皆さんは“メイク”という言葉を聞いて何を想像しますか? ちょっと前だったらメイク=女性のものというイメージが強かっただろう。しかし、近年では男性でもメイクをする時代が来ている。
なぜ“メイク”をする男子は増えつづけているのだろうか。お笑い芸人のながちが自身の体験を踏まえ、メイクをする理由とそのメリットを解説する。
きっかけは同期からのキツイひと言
こんにちわながちです! ジャニーズ大好きな芸歴10年目。9月で30歳になる元気な男の子です!
今回は巷で流行りつつあるメイクについてお話しします!
いわゆる“メンズメイク”が流行りつつある。何を隠そう、ながちもそのひとりなのだ!
メイクをしている僕からすると男性もメイクしたほうがプラスになる面が多いのでは?と思う。しかし、まだ抵抗がある方もいるはずなのでこのコラムを読んで少しでもメンズメイクに理解や興味を持つ方が増えてもらえたらうれしい。
まず僕がメイクをするきっかけになったお話をしたい。
僕がメイクに興味を持ち始めたのは27歳のとき。初めて髪を金髪にしたときだ。
金髪に染めたてのころ、お笑いライブの楽屋で久しぶりに会った同期の女芸人の子にこう言われた。「ながの(当時の名前)シミそばかす多いね? 金髪だからよけいに目立つよ」
すごくショックだった。舞台でスベるよりショックだった。なぜなら僕は当時お笑い芸人にもかかわらずとにかく顔ファンをつけようと必死だったからだ。戦略のひとつとして、見た目で突き抜けることによっておもしろくなると信じていた。
なので、そう言われたときに「このままでは売れない」とか「人気がなくなる」とか、とにかく不安に駆られて怖くなったのだ。その同期に深く話を聞いてみると金髪のように髪色が明るいと肌がくすんで見えやすくなり、肌トラブルがよけいに目立つとのこと。
言われたとたんに肌を意識してしまい、その足で薬局に行きファンデーションを探した。これが“メンズメイク”の1歩目である。簡単にいうと老いが来たから意識し始めたのだ。
そのお店にはメンズ用のファンデーションが売っていた。「男性でもメイクすることってそんなに珍しくないんだ」。そこで初めてメンズでもメイクをする人が増えているんだと知ったのを今でも鮮明に覚えている。
芸人という職業は人前に出ることが多いのでメイクをしている人も多い。だがそれは、売れている芸人さんがテレビや雑誌の仕事でいわゆるドーランを塗っているからだ。舞台を中心に活動している芸人でメイクをする人はいなかった。
僕がメイクを始めたときは、男性がメイクをすることは恥ずかしいという感覚だったので、最初は隠れながらファンデーションを塗ったりしていた。今では堂々とメイクができるし、している人もたくさんいるが、昔はそんな感じだったのだ。
アイドルもメイクしていることを公言する時代
“メンズメイク”が認知されるようになったのは、アイドルの影響もあると思う。
韓国アイドルの躍進によりアイドルをまねてメンズもメイクをして出かけることが増えていったし、僕が応援しているジャニーズアイドルの方々も“メイクをする”というワードを隠さず言うようになった。
昔から多少、メイクしているのはわかってはいたけどそんなに自分から言うことではなかった。しかし、メンズでメイクする人が増えて、共感しやすい雰囲気になったから自分でも発信するようになったのではないだろうかと思う。僕自身、ジャニーズのアイドルがメイクをしているということがあるから、まねてメイクしていいんだという気持ちにもなる。安心するのだ。
実際にメイクをするようになって変わったことは堂々と外を歩けるようになったということ。メイクをすることで自分のコンプレックスが消えるだけでなく、肌がきれいに見え、清潔感が出て明るい雰囲気になるのもいい。
しかし、メイクにはデメリットもある。それは時間が奪われてしまうこと。今までの生活にプラスしてメイクする時間も確保しなくてはならなくなる。さらに、化粧品を買うのにお金もかかってしまう。
今までだってメイクせずに過ごせていたのだから、たまにはメイクしなくてもいいかぁという気持ちにもなる。
“メイク”をするのは、正直すごくめんどくさい。でもそれは、同時に女性の気持ちがわかるということでもある。僕自身、メイクをするようになってから毎日メイクに時間をかけてかわいくなろうと努力する女性の気持ちが少しわかった気がする。
それまではなんとなくしかわからなかったが、実際に自分でやってみるとこんなにも大変なものかとわかるのよねぇ……。
さらに僕は芸として女装して動画を出したりしているので、女性と同じくらいガッツリメイクをすることもある。そのたびに大変さが身に沁みている。
男性より女性のほうがメンズメイクに抵抗がある人は少ないと思う。知り合いに「メイクしてる」と言ったり、毎日やっている生配信で「今日は塗ってるよ〜」って言っても、何も否定されることはない。むしろ清潔感が出るし、メイクに詳しくなって女性の方との共通の話題が増えて会話が広がるのでおすすめ。“メンズメイク”はモテにつながると思う。
今はメイクだけじゃない。美容に気を遣う男性はかなり増えている。“美容男子”という言葉ができている時代だ。日傘を差す男性や日焼け止めを塗る男性も大勢いる。もちろん僕も。
もっと前から美容に目を向けたらよかったと後悔している部分もある。昔からメイクや美容に気を遣いやすい雰囲気だったらシミそばかすも少なかったかなあと。
「男がメイクなんてどうなの〜?」とか否定的な声はまだまだあると思うが、徐々に徐々に変わってきているし、もっとメイクをする人が増えてもいい時代だと僕は思う。
何より自信がついて前向きになれるので、一度やってみてはいかがでしょうか。
関連記事
-
-
「奪われたものは取り返すつもりで生きていく」FINLANDSが4年ぶりのアルバムで伝える、新たな怒りと恥じらい
FINLANDS『HAS』:PR -
牧場バイトからアイドルへ、かてぃが歩んだ多彩な仕事遍歴
求人ボックス:PR