『THE SECOND』ベスト16にマシンガンズ、囲碁将棋、リニアらが進出【全組コメントあり】

2024.3.26

文・編集=QJWeb編集部


結成16年以上のプロの漫才師たちがしのぎを削る漫才賞レース『THE SECOND~漫才トーナメント~』。3月23日(土)・24日(日)に、トーナメント初戦となる「開幕戦ノックアウトステージ32→16」が開催された。32組の漫才師たちが2組ずつ登場し、“タイマン”形式でネタバトルを展開。激戦を制した16組が、2回目の本戦トーナメント「ノックアウトステージ16→8」出場への切符を手にした。

8組に絞られる次戦は4月20・21日

(C)フジテレビ

トーナメントを勝ち進んだのは、ダブルアート、タモンズ、ハンジロウ、リニア、ロビンフット、ななまがり、金属バット、母心、かもめんたる、ザ・パンチ、囲碁将棋、タイムマシーン3号、マシンガンズ、ガクテンソク、モンスターエンジン、ラフ次元の16組。

開幕戦を見事勝ち抜いた16組は、4月20日(土)・21日(日)に開催予定の「ノックアウトステージ16→8」で再びトーナメント戦を行い、これを勝ち上がった8組が、いよいよ5月、全国ネット・ゴールデンタイム生放送で開催する「グランプリファイナル」で激突する。『THE SECOND』2代目王者の座と優勝賞金1,000万円を獲得する漫才師は、果たして!?

ダブルアート コメント

・今試合の勝因
真べぇ「選考会のときからふたりで話していたのは、とにかく普段どおりやろう、と。正直、今日も一度もネタ合わせしてないんですよ。いつも寄席でやっているのと同じ感じで、出番前にちょっとふたりで確認するくらいで、ぱっと舞台に出ていって。それがいい結果につながったのかもしれないです」

・今後の戦いへ向けての意気込み
タグ「何か策を練るとかじゃなく、いつもどおりやって、最終的に“これ、楽しいでしょ?”って、お客さんを巻き込むような漫才ができたら、いい結果につながるのかなと。自分たちの地肩の強さを信じてがんばります!」

タモンズ コメント

・今試合の勝因
大波康平「去年の開幕戦で、1点をつけた審査員の方が8人もいたことのショックがあまりにもでかくて(笑)、そこから1年間、漫才ツアーで全国を回ってきたんです。そのなかで、ネタを台本どおりやるんじゃなく、ウケたところを引っ張るとか、ウケなかったらすぐ引っ込めるとか、そういうことも楽しくできるようになってきて。わりと余裕が出てきたのかもしれません」

・今後の戦いへ向けての意気込み
安部浩章「ダブルアートに勝つために、タグと同じ髪形にします(笑)。でも結局、僕ら自身がいかに楽しめるかが勝負かなと。いつもどおり、ギャーギャー騒いで漫才ができればいいかなって思います」

ハンジロウ コメント

・今試合の勝因
しゅうごパーク「ザ・ぼんちさんと僕らとでは、漫才の種類が全然違いますから、お客さんがどっちを取るかの問題で。結果としてたまたま、僕らを選んでくれた方が多かった、というだけです。ザ・ぼんち師匠、本当にすごすぎました……」

・今後の戦いへ向けての意気込み
たーにー「僕らふたりとも、『マキオカリー』(※かもめんたる槙尾ユウスケがオーナーを務めるカレー専門店)の店長をやってるんです。僕が五反田、相方が上野の店なんですけど、なかなかの赤字経営なので、ぜひ『THE SECOND』の決勝に出て、お店の集客につなげたいです!」

リニア コメント

・今試合の勝因
しょうへい「先攻の三日月マンハッタンさんがどれだけウケても、自分たちのネタをしっかりやろう、ということだけに集中しました。とにかく焦らずにちゃんとやれば、最後は笑いが来るから大丈夫、と自分に言い聞かせてました」

・今後の戦いへ向けての意気込み
酒井啓太「三日月(マンハッタン)さんは、僕らにとっては、いわば師匠のような存在なので、とても複雑な心境ではありますが、こうなったらもう、三日月さんの思いも背負って、一緒に戦って一緒に勝つ、という気持ちで臨みたいですね。一つひとつ大事に戦っていきたいと思います」

