9番街レトロなかむら&ユビッジャ・ポポポーが自由に遊んでふざけて“肯定する”異例ライブ「今回はしっかりめにやりました」

2024.3.24
『9番街レトロなかむら☆しゅん×ユビッジャ・ポポポーツーマンライブ いいで☆すねぇ〜』

文=釣木文恵 撮影=柏井彰太 編集=田島太陽


3月15日(金)に開催された『芸人雑誌』主催イベント、『9番街レトロなかむら☆しゅん✕ユビッジャ・ポポポーツーマンライブ いいで☆すねぇ〜』。約1時間20分にわたって仲よしのふたりが生み出す、ほかにはない空気とは。

『9番街レトロなかむら☆しゅん×ユビッジャ・ポポポーツーマンライブ いいで☆すねぇ〜』
『9番街レトロなかむら☆しゅん×ユビッジャ・ポポポーツーマンライブ いいで☆すねぇ〜』
『いいで☆すねぇ〜』配信チケットはコチラ(3月29日22時まで)

仲よしふたりのかけ合いを生で楽しめる

ユビッジャ・ポポポーを、いつ認識したか記憶にない。気づけばその人はたくさんの謎に包まれたまま、ちょくちょく目にする存在となっていた。現在配信中の『いいで☆すねぇ〜』は、そんなユビッジャ・ポポポーと9番街レトロなかむら☆しゅんとのツーマンライブだ。

『9番街レトロなかむら☆しゅん×ユビッジャ・ポポポーツーマンライブ いいで☆すねぇ〜』
ユビッジャ・ポポポーとえぐいっちャ・ポポポー(なかむら)

幕が開くと、極端に小さな歩幅でセンターマイクの前に登場したのはふたりのユビッジャ。正確にはユビッジャと、ユビッジャそっくりの格好をし、えぐいっちャ・ポポポーを名乗るなかむら。なかむらの個人YouTubeチャンネル『えぐいっちtokyo(仮)』でも登場したことのあるふたりだ。

ユビッジャとえぐいっちャは「いいですねぇ〜」「ありがタコ焼き」など、互いにユビッジャのワードを発しながらのやりとりを繰り広げる。「こうしている間にも命が増えていく」と急に大きな世界観をぶつけられたり、ユビッジャの怪物的な一面を見せられたりもする漫才(?)が終わると、ユビッジャのネタを挟み、コーナーへ。

「いいで☆すねぇ〜ビンゴ」に挑戦するふたり

コーナーでは「ビンゴをそろえる」ことを目標に、素に戻ったなかむらとユビッジャはひとつずつゲームをやっていく。ユビッジャが進行を担うという意外な役割分担のもと行われるのは、黒ひげ危機一発、じゃんけんで3連続あいこを狙うチャレンジ、相手のモノボケ予想、シンプルなバドミントン……。

バドミントンを楽しむなかむら

最後には意外な展開、驚きの発表も

ゲームやチャレンジをやりながら、ユビッジャはいつものペースで、思いがけない発言や行動をし続ける。それに対してなかむらは、基本的にすべてを受け入れてゆく。ツッコミを入れることはあるけれども、否定はしない。ここでは、あらゆるボケが肯定される。なかむらの受け入れ力がすごいのか、ユビッジャの受け入れられ力がすごいのか。思えば公演のタイトルにもなっているユビッジャの「いいですねぇ〜」という言葉自体、肯定だ。

おにぎりを作るユビッジャ、太鼓を叩くなかむら

互いを否定しないことによって生まれる空間を象徴するのが「おにぎり☆タイム」だ。ユビッジャがおにぎりを握り、ふいに渡されたバチでなかむらが和太鼓を叩く。どんなに言葉を尽くしても表現できそうにないこんな時間こそが、ライブの醍醐味だと思わされる。

このままコーナーで終わるかと思われたが、締めくくりには思いがけない展開が待っていた。「初心に返った」となかむらが語る最後のパートと、その予想外の見応えはぜひ配信で確かめていただきたい。

第2回の開催も決定。ユビッジャ「次も無理せずに来てくださいね〜」

早くも6月26日に第2回を開催することが発表された『いいで☆すねぇ〜』。次回、さらに自由なふたりならではの時間が繰り広げられることを期待しつつ、なかむらいわく「今回はしっかりめにやった」という「しっかりめ」とはいったい……と思いを馳せるのも一興だ。 

『いいで☆すねぇ〜』配信チケットはコチラ(3月29日22時まで)

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釣木文恵

(つるき・ふみえ)ライター。名古屋出身。演劇、お笑いなどを中心にインタビューやレビューを執筆。

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