「衣装の材質はもちろん“パンツの柄”の再現にもこだわりました」『東島ライダー』電波人間タックルにひと目惚れしたコスプレイヤーの“こだわり”

2026.3.9
(左から)蒼井じゅのさん、かえるちゃんさん、あみゅねしあさん

文・撮影=ソムタム田井 編集=森田真規


世界最大規模の同人誌即売会であり、コスプレが楽しめるイベントとしても広く知られている『コミックマーケット(コミケ)』。QJWebではその最新回に参加していた、新旧さまざまな人気アニメのキャラクターに扮するコスプレイヤーたちにインタビューを実施。それぞれのコスプレに対する“こだわりポイント”を聞いたレポートをお届けする。

コスプレイヤーに聞いた“衣装やメイクに対するこだわりポイント”

コスプレイベントといえば会場を彩るレイヤーたちの衣装を通して、その時期に旬のアニメやマンガ、ゲームなどを分析できるところも参加する上での醍醐味のひとつ。昨今ではほぼ毎週末、全国各地でさまざまなコスプレイベントが開催され、いずれも大盛り上がりとなっている。

そうしたイベントに興味はあるもののまだ参加したことがない方に向けて、2025年下半期に行われたコスプレイベントをプレイバック。取材時に撮影させてもらったレイヤーたちの写真を掲載しつつ、それぞれに聞いた“コスプレに対するこだわりポイント”と併せて紹介する。

本稿でピックアップするのは、2025年12月30日、31日に東京ビッグサイトで開催され、2日間で約30万人が来場した大型イベント『コミックマーケット107(コミケ107)』。

屋外に設けられたコスプレエリアをのぞいてみて、特に印象的だったのが、現在放送中のテレビアニメ『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』に登場する“電波人間タックル”こと、岡田ユリコに扮するコスプレイヤー。作中での活躍を見た瞬間「コスプレをしたい!」と思い立ち、衣装一式を用意して、記事の材質にもこだわったという。

ほかにも、第2期の放送が待ち遠しい『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』のヒロイン・アーリャに扮するレイヤーや、『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波レイ&惣流・アスカ・ラングレーに扮するレイヤーなど魅力的な参加者が大勢いて、それぞれに撮影のための長蛇の列ができていた。

「タックルは投げ技が得意なキャラクターなので、プロレスラーのようなイメージがあって、プロレスのコスチュームで使われる生地を使って衣装を制作しました。スカーフにはワイヤーが入っていて、立体的かつ形が崩れないようになっているのもポイントです。あと見えない部分ですが、パンツの柄も忠実に再現しています(笑)」(『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』電波人間タックル[岡田ユリコ]/かえるちゃんさん)

『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』電波人間タックル(岡田ユリコ)/かえるちゃんさん
『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』電波人間タックル(岡田ユリコ)/かえるちゃんさん

「インターフェイスの造形にこだわって、納得のいくデザインのものを用意したんですけど、それを忘れてきてしまって……。いずれまた別の機会で完璧な状態のコスプレをお披露目したいです」(『新世紀エヴァンゲリオン』惣流・アスカ・ラングレー/蒼井じゅのさん)

『新世紀エヴァンゲリオン』惣流・アスカ・ラングレー/蒼井じゅのさん
『新世紀エヴァンゲリオン』惣流・アスカ・ラングレー/蒼井じゅのさん

「こだわったのは全長180センチもある鎌の造形です。写真映えするように、細部まで作り込まれているものを用意しました。衣装はエナメルの光沢感やシースルーの透け感もお気に入りです。ふたりとも(中本梨夏子さんと蒼井じゅのさん)、レースクイーンやモデルとして活動していてスタイルには自信があるので、そこも見どころです!」(『新世紀エヴァンゲリオン』綾波レイ/中本梨夏子さん)

『新世紀エヴァンゲリオン』綾波レイ/中本梨夏子さん
『新世紀エヴァンゲリオン』綾波レイ/中本梨夏子さん

「ウィッグで注目していただきたいポイントは前髪です。軽めで整いすぎない自然さを意識しました。表情は清楚系を意識しながらクールな感じやツンデレな雰囲気も取り入れて、そこにふとした瞬間の照れや、かわいらしさも盛り込んで、キャラクターのイメージを再現したつもりです。アーリャの澄んだブルーの瞳を違和感なく再現するために、カラコンの色味にもこだわっています。その上でナチュラルかつ透明感を重視しつつ、クールだけど優しい印象のメイクを心がけました」(『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』アーリャ[アリサ・ミハイロヴナ・九条]/あみゅねしあさん)

『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』アーリャ(アリサ・ミハイロヴナ・九条)/あみゅねしあさん
『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』アーリャ(アリサ・ミハイロヴナ・九条)/あみゅねしあさん

「衣装はできるだけ自分の体にフィットするようにサイズ感を調整しました。私自身、メイクはナチュラルより濃いめのほうが似合うので、自分の顔立ちを活かしたジョジョ風メイクに仕上げたのもこだわったポイントです」(『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』トリッシュ・ウナ/ミナトさん)

『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』トリッシュ・ウナ/ミナトさん
『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』トリッシュ・ウナ/ミナトさん

QJWebでは今後も、全国各地で実施されるさまざまなコスプレイベントに取材参加し、レポート記事を作成していく。連載形式で順次アップする予定なので、こちらもご期待いただきたい。

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ソムタム田井

(そむたむ・たい)ライター兼カメラマン。コスプレ文化の研究家として、『ORICON NEWS』『まんたんウェブ』『WebNewtype』『ファミ通.com』『Movie Walker』など、多数のWEBサイトや書籍に寄稿。コスプレイベントの企画やキャスティングを担当しつつ、世界コスプレサミット『Co..

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