“ソロ”としてデビュー「I can’t wait no more」
──その後もしばらくはグループの一員になるのか、ソロアーティストになるのかという狭間で揺れ動いていたと思います。「ソロで行こう」と決意したのはいつごろですか?
REIKO 去年9月の『BMSG FES’22』です。『MISSION×2』を辞退して、フェスの1カ月前くらいに、SKY-HIさんに「自分のソロ曲を書きたいのでトラックをください」とお願いしました。そのことをSKY-HIさんがAile The Shota君に話したみたいで。公演が終わったあとにShota君が僕の肩を抱いて、(Novel)Core君を呼んで「REIKOがソロアーティストになるんだよ!」と言ってくれたんです。僕、泣いちゃって。そのときに「そうか、僕はソロアーティストなんだ」と、道が見えた気がしました。
──『THE FIRST』のころ、「自分は寂しがり屋だからソロでできる気がしない」とお話ししていたこともありました。もう、そういう不安はないですか?
REIKO 今年3月に出演した『D.U.N.K. Showcase』までは、ステージ上でひとりは寂しそうだな、と思ってたんです。でも、いざ舞台に立ってみたら意外と大丈夫だったし、「ひとりで1曲をやりきる自信がなかっただけなんだな」と気づいた。そこから、ソロアーティストとしてのマインドができていったと思います。
──デビュー決定を聞いたとき、どんな気持ちになりましたか?
REIKO 人って、ワクワク度が高くなりすぎると固まるんですかね?(笑) 「あ、そうですか、よろしくお願いします」って冷静に答えてたんですけど、内心ではめちゃくちゃうれしかったですね。「早く発表したい」と待ち遠しくて、いざショーケースで発表する瞬間は、けっこう落ち着いていられました。その場にいる方にしっかり伝えたいという気持ちが一番強かったので、滑舌や聞き取りやすさなどを意識して話せていたと思います。
──プレデビュー曲「No More」はご自身で作詞作曲をされたそうですが、とても大人っぽくて、ムーディーな楽曲ですよね。20歳でこの曲を書かれたことに、少し驚きました。
REIKO 曲を書いていたころがちょうど19歳から20歳になるくらいで。その1歳の違いが自分にとっては大きかったんですね。大人な自分を見せたくて背伸びしたというか、おしゃれにしてみたかった(笑)。歌詞は「ダンスフロアで一緒に踊ろう」という内容なんですが、実は僕にとってのデビューを歌っています。サビの最後の「I can’t wait no more」というところには特に、「デビューが待ちきれない」という思いを込めてみました。
──私も聴いていて、REIKOさんと音楽との関係を歌っている曲なのかなと感じたんです。「ここは自由にいれる場所」というのは、歌っているときのREIKOさんを指すのかなって。
REIKO 僕もそこの歌詞、すごく好きなんです。あとは『D.U.N.K』で披露するという前提もあったので、クラブミュージックというか、踊れる感じもイメージしました。
デビュー曲「BUTTERFLY」に込めた意味
──一方で、デビュー曲「BUTTERFLY」は好対照ですね。明るくて爽やかな、恋の始まりを歌うような曲ですが、デビュー曲に据えた理由を教えてください。
REIKO Matt Cabさんとスタジオに入る中で「BUTTERFLY」以外にもいろんな候補ができて、「No More」よりストレートに「デビューが待ち遠しい」と歌うような曲もあったんです。デビュー曲って、名刺代わりになるものですよね。客観的に見たときに、自分の魅力としてやっぱりかわいらしさというか、そういう部分はあるんだろうなと思って。……自分で言うのは恥ずかしいんですけど(笑)。自分を知らない人にも魅力をまっすぐ伝えられるかなと思い、この曲を選びました。
──等身大の自分を見せたかったんですね。歌詞でも「butterfly」という言葉が象徴的に使われていますが、その意味するところは?
REIKO この言葉を使うことになったきっかけは、今日も着けている蝶々のネックレス。Mattさんが「ネックレスかわいいね」と言ってくれて、「そういえば英語で『あなたは私をドキドキさせる』という意味の『you give me butterflies』というフレーズがあるよね」という話になって。そこからモチーフが固まっていきました。
──なるほど。個人的には「相手から羽を受け取って羽ばたいていける」というような意味なのかな?と想像していました。
REIKO ああ、それに近い意味合いもあります! さなぎから蝶になっていく過程を自分の成長に重ねるのも、デビューシングルにピッタリだなと思っていたので。
音楽は伝わらないと意味がない
──REIKOさんは5カ国語を操れるという強みがありますが、今後も歌詞は日本語をメインとしていくのでしょうか?
REIKO 「世界に行く」という目標を掲げてBMSGに入ったんですけど、楽曲をリリースしてプロモーションする際には、毎回どこに的を置くかを考えたいと思っています。たとえば、(弓矢を構える仕草をしながら)フィリピンを狙う!だったらタガログ語をいっぱい入れていきたいし、南米を狙う!だったらスペイン語を入れたい。目標を考えながら作詞していきたいですね。やっぱり音楽は、伝わらないと意味がないから。
──ついにデビューを果たしますが、今後どんなアーティストになっていきたいですか?
REIKO 世界で活躍するというのは大前提として、聴く人に寄り添える、必要とされていることを音で出せるアーティストになりたいです。たとえば、みんなが自分のことを大切にできないような時代になったら、「もっと自分を大切にしよう」と歌える人になりたいし。世界で活躍するとは、いろんな人に自分の声が届くということ。それを知った上で、ちゃんと必要とされるものを生み出せるアーティストになりたいです。
──素敵ですね。出てみたい憧れのステージはありますか?
REIKO やっぱり、故郷フィリピンでのワンマンライブは絶対やりたいですね。あとはアメリカの洋楽にずっと惹かれていたので、フェスに出たい! 『コーチェラ(・フェスティバル)』とか、楽しそうだなって。
──BMSGのみなさんともいろいろコラボを展開していくと思いますが、それ以外のアーティストやクリエイターで一緒にやってみたい人はいますか?
REIKO アーティストだとAyumu Imazu君。リスペクトしているし、友達としても大好きなんです。プロデューサーさんだったら、Chaki Zuluさんにレゲトンというか夏っぽい曲を作ってもらいたい。どんな方と組んでも魅せられる、音楽の適応力が高いのは自分の武器だなと思っていて。そこも活かしていきたいですね。
──『QJWeb』では『THE FIRST』の初回から連載として記事にさせていただいていて、最初期からREIKOさんを見守ってきたファンの方も多いと思います。最後に、そうした方に向けてメッセージをいただけますでしょうか。
REIKO 僕と同じくらいワクワクしてもらえたらうれしいです。トレーニー期間で成長した自分をまだまだ証明できてないので、ぜひ期待していてください!
REIKO
(レイコ)2002年フィリピン生まれ、愛知県育ち。2021年、歌・ダンスが未経験ながらSKY-HI主催のオーディション『THE FIRST』に参加。2023年10月6日、配信シングル『BUTTERFLY』でデビューを果たす
10月27日発売の『クイック・ジャパン』vol.168でもREIKOのインタビューを掲載。インタビューでも話題に挙がっていた蝶々のネックレスなど、誌面だけに掲載されている写真も要チェック!
『クイック・ジャパン』vol.168はAmazon、楽天ブックスで予約受付中。表紙デザインやコンテンツ詳細は後日公開予定。
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