【小坂菜緒×藤嶌果歩(日向坂46)】『転スラ』声優インタビュー「初めて」はいつも不安、だから楽しい

2026.2.27

文=日比楽那 撮影=是永日和


初めての体験はいつだって緊張と不安が伴う。アイドルという仕事には初挑戦がつきものだ。2026年2月27日(金)に公開される『劇場版 転生したらスライムだった件 蒼海の涙編』で初めて声優の仕事に挑戦した日向坂46の小坂菜緒と藤嶌果歩。緊張と不安が隣り合う状況で輝き続ける彼女たちは、新たな挑戦とどのように向き合っているか。楽しむコツについて聞いてみた。

「初めて」はいつも不安、だから楽しい

──今回おふたりとも初めて声優に挑戦されたということで、参加が決まったときの気持ちやアフレコまでに準備したことを教えてください。

小坂 私はもともと『転スラ』シリーズの大ファンだったので、今回声優として参加させていただけるのは夢なんじゃないかと思うくらいうれしかったです! 声優のお仕事は初挑戦だったので、本番前までボイスレコーダーで自分の声を録音して何度も聞きながら、ああでもない、こうでもない、と練習しました。

藤嶌 「本当に私でいいのかな」と思いましたが、小坂さんと参加できたので心強かったです! 練習方法としては、鏡の前で表情を変えることで声がどう変わるのか研究しました。普段の私の声やアイドルらしいしゃべり方とは違った、作品に合う表現を考えながら、改めて自分の声と向き合ういい機会になりました。

──おふたりで声をかけ合うような場面もあったのでしょうか。

藤嶌 お仕事をいただいた段階で、『転スラ』マスターの小坂さんからマネージャーさんを介して「これを観ておくといいよ」とおすすめしてもらったので、私も楽しんで『転スラ』シリーズを観させていただいてから当日を迎えました!

──実際にアフレコに参加してみて、いかがでした?

小坂 当日はふたりともすごく緊張して……私は口数が減って、藤嶌は行動が増えていました(笑)。

藤嶌 緊張しましたね! 特に、普段のアイドル活動の中では、歌、ダンス、表情と、いろいろな部分で表現しているので、声だけで表現する難しさを実感しました。

小坂 本番中は、ディレクションをしていただきながら声を当てていって、キャラクターに命が吹き込まれる瞬間を体験できたのが印象深かったです。あとは、藤嶌の声を聞いてインスピレーションを得て、私も声の色をもっと出したいと思ってがんばってみたりして。藤嶌には助けられました。

藤嶌 そうだったんですね! 今、初めて知りました! そんなふうに言っていただけてうれしいです。

「好き」という気持ちを大切に

──日向坂46のメンバーとして活躍されるなかで「初挑戦」の機会も多いと思います。初めての仕事に向き合うときに大切にしている心構えや初めてを楽しむコツを伺いたいです。

小坂 私は初めて何かに挑戦するときに緊張したり不安になったりすることがすごく多いので、なるべく事前準備をたくさんしてから挑むようにしています。映画やドラマの撮影中は毎日必ず台本を開いて、セリフ読みを欠かさず念入りにやるタイプ。今回、もともと『転スラ』のアニメは全部観ていたんですけど、より声優さんの声に着目しようと思い、もう一周観てからアフレコに臨みました。

──お忙しいなかで、準備の時間はどのように取っていますか?

小坂 いつも寝る前に1時間くらい自分の時間を作るようにしていて、そこで台本を読んだりアニメを観たりしています。

──藤嶌さんは「初めて」にどう向き合っていますか?

藤嶌 私は昔から初めての経験や新しい挑戦をするのがすごく好きで、ワクワクする気持ちがあります。なので、「好き」という気持ちを大切に、気負いせず楽しむことを意識していますね。今回、この作品に携わらせていただいたことでアニメがすごく好きになって、待ち時間にアニメを観るようになったり、アフレコを経験して自分の中で新しい気づきもあったりしました。何事に対しても「好き」という気持ちを大切に、今後もどんどん新しい挑戦をしていけたらいいのかなと思います。

小坂菜緒
(こさか・なお)2002年生まれ、大阪府出身。日向坂46のシングル曲のうち8曲センターを担う。『劇場版 転生したらスライムだった件 蒼海の涙編』ではミオ役を演じる

藤嶌果歩
(ふじしま・かほ)2006年生まれ、北海道出身。12thシングル『絶対的第六感』では同期の正源司陽子とともにセンターを担った。『劇場版 転生したらスライムだった件 蒼海の涙編』ではヨリ役を演じる

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日比楽那

(ひび・らな)2000年生まれ。ライター、編集者。映画や音楽などアート・エンタテインメント、ユースカルチャー、ジェンダー、ウェルビーイングなどを中心に、広く企画、インタビュー、ライティング等に携わる。