ロビンフット コメント

・今試合の勝因
おぐ「やっぱり、先攻だったのが功を奏したのかなと。何にも考えず、勢いだけで逃げきることができたというか。これがもし後攻やったら、テンダラーさんのネタを見て、緊張しまくってたと思うので。あと、誰よりも大きな声が出せていたのも勝因やと思います!(笑)」

・今後の戦いへ向けての意気込み
マー坊「“テンダラーに勝ったコンビ”というこの名誉を汚さないようにがんばりたいです。とはいうても、ななまがりは、テンダラーさんとは真逆の漫才なんで、どうがんばったらいいのかわからないっていう(笑)。まだ時間はあるので、これから対策を考えます」

ななまがり コメント

・今試合の勝因
森下直人「僕らの漫才って、初見のお客さんからは理解されないというか、なかなか受け入れてもらえないんです(笑)。でも今回は、先攻のインポッシブルさんが“免疫”になってくれたおかげで、わりとすんなり受け入れてもらえたのかなと(笑)。ですから、後攻だったことが唯一の勝因だと思います」

・今後の戦いへ向けての意気込み
初瀬悠太「まさかロビンフットさんと戦うことになるとは……。失礼な話、完全にテンダラーさんが勝ち上がってくると思ってましたから(笑)。うちの相方と、おぐさんと、ハゲ同士で戦うことになりましたが、先輩のロビンフットさんの胸を、いや、頭皮を借りるつもりでがんばります!」

金属バット コメント

・今試合の勝因
友保隼平「月の満ち欠け。星の並びが、完全に僕らを照らしていたなと」
小林圭輔「まぁ、顔ですかね。結局イケメンが勝つんやなって」

・今後の戦いへ向けての意気込み
友保「全員ぶっつぶしてやりますよ! 舞台上でひっくり返して、爪全部剥がしてやりますわ!」
小林「僕は日々の美顔ローラーに精を出したいと思います」

母心 コメント

・今試合の勝因
関あつし「たまたまお客さんがこっちを選んでくれた、という感じですね。とにかく僕らとしては、寄席に出ているときと同じように、奇をてらわず、わかりやすく、ということを意識していました。あと、ネタ時間6分というのは大きかったですね。僕らの場合、よさをわかってもらえるのに時間がかかるので(笑)」

・今後の戦いへ向けての意気込み
嶋川武秀「次の対戦は、いかにも悪いことしてそうな金属バットさんと、裏でこっそり悪いことしてそうな母心と、本当に悪いヤツはどっちだっていう対決になるのかなと(笑)。……まじめに意気込みを言うと、“お客さんファースト”の気持ちを忘れず、母心の漫才をしっかり伝えられたらと思います!」

かもめんたる コメント

・今試合の勝因
岩崎う大「今回のネタは、対戦相手が流れ星☆に決まってから作った新ネタなんです。流れ星☆と我々ではスタイルがまったく違うから、どうせだったら、より自分たちらしいネタをやろうと思ったのと、あと、おじさんならではのテーマにしたらおもしろいかなって(笑)。そこがうまくハマりましたね」

・今後の戦いへ向けての意気込み
う大「強敵の流れ星☆に勝てたので、こうなったら決勝進出を目指したいですね。この勢いに乗って、あともう1本、おもしろいネタが作れたらいいなと思ってます」
槙尾ユウスケ「僕はただただ、う大さんを信じて、やるべきことをやるだけ。必死についていきます!(笑)」

ザ・パンチ コメント

・今試合の勝因
パンチ浜崎「これは勝ったときに言おうと決めてたんですけど……いや~、運がよかっただけですよ」
ノーパンチ松尾「舞台上で言えよ! でもたしかに、漫才は水物ですから、結果は運次第なのかなと。尊敬する先輩の東京ダイナマイトさんに勝てたことは本当にうれしかったです」

・今後の戦いへ向けての意気込み
松尾「次はかめもんたるとの対戦ですけど、うちらの場合、だからといって対策を練るとか、何もできないんで(笑)。ただただ一生懸命やるだけですね。いつものとおり、寄席芸をやるだけです」
浜崎「ですからみなさんも、何も考えず、ただただ笑っていただけたらうれしいです」

