「ラムちゃんの等身大フィギュアのスタイルと腹筋があまりにきれいだったので、体作りをがんばりました」『うる星やつら』レイヤーに聞いた“コスプレのこだわり”

2025.10.24
(左から)ゆーりさん、よしかさん、ふぁみさん

文・撮影=ソムタム田井 編集=森田真規


世界最大規模のガレージキットの祭典であり、毎年夏冬に開催される『ワンダーフェスティバル』。その最新回『ワンダーフェスティバル2025[夏]』に参加していた、衣装制作に加え、体作りやメイクにも注力したというコスプレイヤーたちにインタビューを実施。それぞれの“こだわりポイント”を聞いたレポートをお届けします。

コスプレイヤーに聞いた“衣装やメイクに対するこだわりポイント”

コスプレイベントといえば会場を彩るレイヤーたちの衣装を通して、その時期に旬のアニメやマンガ、ゲームなどを分析できるところも参加する上での醍醐味のひとつ。昨今ではほぼ毎週末、全国各地でさまざまなコスプレイベントが開催され、いずれも大盛り上がりとなっている。

そうしたイベントに興味はあるものの、まだ参加したことがないという方に向けて、本稿では2025年夏に行われたコスプレイベントをプレイバック。取材時に撮影させてもらったレイヤーたちの写真を掲載しつつ、それぞれに聞いた“コスプレに対するこだわりポイント”と併せて紹介する。

ここでピックアップするのは、世界最大規模のガレージキットの祭典として知られる『ワンダーフェスティバル』の最新回であり、7月27日に千葉・幕張メッセで開催された『ワンダーフェスティバル2025[夏]』(略称:ワンフェス)に参加していたコスプレイヤーたち。

ちなみに『ワンフェス』といえば、プロ・アマチュアを問わず、誰でもフィギュアや模型といった造形物を出展・販売できるイベントとして親しまれており、2025年にはついに40周年目に突入。このたびの『ワンフェス2025[夏]』では、『新世紀エヴァンゲリオン』の放送30周年を記念した特別企画“エヴァワンフェス”も実施され、好評を博していた。

続いて、屋外のコスプレエリアをのぞいてみると、『うる星やつら』のラムちゃんや『ダーティペア』のケイ&ユリといった、懐かしいアニメのキャラクターに扮したコスプレイヤーが大勢参加。そのほかにも『勝利の女神:NIKKE』や『学園アイドルマスター』といったスマートフォンを中心に展開しているゲーム作品のヒロインたち(に扮したレイヤー)も続々と駆けつけ、それぞれに撮影のための長蛇の列ができていたのも印象的だった。

「リメイクされた令和版アニメの作品展で展示されていた、等身大のラムちゃんのフィギュアのスタイルと腹筋があまりにきれいだったので、そちらの再現を目標に体作りをがんばりました。メイクに関しては、原作コミックや昭和版アニメの色味を参考にしています。大好きな作品のキャラクターなので少しでもイメージに近づけるように、今も継続してトレーニングやメイクの改善に励んでいます」(『うる星やつら』ラム/よしかさん)

『うる星やつら』ラム/よしかさん
『うる星やつら』ラム/よしかさん

「今回の衣装は相方の分も含め何度も作り直したので、非常に思い入れのある一着です。数回にわたって制作→修正を行い、細部の造形や動きやすさを改善しています。ようやく納得のいく形に仕上がったのがこちらです。ウィッグは美容師の方と打ち合わせを重ねて制作したもので、ふたつのウィッグを組み合わせて立体感とボリュームを再現しました。キャラクターのイメージに近づけるため、全体のシルエットやバランスにもこだわっています」(『ダーティペア』ケイ/鈴木あいらさん)

『ダーティペア』ケイ/鈴木あいらさん
『ダーティペア』ケイ/鈴木あいらさん

「相方の鈴木あいらと一緒に、サークル『あいら×Aki』として活動しています。衣装は相方が作ってくれたもので、こちらはハイレグ仕様で足が長く見えるようになっているのが特徴です。私はきれいに着こなせるよう、お尻を中心にトレーニングに励み、体を仕上げてきました」(『ダーティペア』ユリ/Akiさん)

