佐伯ポインティに奥森皐月、石野理子、町屋良平も!総勢22名による怒涛の44作品紹介!Quick Japanが選ぶ「2025年のベスト」【カルチャー・オブ・ザ・イヤー2025】
Quick Japanがその年ベストの作品や人物を勝手にオススメする年末恒例企画「カルチャー・オブ・ザ・イヤー」。2回目となる今回は編集部スタッフのほか、本誌で執筆・撮影しているクリエイターの方々にも参加してもらい「今年(2025年)のベスト」をレコメンドしてもらった。
2026年が始まって1カ月。年が変わったからといって、感動に賞味期限があるわけじゃない。
というわけで、2025年の「マイベスト」を本気で。総勢22名でお送りする怒涛の44作品紹介をお見逃しなく!
目次
- 佐伯ポインティ(YouTuber/Podcaster)
- 奥森皐月(タレント)
- 石野理子(ミュージシャン)
- 町屋良平(小説家)
- 北出 栞(作家/インタビュアー)
- 斎藤 岬(編集者/ライター)
- 飯田エリカ(少女写真家)
- 岸野恵加(編集者/ライター)
- 羽佐田瑶子(編集者/ライター)
- 是永日和(写真家)
- 日比楽那(ライター/編集者)
- 安里和哲(ライター)
- 田島太陽(『Quick Japan』編集長)
- 山本大樹(『Quick Japan』副編集長)
- 森田真規(『Quick Japan』副編集長)
- 福田 駿(『芸人雑誌』編集長)
- 高橋千里(『Quick Japan』編集部)
- 菅原史稀(『Quick Japan』編集部)
- 梅山織愛(『Quick Japan』編集部)
- 藤井里音(『Quick Japan』編集部)
- 嶋崎日南子(『Quick Japan』映像ディレクター)
- 山﨑健太郎(『Quick Japan』デザイナー)
佐伯ポインティ(YouTuber/Podcaster)
映画 『28年後…』
20年以上経って、なんで今ごろ、ゾンビ映画の続編が作られたのか。コロナ禍と、今なお続く紛争。多くの人が犠牲になって、命が失われた。だがそもそも命自体も、絶対いつか尽きる。では極論、どうせ死ぬなら、どんな死に方でもいいのか──? 戦争を疑似体験させる映画を監督するアレックス・ガーランドの脚本が、ゾンビ映画という極限の虚構で描き出したのは「豊かな死」についてだった。2025年ベストの映画。
映画 『星つなぎのエリオ』
親を亡くした孤独な少年エリオと、地球外知的生命体を探し漂う探査機。自分を生んでくれた人に二度と会うことはない、という点で自分を重ね、エリオは宇宙人に会いたいと強く願う……完璧なツカミ! 宇宙に行こうとするエリオを、国籍関係なくいろいろな人が助けるシーンもある。宇宙に行くとは、限られた資源を争うことから離れることだ。人類が一丸となる希望をあきらめない、平和的なロマンに胸が熱くなる映画だった。
奥森皐月(タレント)
お笑い 『MXグランプリ~異端芸人決定戦~』
賞レース大飽和時代に突如現れた、数字にできないおもしろさを掬(すく)い上げる奇跡の企画。劇場でヤバいお笑いを観たときの興奮と恐怖を、初めてテレビで味わった。100点満点中0点が出る愉快な審査も最高。2025年呼吸できなくなるほど笑ったのは、この大会を観ているときだった。お笑いブームの終着点なのかもしれない。
映画 『大長編 タローマン 万博大爆発』
大阪万博が開催された昭和100年の年に誕生した大傑作。岡本太郎×特撮が映画になるとは。1970年に想像された2025年が舞台という入り組んだ設定で、近年のモキュメンタリーブームにも乗った作品だ。終始べらぼうにふざける精神には感動すら覚える。自分をでたらめに変えるお守りのような劇薬のような作品。
石野理子(ミュージシャン)
ドラマ 『アドレセンス』
年端もいかない少年がなぜ殺人を犯したのか、なぜ“男らしさ”に囚われ、女性を憎悪するに至ったのか。その闇と、彼を取り巻く環境をワンカットで鋭く描ききった傑作。全4話をイッキ見し、衝撃のあまり周囲の人にもおすすめした作品だ。
小説 『イン・ザ・メガチャーチ』(朝井リョウ)
私が敬愛する朝井さんは、毎度鋭い筆致で時代を描くが、今作も容赦なかった。「推し活」に伴うファン心理や、物語を利用する運営サイドの解像度が非常に高く、作品に振り回された。オタク文化を描く上で、朝井さんの右に出る者はいないという確信が生まれた。
町屋良平(小説家)
オーディション番組 『No No Girls』
『No No Girls』は言わずと知れたダンス&ボーカルオーディションの金字塔だが、HANAと参加者はもちろんのこと、ちゃんみなのアーティストとしての実力と「批評性」に脱帽。世の中がこんなにも批評を求めていて、時に涙するほど批評に救われることがあると知らしめたちゃんみなの言葉こそが「実力の暴力」。
フィギュアスケート ソ・ミンギュのSP「月光ソナタ」
Minkyu Seoはまだ17歳だが、どんなシニアにも引けを取らない音楽性とスケーティングスキルを誇る韓国のフィギュアスケーター。オススメはFODで見られる世界Jr.スケート選手権2025のショートプログラム。ベートーヴェンの月光ソナタに深い感銘を受けたのは久々で、いい身体表現は音楽の本質をあらわにする。
北出 栞(作家/インタビュアー)
VTuber イブラヒム
「第1回マインクラフトイブラヒムサーバー ※ハードコアマルチ」
「自分の欠点」を書き込むことを条件とした募集に応えた自称ニート、持病もち、50代主婦ら約50人とボス敵の討伐へ。凸凹だらけの見知らぬリスナー同士が協力し人間ドラマが生まれ、イブラヒム氏がそれを的確に導く。「(俺は)優しいんじゃなくてみんなに平等なだけ」は名言。切り抜きもいいけど、できればぜひ本配信を!
