後もふた組での活動は何かありますか。
鈴木 いつかどこかで対バンできたらいいですね。
アイボリーズ えーーーーーーーーーー。
村上 嫌です。
根建 嫌って言うなおまえ!
南條 前座で、前座の前座で。
西本 前日とかにやらせてください。
鈴木 大宮でやりますか。
アイボリーズ まじっすか?
根建 え、ネタとコーナーやってくれるんですか?
SJ これはすごい。
西本 楽屋の冷蔵庫、飲み物めっちゃあるんですよ。
南條 まだそれ言わなくていい。