写真を撮ることにこだわりを持つアーティストや俳優による連載「QJカメラ部」。
土曜日はアーティスト、モデルとして活動する森田美勇人が担当。2021年11月に自身の思想をカタチにするプロジェクト「FLATLAND」をスタート、さらに2022年3月には自らのフィルムカメラで撮り下ろした写真をヨウジヤマモト社のフィルターを通してグラフィックアートで表現したコレクション「Ground Y x Myuto Morita Collection」を発表するなどアートにも造詣が深い彼が日常の中で、ついシャッターを切りたくなるのはどんな瞬間なのか。
それぞれのSIKI
第135回。
12月とは思えない肌の熱と木々の配色。
例年着込んでいた下着は待合室でくたびれている。
葉は枯れ落ち、空の澄んだ青さだけが際立つ冬の朝はそれなりに好きだった。
陽だまり浴びる芝生の上で寝転ぶ老婆。
緑をむしり続ける子供。
木陰から地味な姿で見上げるサンタクロース。
それぞれのSIKI。
眼に映るSIKI。
1st EP『SIKI』
2024年12月25日0時Digital Release
https://linkco.re/t865zxug
NAOYA(ONE N’ ONLY)、セントチヒロ・チッチ、工藤遥、RUI・TAIKI・KANON(BMSG TRAINEE)、森田美勇人、蒼井嵐樹が日替わりで担当し、それぞれが日常生活で見つけた「感情が動いた瞬間」を撮影する。