超ときめき♡宣伝部・菅田愛貴、初の写真集で気づいた自分の魅力「何歳になっても忘れられない一冊になりそう」

ヘアメイク=原田琴実 スタイリスト=大里梨絵
文=坂井彩花 撮影=YURIE PEPE 編集=森田真規
そのビジュアルから「令和一かわいいアイドル」と称されることもある6人組アイドルユニット「超ときめき♡宣伝部」のメンバー・菅田愛貴。2024年12月に20歳となった彼女の初の写真集『すのあき』が、2025年3月3日に発売された。
カメラマン・ヘアメイク・スタイリストを自身から提案したほどこだわりが詰まった写真集について、その思いを明かしてもらった。
菅田愛貴
(すだ・あき)2004年12月20日生まれ、東京都出身。6人組アイドルユニット「超ときめき♡宣伝部」メンバー。愛称は「あきちゃん」、メンバーカラーは超ときめき♡レモン
憧れだった写真集
──写真集『すのあき』リリースが発表された際に「写真集を出させて頂くことが私の夢のひとつであった」とコメントされていましたが、「写真集を出す」ということへの思いを教えていただけますか。
菅田 憧れでしかなかったというか……すごい方々が、素敵な写真集を出されているのを見て、「私もきれいなお姉さんになりたい」と強く思っていたので「写真集を出したい」と思っていました。それに求めてくださる方々がいなかったら、こうやって写真集を出すことはできなかったと思うんです。だから、出会ってくださった方や好きでいてくださっている方、「こんなあきちゃんを見たい」と思ってくださる方に感謝を届けたいなって。

──いつごろ制作されていたのですか?
菅田 2024年2月14日に、マネージャーさんから「写真集を出すことになりました」とサプライズで教えていただいて、そこから考えて作っていました。撮影が終わったのは9月かな。でも、撮影が終わってからの写真選びが大変で。超ときめき♡宣伝部の韓国公演があったときも、メンバーに隠れてコソコソ動いていました(笑)。
──撮影はいかがでしたか?
菅田 スケジュールがギュッと詰まっていて。最後のシーンが夕日だったのもあり、少しも押せない状況で、もしかしたら夕日がいなくなっちゃうんじゃないかってドキドキしました(笑)。結果的に夕日に間に合ったものの、撮影が終わるころには真っ暗。天気にも恵まれていたし、奇跡だったと思います。
──おまんじゅうを食べているカットもありますね。
菅田 めっちゃ食べました(笑)。撮影中、スタッフさんがおいしいものをたくさん用意してくださったんですよ。撮影前はちょっと節制していましたけど、撮影中はパクパクパクパクと食べていました。実は喫茶店のカットを撮影したとき、ナポリタンを食べたり、クリームソーダを飲んだりもしているんです。それは一枚も載ってないんですけど(笑)。ここの喫茶店の方がとても優しくて、持ち帰り用にナポリタンを包んでくださったり、「かわいいね」って声をかけていただいたりしました。

「これだ!」と一直線に選んだ表紙写真
──撮影時のエピソードも盛りだくさんな一冊ですが、菅田さんご自身のこだわりはどんなところに活きていますか?
菅田 「こういう雰囲気がいい」ってお話ししたり、スタイリストさんやメイクさんのご相談をさせていただいたり、カメラマンさんも「三瓶康友さんがいい」って自分から希望しました。三瓶さんの写真がすごく好きなんです。
──三瓶さんは、どこでお知りになったんですか?
菅田 これまでに2回撮っていただいたことがあって。初めてご一緒したときに、写真に写っている自分が自分じゃないみたいで、「めっちゃ素敵な写真!」と思ったんです。ちゃんと自分だけど、本当にきれいというか。そのときから「写真集を作るなら、1冊目は三瓶さんに撮っていただきたい」と思っていました。
そこからかなり時間が空いたのですが、ちょうど写真集のカメラマンさんを決める期間に三瓶さんとの2回目の撮影があったので、直接「写真集を撮っていただきたいです」とご相談しました。すぐにお返事をいただいて、撮影していただけることになって、心からうれしかったです。三瓶さんはめちゃめちゃフレンドリーで、ユーモアあふれる方で。撮影中もとても楽しかったです。


