【FRUITS ZIPPER】仲川瑠夏「“ギャルの私”でアイドルができるなんて!」個性を肯定してくれる場所

2025.3.12

文=奈都樹 撮影=飯田エリカ 編集=高橋千里


小学生のころからギャルメイクに夢中だったという仲川瑠夏。ある意味、正統派アイドルとは真逆の位置にある“ギャル”という要素は、彼女の魅力をどのように引き出しているのか。

現在発売中の『Quick Japan』vol.176ではFRUITS ZIPPERを50ページで総力特集。発売を記念して、本誌に収録したソロインタビューの一部をQJWebで公開する。

FRUITS ZIPPERミニカード付き限定版の購入はこちら 『Quick Japan』vol.176 通常版の購入はこちら

個性を消さず「ポップなギャル」でいたい!

──仲川さんは、ギャルファッションが好きなことでも知られています。ギャルに目覚めたきっかけはなんだったんですか?

仲川 従姉妹たちがギャルだったんです。みんなにメイクのことをいろいろ教えてもらって。自由帳にギャルの女の子の絵をずっと描いてました。

──“ギャルのかわいさ”と“アイドルのかわいさ”、どうやって両立していますか?

仲川 自分は自分で突き通しつつも……まあ、もう大人なんで(笑)。自分だけ我を貫きすぎてもよくないので、まわりとなじむようにうまくバランスを取ってます。私自身も自分の“なりたい像”だけでアイドルをやるのは違う。でも、完全に消しちゃうと個性がなくなっちゃう。

──難しいですよね。

仲川 だから、ポップなギャルでいようと思ってます! それはすごく意識してるかもしれない。

『Quick Japan』vol.176 特典ミニカードより/(なかがわ・るな)1997年生まれ、神奈川県出身。今回のグラビアを撮影したカメラマン・飯田エリカの大ファンで、彼女が撮影した『21世紀の女の子』公式パンフレットを今でも大切に持っているという

──グループに加入したときから?

仲川 いや、加入したばかりのころは全然! 私、FRUITS ZIPPERの前にアイドルをやっていたころは、男性ファンのほうが多かったんです。だから、見た目も男性ファンに受け入れられやすい黒髪で正統派アイドルっぽい感じにしてました。そのころからはっきり物を言うタイプではあったんですけど、容姿には自分らしい個性を出さないほうがいいかなって。

だから、FRUITS ZIPPERとしてデビューしたときも、最初は個性を出しちゃいけないと思ってた。

──それは意外です!

仲川 でもそのうち、FRUITS ZIPPERはそうじゃなくてもいいんだなって気づいて。もっと個性を出してもいい。それがわかってからは、自分が好きなものを表現するようになりました。

徐々に女性ファンの方も増えて、ギャルの私を好きって言ってくれたり、個性を肯定してくれたり。もう、ありがとう〜!って感じです。

──これまでは抑えてきたところもあったんですね。

仲川 アイドルって、ありのままの自分ではいられないものだと思ってました。でも、人のためになる仕事をしたいという気持ちもずっとあったから、アイドルは天職だとも思ってて。自分のやりたいことにすごく合ってるんですよね。

そしたら、アイドルでいながら、ありのままの自分を出せる場所を見つけたんです! 本当にうれしい環境だなって。

仲川瑠夏にとっての「かわいい」とは?続きは『Quick Japan』vol.176で!

『Quick Japan』vol.176(表紙:FRUITS ZIPPER)
『Quick Japan』vol.176(表紙:FRUITS ZIPPER)

『Quick Japan』vol.176では、仲川瑠夏に「かわいい」と「ギャル」をテーマにソロインタビュー。ここでしか見られない撮り下ろしカットや、木村ミサやマユリカの関係者インタビューなど、ファン必読の一冊に仕上がっている。

FRUITS ZIPPERミニカード付き限定版の購入はこちら 『Quick Japan』vol.176 通常版の購入はこちら

この記事の画像(全5枚)


この記事が掲載されているカテゴリ

Written by

奈都樹

(なつき)1994年生まれ。リアルサウンド編集部に所属後、現在はフリーライターとして活動しながら、クオーターライフクライシスの渦中にいる若者の心情を様々な角度から切り取ったインタビューサイト『小さな生活の声』を運営中。会社員時代の経験や同世代としての視点から、若者たちのリアルな声を取材している。

QJWebはほぼ毎日更新
新着・人気記事をお知らせします。