バーチャルライブ ピーナッツくん『PQ』
執筆時点では開催前だが、最高の体験になると信じて選出。QJぽこピー特集の取材でピーナッツくんとクリエイティブチームから聞いた熱い思いがティザーからも伝わってくる。「量子」を意味する「Quantum」を冠したライブは、「“バーチャル”でしかできないこととは何か?」という問いに対する、ひとつの答えを示すはず!
斎藤 岬(編集者/ライター)
Podcast 『三遊間のMBSヤングタウンNEXT Podcast』
久々のラジオスター誕生の予感に毎週ワクワクしている。さくらいのしゃべる量と速度が凄まじく、ワードのキレも出来事に噛みつく角度も抜群におもしろい。同時に、あふれ出る小物ぶりがそこにブーストをかける。雑誌で番組が紹介された際には、コンビのどちらに言及している行数が多いか数えて吠えていた。小物すぎる。
映画 『ドッグ・レディ』
最高の犬映画。アルゼンチン郊外にて、自作の小屋で10匹の犬と暮らす女性を描く。彼女は言葉を発さず、名前も明かされない。犬も同様で、なんのキャラクター性も与えられずにただそこにいる。人と犬がメシを分け合い、折り重なって眠る。劇映画なのに犬は物語に奉仕しない。そんなことが可能なんだ、とうならされた。
飯田エリカ(少女写真家)
写真 上田義彦『いつも世界は遠く、』Yoshihiko Ueda: From the Hip
葉山の美術館で上田義彦氏の写真展。作品500点を総まとめで見られた。8×10大判フィルムで撮影し、氏自身が暗室で製作したプリント、すべての写真がよすぎる。その世界に没入して、私はネイティブアメリカンの森も屋久島も行き、蒼井優も樹木希林も撮っていた。とんでもない体験、写真ってすごい。
音楽 ROTH BART BARON『LOST AND FOUND』
「君はこの世で一番美しい人」「願ったことすべてが思いのまま」(“You’re the Best Person in This World”)と今、歌うことがあまりにもきれいで泣きそうになる。混迷を極める世界でこの歌が生まれている歪(いびつ)さが美しい。山中瑶子監督が撮った映画のようなMVもとても素晴らしいです。
岸野恵加(編集者/ライター)
ライブ 『JO1DER SHOW 2025 ‘WHEREVER WE ARE’ IN TOKYO DOME』
職業柄、月に何度も東京ドームでライブを鑑賞するが、正直あの場を完全掌握できるアーティストはひと握りだと感じる。初の東京ドーム公演にして、その域に到達したと思わせてくれたのがJO1。夢の舞台に立ったエモさはもちろん、演出、セトリ、演者の気迫、そして観客の熱気まで、すべてにブラボー!と叫びたくなった。
Netflix 『オフライン ラブ』
男女10人がデジタルデバイスを手放して、お互いと向き合った10日間の記録。ひたむきで精神的に成熟した参加者が多く安心感があり、南仏を舞台とした映像美も素晴らしかった。成立したカップルのひと組がかわいすぎて、いつも“キュン”を感じさせてくれてありがとうと拝んでいる。YouTubeの未公開映像も必見。
羽佐田瑶子(編集者/ライター)
マンガ 『煙たい話』(林 史也)
友人でも恋人でもない。ただ一緒に生きていたいだけのふたりの物語には、大人になる前に“なかったことにしたこと”が消えずにくすぶっていて、一緒に迷い悩めるマンガです。怒りの扱い方にモヤモヤしていたとき、一つひとつの違和感を確かめるように生きるふたりが、怒りとのいい距離感を教えてくれました。6巻まで発売中。
ガールズグループ HANA
ちゃんみなプロデュースのオーディション番組『No No Girls』から誕生したHANA、デビューが4月とは思えない勢いでした。棘があっても美しいと歌う「ROSE」から、等身大の素直さを見せた「Blue Jeans」、自己愛やルッキズムを歌った「My Body」まで、強くて時に弱い、ポジティブでネガティブな私たちを多様な曲で励まし続けてくれた。
是永日和(写真家)
芸人 ニッポンの社長
