ピン芸人日本一決定戦『R-1グランプリ2025』の決勝進出者が2月2日(日)に決定した。準決勝進出者34人の中から決勝にコマを進めたのはヒロ・オクムラ、ハギノリザードマン、2023年大会王者の田津原理音、友田オレ、チャンス大城、ルシファー吉岡、さや香・新山、マツモトクラブ、吉住の9名。
会見では2023年大会王者の田津原がルシファー吉岡に宣戦布告したり、チャンス大城や吉住が胸の内を明かすなど、見ているものの目頭をアツくする展開が見られた。
ハギノリザードマン「待ち受けを“街裏ぴんく”にしてました」
過去最多となる5,511人がエントリーした『R-1グランプリ2025』。準決勝の直後に行われた会見には、決勝のMCとしてもおなじみの霜降り明星が登場。せいやは「珍しいですね。決勝のMCがここのMCもやるというのは……」とコメント。会場の笑いを誘った。
さらに、ファイナリストの呼び込みを担当した粗品は、ファイナリストが書かれた台本を受け取り「えー!」「あ、そうなんや」などとイチ“R-1ファン”として反応。コンビそろって、『R-1グランプリ』への愛あるイジりや反応を見せていた。
![『R-1グランプリ2025』](https://qjweb.jp/wp-content/uploads/2025/02/R-1_0148.jpg)
最初にステージに登場したのはエントリーナンバー160番のヒロ・オクムラ。『M-1グランプリ2024』の準決勝および敗者復活戦にユニット・今夜も星が綺麗として進出し、話題になったヒロ・オクムラは、「(今夜も星が綺麗は)ピン芸人同士のユニットなんですけど、相方(三福エンターテイメント)が“ほぼ西島秀俊”としてバズりまして。僕、ピン芸人史上初の“じゃないほう”と言われてるんです」と吐露。「ファイナリストになれたのでちょっとでも追いつければ……」と語った。
![『R-1グランプリ2025』](https://qjweb.jp/wp-content/uploads/2025/02/R-1_0195.jpg)
次に登場したハギノリザードマンは登場するや否やTシャツの文字を見せるようにジャケットをはだけさせ、「やったー!」と絶叫。意気込みを問われると「芸歴解除だったのは去年からだけど、去年は2回戦で負けて。1年間『R-1』を研究しまくって、待ち受けを街裏ぴんくにしてました」と今大会にかける人一倍熱い思いを明かした。
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2023チャンピオン田津原、ルシファー吉岡に宣戦布告!
3番目に登場したのは、2023年大会チャンピオンの田津原。「でかピース!」と言いながら、陽気にカメラにアピールした。また、昨年は出場を見送った田津原は今大会について「めっちゃ楽しい!」とうれしそうにコメント。さらに「僕がピン芸人になると決意したのが芸歴2年目のときにルシファーさんがウケているのを見たときでした。念願叶って、やっとぶっつぶせます!」とルシファーに宣戦布告する場面も見られた。
![『R-1グランプリ2025』](https://qjweb.jp/wp-content/uploads/2025/02/R-1_0159.jpg)
友田は「実は、今日(準決勝前から)雲行きが怪しくて……」と前置きをし、買ったばかりの傘が折れたり、会場に到着してから音響オペレーターを用意するのを忘れたことに気づいたと発言。これには、ほかの出場者からも「えー」とどよめきが。結果として、吉住の音響オペレーターに対応してもらったと明かした。
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チャンス大城「日の目を見ます!」
Tシャツ姿で登場したチャンス大城は「私服のネタだったので、スーツを持ってきていなくて……決勝をナメているわけではないです」と弁明。続けて「実は準決勝にも行ったことがなくて、ずっとカルトな地下芸人界で、『靴ずれ寄席』とか『挙動不審寄席』とかをやってきてました。“芸人ああなった終わり”と言われたこともあったんですけど、日の目を見ます!」と高らかに宣言した。
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登場してすぐに、下ネタスイッチを入れ、MCの霜降り明星を困惑させたルシファー吉岡は「(決勝進出)7回目ですよ? いいかげん優勝させて!」と懇願。さらに、昨年2本目に進んだときのことを振り返り「平場がうまくいかなくて、ただの頑固な反応をして終わってしまったんです」と後悔。「今年は平場もがんばります!」と意気込んだ。
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「石井、やったでー!」と手を挙げて、相方の名前を呼んださや香・新山は「今すぐ石井に電話したい!」とコメント。これに対して霜降り明星からは「やりすぎや」「今からさまぁ〜ずさんみたいには、なられへんって」と、実際のコンビ仲を匂わせながらツッコみ、さらに新山は本大会への思いについて「今年は『R-1』です。『M-1』は夢もあるけど嫌な夢もたくさんあるので……」とコメントした。
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吉住「人生しんどいのに……」
ルシファー吉岡同様、7回目の決勝進出となったマツモトクラブは「ただ、そのうち5回が敗者復活からの決勝進出なんです」と明かす。また「今年も呼ばれないと思ったら(決勝進出者の中で)最初に名前を呼ばれて、本当にそこから気持ちが楽になって。誰が呼ばれるんだろうって、楽しい時間を過ごしました」と笑顔を見せた。
![『R-1グランプリ2025』](https://qjweb.jp/wp-content/uploads/2025/02/R-1_0184.jpg)
「いろんな姿、形のメンズたちをぶっつぶせそうです」と話したのは、唯一の女性ファイナリスト・吉住。優勝したら何がしたいかを問われた際には「みなさん苦労人みたいに紹介される中で、芸人人生順調なんじゃないかと思われがちなんです。でも、私は男性と付き合ったこともなくて、人生しんどいのに順調って書かれているのはおかしい。ぜひ顔ファンを集めて恋愛をがんばりたい」とコメント。MCの霜降り明星を「ネタからじゃなくて、顔ファンからでいいんや」「メッセージ性深くて……」と、困惑させた。
![『R-1グランプリ2025』](https://qjweb.jp/wp-content/uploads/2025/02/R-1_0187.jpg)
決勝戦は3月8日(土)午後6時30分よりカンテレ・フジテレビ系全国ネットで生放送される。