5月19日に、名古屋市中区にて開催された『ホココス2024 ～南大津通歩行者天国COSPLAY～』。同イベントで、さまざまなゲームキャラクターに扮したコスプレイヤーたちにインタビューを実施。“衣装やメイクに対するこだわりポイント”を聞いたレポートをお届けします。

コスプレイヤーに聞いた“衣装やメイクに対するこだわりポイント”

コスプレイベントといえば会場を彩るレイヤーたちの衣装を通して、その時期に旬のアニメやマンガ、ゲームなどを分析できるところも参加する上での醍醐味のひとつ。2024年も全国各地でさまざまなコスプレイベントが開催され、いずれも大盛り上がりとなっている。

そうしたイベントに興味はあるもののまだ参加したことがないという方に向けて、本稿では2024年上半期に行われたコスプレイベントをプレイバック。取材時に撮影させてもらったレイヤーたちの写真を掲載しつつ、それぞれに聞いた“コスプレに対するこだわりポイント”と併せて紹介する。

ここでピックアップするのは、名古屋市中区の若宮広場、矢場公園などで5月19日に開催された『ホココス2024 ～南大津通歩行者天国COSPLAY～』に参加していた、ゲームキャラクターに扮するコスプレイヤーたち。

2023年4月にリリースされて以来、コスプレ界隈でも高い人気を誇る『崩壊：スターレイル』をはじめ、全世界で1億人以上にプレイされ、「世界で最もプレイヤーの多いゲーム」と称される『リーグ・オブ・レジェンド』、多数のeスポーツ大会で種目に採用されてきた『ギルティギア』シリーズなど、さまざまなタイトルのヒロインたちが集結し、撮影や交流を楽しむ姿が各所で見られた。

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「見ていただきたいのはウィッグの造形です。このキャラの髪型はボリュームがある上に構造も複雑で、忠実に再現するのは大変でしたが、資料と照らし合わせながらシルエットを整えて、こちらの形にセットしました。それとメイクでは、チークをピンクではなく紫系統にして、さりげなく上品さを醸し出したところもこだわったポイントです」（『崩壊：スターレイル』ルアン・メェイ／トマさん）

「こだわったポイントは、ウィッグをカットして製作したキツネ耳とキラキラ反射する素材で作った尻尾です。それと、特徴的なつり目と頬の模様も色味にこだわって再現しています。アーリが現実にいたらこんな感じじゃないかと思ってもらえるよう、3次元化しても違和感のないメイクで仕上げました」（『リーグ・オブ・レジェンド』アーリ／みゅうさん）

「今回のコスプレでは、けん玉と銃を自作で用意しました。小道具の製作はほとんど経験がないんですけど、それでもできるだけ忠実に再現したくて。ゲーム画面を何度も見返しながら、自分なりに精いっぱいがんばってみました。完成したときはすごくうれしかったし、小道具作りの楽しさも知れたので、今後も定期的に衣装や武器などの製作に挑戦したいです」（『崩壊：スターレイル』花火／Irohaさん）

「こだわって取り組んだのはメイクの色味の調整です。今回のウィッグは明るめの色なので、メイクが濃すぎると顔だけ浮いてしまう恐れがあって、濃すぎず、薄すぎず、絶妙な色味になるよう気をつけました。その上で“素の自分”を抑えて、キャラの顔立ちに近づけるよう、あれこれ試しながらこちらの形に仕上げました」（『崩壊：スターレイル』トパーズ／CH₃COOHさん）

「こちらの衣装は自作で用意したものになります。イノにはいくつかのバージョンの衣装があるのですが、このデザインが一番好きなので、布選びから着こなしまであらゆる面にこだわって製作しました。それと武器のギターですが、こちらは本物のエレキギターを塗装したものなので、実際に弾くこともできます」（『ギルティギア』イノ／まぁさん）

QJWebでは今後も、全国各地で実施されるさまざまなコスプレイベントに取材参加し、レポート記事を作成していく。連載形式で順次アップする予定なので、こちらもご期待いただきたい。