ドンデコルテ渡辺銀次、『R-1グランプリ2026』で決勝進出。「三八マイクを独り占めできるので、いっぱいしゃべらせていただきます」

2026.2.16
『R-1グランプリ2026』

文・撮影=梅山織愛


ピン芸人日本一決定戦『Indeed R-1グランプリ2026』の準決勝が2月15日(日)に行われ、ファイナリストが決定。トンツカタンお抹茶、渡辺銀次、真輝志、九条ジョー、さすらいラビー中田、今井らいぱち、ななまがり初瀬、しんや、ルシファー吉岡の9組が決勝進出を決めた。

6人が初の決勝進出

史上最多の6171人がエントリーした今大会で、準決勝に進出したのは下記の35組。

ヒロ・オクムラ、メガネロック大屋、真輝志、惹女香花、ZAZY、kento fukaya、栗尾真理、石井亮次、あぁ~しらき、ホロッコこまり、島田珠代、紺野ぶるま、かが屋・賀屋、ふかわりょう、しんや、おしみんまる、ななまがり初瀬、ななまがり森下、チャギントン、うちまつげ内間、サツマカワRPG、さすらいラビー中田、ナカヤ、ルシファー吉岡、ネコニスズ・ヤマゲン、エアコンぶんぶんお姉さん、トンツカタンお抹茶、カラタチ前田、渡辺銀次、ヨネダ2000・誠、今井らいぱち、中野なかるてぃん、九条ジョー、キンタロー。、中山功太(※エントリー番号順)

激闘を制した9組は、直後に行われた会見でその喜びを語った。

2024年にも決勝に進出したトンツカタンお抹茶だが、その際、決勝で披露したネタで使用した曲についてトラブルに。すでに解決はしているが、「その節は大変申し訳ございません」と謝罪し、「今年は正式に謝りに来れた。今年はぶちかましてやります」とリベンジを誓った。

『R-1グランプリ2026』
「茶柱1本!」とお抹茶ギャグを披露するお抹茶

『M-1グランプリ2025』で準優勝したドンデコルテの渡辺銀次。「ひとりなので緊張します。でも逆に三八マイクを独り占めできるという喜びがあります。『M-1』でもマイクをぶんどってしゃべってたんですけど、ぶんどる必要がないので、いっぱいしゃべらせていただきます」と目を輝かせた。

『R-1グランプリ2026』
普段ネタのつかみで「ごきげんよう」と言うが、この日は「ご機嫌よいです」という渡辺

2年ぶりに決勝に進出した真輝志は、たくろうのきむらバンド、バッテリィズらと同期のため、この勢いに乗りたいとコメント。また、きむらとは特に仲がいいそうで「『M-1』の前から『M-1』はたくろうが『R-1』は真輝志が優勝すると言っていたが、向こうが最高のかたちで果たしてくれた。僕も果たしたいです」と語った。

『R-1グランプリ2026』
お抹茶の「茶柱1本!」をまねする真輝志

準決勝ではトップバッタを務め、勢いそのままに決勝進出を決めた九条ジョー。MCの見取り図から「コンビとかユニットとか試してきたけど、なかなかうまいこといかなくて。その経験も活かされて……」と振られると、「はっきりと『うまいこといかなかった』って言うんですね(笑)」と返しつつ、「(決勝進出を)報告する人がいなくて。でもそれがピン芸人として、自分を強くした」と明かした。

『R-1グランプリ2026』
「貝柱6本!」と被せる九条

今回が初の決勝進出となるさすらいラビー中田は、自分でも決勝に進出できたことが驚きだったそうで「みなさんがもしよければ、僕が一番のシンデレラボーイってことにしてもいいですか」と周囲に投げかける。また、相方の宇野慎太郎には勝ち上がるたびに自身のラジオで「まさか行くとは思わなかったわ」と言われていたそうで、「ざまあみあがれよ!」と投げかけた。

『R-1グランプリ2026』
ここまでの流れに乗せて「柱そのものです」という中田

「とにかくよかった」と安堵の表情を見せた今井らいぱち。『R-1グランプリ』のために、2024年春より3人の子供を大阪に残して単身赴任に。家族だけでなく、まわりの芸人たちもかなり応援してくれているそうだが、その思いがかなりのプレッシャーだったという。だが、そのプレッシャーを力に変えて決勝に進出できたため、「本当にありがとうございます!」と感謝を伝えた。

『R-1グランプリ2026』
「一家の大黒柱です」と言おうとするも噛んでしまった今井
『R-1グランプリ2026』
周囲からも指摘される

まずは、「僕の気持ちがうれしいかうれしくないか、まだ答え出てないですよね。うれしい!」と言い切ったななまがり初瀬。相方の森下は今回、惜しくも準決勝で敗退してしまったが、2020年に決勝に進出しているためコンビそろって『R-1グランプリ』のファイナリストとなった。

『R-1グランプリ2026』
これが何指か、「人差し指です」と言い切る初瀬

今回のファイナリストで最も芸歴が若いしんやは「新時代だ!」と声を上げる。さらに「R-1グランプリのRは、ラグビーなんです! やってやりますよ!」と力強くコメントした。

『R-1グランプリ2026』
「ラグビー!」に加え「ワンチーム」と笑顔を見せたしんや

今回で8回目の決勝進出となる、ルシファー吉岡。「8回も出てると、準決勝の楽屋で仲よくしゃべれる人がどんどん減って孤独になっていく。だから本当に少しだけなんですけど、フリーレン(『葬送のフリーレン』の主人公)の気持ちがわかりました」と話した。

『R-1グランプリ2026』
「最後はもちろんこれですよね。スケベ御柱1本」とポーズを決めるルシファー

渡辺銀次、同期のルシファーに勝ちたい

会見では決勝のネタ順抽選も実施。抽選の結果、以下の順番となった。

1 しんや
2 今井らいぱち
3 渡辺銀次
4 ななまがり初瀬
5 さすらいラビー中田
6 真輝志
7 ルシファー吉岡
8 九条ジョー
9 トンツカタンお抹茶

ネタ順も決まったところで、「この人には負けたくないという人は?」と聞かれると、お抹茶は同期だという、九条ジョーを挙げる。そんな九条は中田を挙げ、「なんか負けたくない。こいつを勝たせたらなんか終わりそうなんで、僕が止めます」と話す。

また、ルシファー吉岡も同期の渡辺には負けたくないというと、渡辺も「ずっと(決勝に)出まくっていて、見上げていた存在にライバル視された。だったら、こっちも行ってやろうという意気込みです!」と返す。また、先輩だと思っていたそうで、勝って「ルシファー“くん”と呼びたい」と話した。

中田はしんやに対して「基本的に体育会が嫌いなんですけど、大学のときになんでそんなにムキムキなのに性格が悪いんだというラグビー部がいて、それがフラッシュバックするから勝ちたい」と宣言。すると、「負けないです。負ける理由がない!」と声量で圧倒した。いっぽう、しんやは衣装が似ている初瀬をライバル視。初瀬もしんやに対して「被ってんねん!」と怒りの声を上げた。

『R-1グランプリ2026』
衣装が似ている初瀬(右)としんや(左)

決勝戦は、3月21日(土)夜6時30分よりカンテレ・フジテレビ系で生放送される。

『R-1グランプリ2026』

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梅山織愛

(うめやま・おりちか)1997年生まれ。珍しい名前ってよく言われます。編集者・ライター。自他共に認めるミーハー。チョコレートとかき氷が好き。