『ダーティペア』ユリ/Akiさん
『ダーティペア』ユリ/Akiさん

「衣装制作をされている知り合いのアキラさん(@akira_motimaru)から、『学マス』の『冠菊』の衣装を作るから着てほしい、とお誘いをいただきました。大好きな作品の衣装ということもあり、喜んでお引き受けしてイベントに参加。衣装制作のポイントは“袖の模様を既製品の布ではなく、シールを貼り合わせて再現したこと”だそうです。私自身は姫崎莉波ちゃんの優しい目元を再現したくて、たれ目気味のアイメイクを工夫しました。とても素敵な衣装なので、ぜひぜひ見てください!」(『学園アイドルマスター』姫崎莉波/ふぁみさん)

『学園アイドルマスター』姫崎莉波/ふぁみさん
『学園アイドルマスター』姫崎莉波/ふぁみさん

「衣装は作ってもらったものなんですけど、太もも部分の花の飾りに存在感を出したくて、若干ですが大きめにデザインしていただきました。小道具の扇子も華やかな色味の物を用意して、キャラクターの雰囲気に合うように工夫しています。それとヤンは髪型が特徴的なキャラクターなので、風に煽られても形が崩れないようにしっかりセットしてきたこともこだわったポイントです」(『勝利の女神:NIKKE』ヤン/ゆーりさん)

『勝利の女神:NIKKE』ヤン/ゆーりさん
『勝利の女神:NIKKE』ヤン/ゆーりさん

QJWebでは今後も、全国各地で実施されるさまざまなコスプレイベントに取材参加し、レポート記事を作成していく。連載形式で順次アップする予定なので、こちらもご期待いただきたい。

この記事の画像(全11枚)


関連記事

この記事が掲載されているカテゴリ

somtum_tai2

Written by

ソムタム田井

(そむたむ・たい)ライター兼カメラマン。コスプレ文化の研究家として、『ORICON NEWS』『まんたんウェブ』『WebNewtype』『ファミ通.com』『Movie Walker』など、多数のWEBサイトや書籍に寄稿。コスプレイベントの企画やキャスティングを担当しつつ、世界コスプレサミット『Co..

関連記事

(左から)白銀みやさん、まゆろんさん、なのあんさん

「きれいに着こなせるよう体作りもがんばりました」巨大武器からハイレグレオタードまでコスプレイヤーに聞いた“自作”へのこだわり

(左)桃天さん、JADOさん、KICKさん、アムロさん、まりんさん

『キン肉マン』“超人血盟軍”コスプレイヤーに聞いたこだわり「アシュラマンの特徴である3つの顔と6本の腕を再現」

(左から)TOMOZOさん、むうにゃさん、トキワさん、縹(はなだ)さん

『ガンダム ジークアクス』コスプレイヤーたちに聞いた”こだわり”。「丸みを出すために植毛したり、何度も染めたりしてマチュの髪型を再現しました」

ケビンス×そいつどいつ

ケビンス×そいつどいつが考える「チョキピース」の最適ツッコミ? 東京はお笑いの全部の要素が混ざる

「VTuberのママになりたい」現代美術家兼イラストレーターとして廣瀬祥子が目指すアートの外に開かれた表現

「VTuberのママになりたい」現代美術家兼イラストレーターの廣瀬祥子が目指すアートの外に開かれた表現

パンプキンポテトフライが初の冠ロケ番組で警察からの逃避行!?谷「AVみたいな設定やん」【『容疑者☆パンプキンポテトフライ』収録密着レポート】

フースーヤ×天才ピアニスト【よしもと漫才劇場10周年企画】

フースーヤ×天才ピアニスト、それぞれのライブの作り方「もうお笑いはええ」「権力誇示」【よしもと漫才劇場10周年企画】

『FNS歌謡祭』で示した“ライブアイドル”としての証明。実力の限界へ挑み続けた先にある、Devil ANTHEM.の現在地

『Quick Japan』vol.180

粗品が「今おもろいことのすべて」を語る『Quick Japan』vol.180表紙ビジュアル解禁!50Pの徹底特集

『Quick Japan』vol.181(2025年12月10日発売)表紙/撮影=ティム・ギャロ

STARGLOW、65ページ総力特集!バックカバー特集はフースーヤ×天才ピアニスト&SPカバーはニジガク【Quick Japan vol.181コンテンツ紹介】