囲碁将棋 コメント

・今試合の勝因
根建太一「勝因……むずいですね。本当に僅差で、なんとかぎりぎり勝てた、っていう感覚なんで(笑)」
文田大介「なんなら、ショウショウさんが先攻で盛り上げてくれたおかげで、僕らもやりやすかった、みたいなところもありますし。ショウショウさん、本当にかっこよかったです」

・今後の戦いへ向けての意気込み
根建「次も勝てるように、としか言うことはないです。とりあえず今日から、クセとか動きとか、タイムマシーン3号さんのことを研究したいと思います」
文田「アスリートか(笑)」

タイムマシーン3号 コメント

・今試合の勝因
関太「今回はなによりも、自分たちで納得のいくネタができたような気がします。いい感じにリラックスしながら、いいパフォーマンスができました。高い点数をいただけたのもありがたかったですね」

・今後の戦いへ向けての意気込み
山本浩司「やっぱり、トーナメント戦っていうのが『THE SECOND』の難しいところで。ほかの賞レースとは違って、1対1の勝負ですからね。とはいえ、バッターとピッチャーの対決とも違うし……たとえるなら、ホームラン競争みたいなものですかね。だから、対策の立てようがないんです。でもとりあえず、囲碁将棋にはベテランの実力を見せつけてやろうと思ってます!」

マシンガンズ コメント

・今試合の勝因
西堀亮「やっぱり、50歳近いおじさんふたりが、でっかい声でしゃべってたら、お客さんも笑わざるを得ないだろうっていう、そういう作戦です(笑)。今後もやっていきたいと思いますね。でも本当に、全力でがんばったので、とりあえずほっとしています」

・今後の戦いへ向けての意気込み
滝沢秀一「まわりからは、“勝敗にこだわらず、かき回せ”みたいなことをよく言われるんですけど、“いや、かき回してる時点で負けてるってことだろ!”って(笑)。俺たち、勝つつもりではいるんで。出るからには優勝したいですよ。とりあえず今は、次のトーナメントに集中したいと思います!」

ガクテンソク コメント

・今試合の勝因
奥田修二「勝因は……まったくわかりません(笑)。だって先攻のシャンプーハットさん、よけいな力がまったく入っていない、いつもどおりのおもろい漫才を披露されていて。ネタが終わった瞬間、“勘弁してくれよ”ってふたりで言ってましたから。今日のお客様の好みで、たまたまこうなっただけやと思ってます」

・今後の戦いへ向けての意気込み
よじょう「次の対戦相手はマシンガンズさんということで、さっそく去年のリベンジを果たすチャンスが来たので、楽しみです。うちの相方も、抽選会のときから“マシンガンズさんと同じブロックになりそうな気がする”って言ってたんですよ。もはや運命的なものを感じてます(笑)」

モンスターエンジン コメント

・今試合の勝因
西森洋一「舞台に立ってる数は、圧倒的に僕らのほうが多いと思うんですよ。だから、場数の勝利、ってことなんかな……まったくおもしろ味のないコメントですけど(笑)。あと今回、会場に入ったのがぎりぎりで。ほかのコンビのネタも見てないし、いらんこと考えなかったんで、それもよかったんやと思います」

・今後の戦いへ向けての意気込み
大林健二「もちろん、最終的な目標は優勝ですけど、とりあえず次へ向けて、一歩一歩進んでいきたいと思います。心配なのは、次の対戦まであと1か月もあるんで、相方が考えすぎて、ネタをこねくり回したりして変なことにならなければいいなと(笑)。そこは僕がしっかり食い止めたいと思います」

ラフ次元 コメント

・今試合の勝因
梅村賢太郎「完全に運です! 先攻のランジャタイに場を荒らされて(笑)、めちゃめちゃやりづらかったんですよ。実際、ネタ飛ばしましたし。もし試合が今日じゃなかったら、きっと違う結果になっていたと思いますね。なんなら、10回やったら9回負けてるかもしれない(笑)」

・今後の戦いへ向けての意気込み
空道太郎「(次の対戦相手の)モンスターエンジンさんは、僕らが大阪で初めて舞台に立ったときからずっと、今もトップで活躍されている大先輩なので、戦えるのはすごくうれしいです。本当に胸を借りる気持ちで、ただただがんばるしかないですね」

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