──ロケーションにも、菅田さんの意見が反映されているのですか?
菅田 「どうしても雪山に行きたい」って、お願いしました。特別に思い入れがあったというよりは、ただ単に雪が大好きってだけなんですけど(笑)。撮影時期が春だったので雪が残っているか不安でしたが、お願いを叶えてもらえてすごくうれしかったです。
──寒くて大変だったんじゃないですか?
菅田 全然! スタッフさんが雪合戦をしていたり、アヒルの雪だるまをいっぱい作ってくださったりして、めちゃめちゃ楽しかったです。雪の穴に落っこちて「あ、落ちちゃった(笑)」ということもあったんですけど、それも含めてめっちゃ楽しかったですね。
──衣装の希望も出されたのですか?
菅田 たくさん用意してくださった衣装を着て、マネージャーさんやスタッフさんの意見も取り入れながら、自分が「これを着たい」と思うものを選ばせていただきました。お気に入りは雪の中で着た赤いコート。さくらんぼ柄の水着も気に入っています。フレッシュで元気な女の子という雰囲気にしたかったので、かわいらしいさくらんぼ柄にしました。

──写真集の構成や流れにも、菅田さんの意見が反映されているのでしょうか?
菅田 そうですね。ワガママを言わせていただいて、こだわり尽くして作った一冊になっています。本当に申し訳ないんですけど、最初の候補だった写真からほとんど差し替えていて。甘いものをたくさん食べながら、めっちゃ会議しました。
──写真はどんな基準で選ばれたのですか?
菅田 ページごとに印象がコロコロ変わる一冊にしたいなと思ったんです。「あ!あ!あ!」ってどんどん読み進めたくなる、見ていて飽きない写真集にしたかったので、表情や構図が似ていたら「こっちをやめよう」とか考えながら選んでいきました。表紙も「あ、これだ!」と思って。どんなに遠くにあっても、目を惹く表紙がいいなと思ったんです。ドアップなのでちょっと恥ずかしかったんですけど、どうしてもインパクトがある表紙にしたかったので、「これだ!」って一直線に選びました(笑)。いっぱいあった候補の中で、最初に惹かれたのがこのカットだったんです。

自分の容姿を受け入れられるようになった
──お気に入りのカットを教えてください。
菅田 メッセージを載せた、最後のページのカット。もともとは違う写真の予定だったんですけど、運命的にこの写真を見つけてしまって「これがいい!」となって、差し替えました。メッセージも応援してくださっているみなさんに向けて、メモに書いては消してを何度も繰り返して、たくさん考えながらちょっとずつ完成させていった文章なので、私の愛が届いたらうれしいです。そんなメッセージも込みで、このページが好きですね。
──ほかにもあれば、教えてください。
菅田 最後のページに載っている、海で撮ったドアップの笑顔。今回の写真集は「ここで終わりじゃなくて、スタートだよ」という想いを込めた、未来へつながるような一冊にしたいと考えていたので、どうしても笑顔で終わりたかったんです。あとは、愛犬とお母さんと撮った写真がお気に入り。恥ずかしがり屋のお母さんに「20歳になったし、お願いだよ~!」って頼んで、出演してもらえた思い出のページです。20年間、大事に育てていただいたので、感謝の気持ちを込めました。お母さんと愛犬と写真を撮るのは念願の夢だったので、叶えられてとてもうれしいです。



──最も“素の愛貴”なショットを挙げるとしたら、どれですか?
菅田 浮き輪に乗っかって、だらーんってしている写真かな。これを見つけた瞬間に、「あ、これが一番素だ」って心から思いました。ニッコニコの超リラックスモード(笑)。「あー、気持ちいい!」って思っていたところを三瓶さんが撮ってくれていたんです。

──写真集ができ上がって、自身の魅力は改めてどのようなところにあると感じましたか?
菅田 逆に聞きたいです(笑)。いつも自分の顔を鏡で見ながら「こういう顔なんだ」と思ったり、「ここがこうならないかな」って触ったりするくらい、気になる部分もあったんです。自分なりにコンプレックスもあったというか。でも、こうしてきれいに撮っていただいて、自分の容姿を「自分らしくていいんじゃないか」と受け入れられるようになった気がします。何歳になっても、忘れられない一冊になりそうです。

<衣装協力>
シアートップス/ワンピース(Treat Ürself)
※問い合わせ先:Treat Ürself(080-7593-0051)
リボンチョーカー/リング※左手人差し指(Pearl for Life)
イヤリング(MICHIRU)
リング※右手人差し指(コフルジュエリー)
リング※左手中指(tsugumi iwamoto)
※アクセサリーの問い合わせ先:ロードス(03-6416-1995)
菅田愛貴1st写真集『すのあき』

発売日:2025年3月3日(月)
価格:3,300円(税込)
判型:A4、112ページ
発行:SDP
HP:https://www.stardustpictures.co.jp/book/2025/akisuda_photobook.html
X:@sunoaki_1st
Instagram:@sunoaki_1st
関連記事
-
-
「奪われたものは取り返すつもりで生きていく」FINLANDSが4年ぶりのアルバムで伝える、新たな怒りと恥じらい
FINLANDS『HAS』:PR -
牧場バイトからアイドルへ、かてぃが歩んだ多彩な仕事遍歴
求人ボックス:PR