東京・池袋のサンシャインシティ周辺で定期的に行われているコスプレイベント『acosta!(アコスタ)』。その規模を拡大した『Ultra aosta!(ウルトラアコスタ)』に参加していた、人気ゲームのキャラクターに扮するコスプレイヤーたちにインタビューを実施。“衣装やメイクに対するこだわりポイント”を聞いたレポートをお届けします。
コスプレイヤーに聞いた“衣装やメイクに対するこだわりポイント”
コスプレイベントといえば会場を彩るレイヤーたちの衣装を通して、その時期に旬のアニメやマンガ、ゲームなどを分析できるところも参加する上での醍醐味のひとつ。昨今ではほぼ毎週末、全国各地でさまざまなコスプレイベントが開催され、いずれも大盛り上がりとなっている。
そうしたイベントに興味はあるものの、まだ参加したことがないという方に向けて、本稿では2025年夏に行われたコスプレイベントをプレイバック。取材時に撮影させてもらったレイヤーたちの写真を掲載しつつ、それぞれに聞いた“コスプレに対するこだわりポイント”と併せて紹介する。
ここでピックアップするのは、東京・池袋のサンシャインシティ周辺で定期的に行われている『acosta!(アコスタ)』の規模を拡大し、さまざまなステージ企画や即売会なども同時に行われた『Ultra aosta!(ウルトラアコスタ)』に参加していた人気ゲームのキャラクターに扮するコスプレイヤーたち。
『崩壊:スターレイル』や『ゼンレスゾーンゼロ』といったスマートフォンを中心に展開しているタイトルのキャラをはじめ、『ストリートファイター』シリーズの春日野さくらや、『バイオハザード RE:2』のエイダ・ウォンなど、長い歴史を誇るシリーズ作品のヒロインに扮するレイヤーも大勢いて、中には同じタイトルのキャラ同士で集まり“併せ”を楽しむグループの姿も。
ちなみに、エイダに扮して参加していた月島圭さんは48歳という年齢を感じさせない美麗なコスプレを披露。メイクはもちろん、表情の作り方やポージングも徹底的に研究してきたそうで、多彩なポーズで写真撮影に応じてくれた。
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「いつもは地毛で髪型を再現しているのですが、『RE:2』のエイダは前髪にボリュームがあるので今回は前髪のみのウィッグを使用しました。どちらかというとアニメのキャラクターより、実写っぽいリアルな世界観のゲームキャラの方が得意で、そうしたキャラのコスプレをする際はメイクも“普段の生活で浮かない程度に抑える”ことを意識しています。写真を作り込んで完成というより、“実際に見たときに違和感を感じさせないコスプレ”を目標としています」(『バイオハザード RE:2』エイダ・ウォン/月島圭さん)

「今回のコスプレで注力したのはシルエットの再現です。さくらちゃんは健康的な脚とミニスカートの丈がポイントなので、その辺りがより際立つように衣装を細かく調整しました。ハチマキの長さも忠実に再現しているので、注目してもらえるとうれしいです。それともう1点、さくらちゃんらしさを表現するにはなによりもポージングが重要なので、実際にゲームをプレイしながらいろんなポーズを勉強してきました。ハイキックはまだまだですが、元気いっぱいなさくらちゃんになりきれていたら幸いです!」(『ストリートファイター』シリーズ:春日野さくら/僕のプリンさん)

「ポニーテールのボリューム感やボディラインなど、シルエットの再現にこだわりました。特徴的な褐色肌も地肌で再現しています」(『ゼンレスゾーンゼロ』猫宮又奈/音琴ひつじさん)

「ウィッグを自然な感じに仕上げることと、印象的な目元の再現にこだわりました。無加工で再現したスタイルも注目していただきたいポイントです!」(『ゼンレスゾーンゼロ』ジェーン・ドゥ/えびびちりさん)

「とても暑く、ちゃんと目を開けられないくらい日差しも強かったので、表情がこわばってしまったのが残念なポイントです。ですが、大勢のカメラマンさんに声をかけていただけてうれしかったです」(『崩壊:スターレイル』黄泉/にくさん)

「こだわったポイントを挙げるとしたら、ウィッグの造形ですね。スタイリングが難しくて何度も失敗したものの、友達に相談しながら調整して、なんとかこの形に仕上げました。今回、初めて池袋の『acosta!』に参加したんですけど、とても楽しくて素敵な思い出になりました。たくさんのレイヤーさんやカメラマンさんとも交流できてうれしかったです」(『崩壊:スターレイル』ブラックスワン/盈杏[エイコ]さん)

QJWebでは今後も、全国各地で実施されるさまざまなコスプレイベントに取材参加し、レポート記事を作成していく。連載形式で順次アップする予定なので、こちらもご期待いただきたい。
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