漫才&コント二刀流No.1決定戦『ダブルインパクト』初代王者のニッポンの社長。ニッポンの社長、特に辻皓平さんに出会えたからこそ今の僕があります。優勝の瞬間はテレビの前で友達と抱き合いました。カッコよすぎますぜ。僅差で負けてしまったロングコートダディをKOCでは応援しておりまして、見事優勝、さすがにシビれますぜ。
映画 『かくかくしかじか』
深く心に残りました。もともと原作を読んでおり、スクリーンで見た衝撃、冒頭5分で泣きました。いや10秒だったかも……。実話ということもあり、夢を叶えるまでになかなか腰が上がらないなど共感する部分もあり、なにより描くこと、描き「続ける」ことの大切さを学びました。ありきたりですが、自分もがんばろうと思う一作です。
日比楽那(ライター/編集者)
音楽 あっこゴリラ『キメラ』
あっこゴリラ6年ぶりのフルアルバム。内省を重ねるソングライティングは変わらず、祭りをテーマに民謡やちんどんを取り入れた。『キメラ祭』と題したライブツアーの渋谷WWW公演では20名以上のゲストが登場し、ばらばらの人々がばらばらのまま踊る、カオスだが多幸感のある時空間が立ち上がっていた。
演劇 いいへんじ『われわれなりのロマンティック』
自分が他者に抱く好意が恋愛感情か友情か判断できない/しないクワロマンティックをはじめとする多様な在り方や関係性を描いた舞台。各々の切実さがつぶさに描かれ、翻って自分は、と考えさせられた。個人的な感覚を演劇として社会に開く意義が深い作品。普段演劇を観ない人にまで届いていたことにも希望を感じた。
安里和哲(ライター)
ライブ トラヴィス・スコット『Circus Maximus Tour』
今、自分は世界の中心にいる。そう思えた瞬間、この命の使い方が変わった。噂はあった。もしも本当に出てきたら俺はむせび泣くのでは……。しかし実際にYeが来た瞬間、俺は大笑いした。マジかよ!と声を上げ、知らない男と抱き合った。Yeがマスクを外した瞬間、雄叫びを上げた。完璧な自由。俺も光を求めて全力で逃げよう。
ライブ 大森靖子『自由字架 2025』
とあるライブハウスに着くと関係者受付が長蛇の列。その内輪感が受け入れ難く、最後尾を離れ、本当に行きたかったライブへと逃げた。ビルボードライブ東京で大森靖子を聴いた。都心の夜景をバックに弾き語る「東京と今日」で大森さんは“行きたいと願ったところにしか行けないからさ”と歌った。大森靖子はずっと変わらず歌っている。
田島太陽(『Quick Japan』編集長)
お笑い センチネル『怪獣の花唄』
トミサットの股間がデカいということをVaundy「怪獣の花唄」に乗せて歌う、本当にしょうもない漫才。センチネルのYouTubeに雑に上がっていて、このネタじゃM-1は獲れないし、歌も絶妙にうまくはない。画質も音質も荒い。でも、完璧じゃないものにしか宿らない安らぎがある。2025年300回は観ました。
俳優 岡田准一
コロナ禍以降、『ヘルドッグス』『燃えよ剣』『ザ・ファブル』、大河ドラマ『軍師官兵衛』などの主演作をリピートする日々が続いている。完全に習慣化していたが、「武道家として」の岡田准一が好きなんだと唐突に気がついた。身のこなし、構え、所作。すべてが美しい。いつか岡田准一になりたい。
山本大樹(『Quick Japan』副編集長)
ノンフィクション 『対馬の海に沈む』(窪田新之助)
組織の厳しいノルマは人間を蝕(むしば)んでいく。人望が厚く地域から愛されるJAの営業マンが巨額の横領に手を染め、やがて自死に追い込まれた理由を綿密な現地取材で解き明かす本格ノンフィクション。多くの人がその恩恵にあずかっている状況で、果たして不正をどう止めることができるのか。問いは読者自身にも向けられている。人間はどうしようもなく弱い。
ラジオ ニュース!オモコロウォッチ!「【108】ニュースはこう読むな」
「大谷 CM撮影でおむすび19個ペロリ」というニュースの真偽を疑う回。「大谷だったらあり得る」という原宿・永田に対し「19個も食べる前にマネージャーが止めるはず」と主張する恐山。大谷という存在自体がほとんど寓話と化した今「みんな大谷さんのことを冷蔵庫だと思っている。人間だと思ってるのは私だけ」という恐山の指摘になぜか真実味を感じた。
森田真規(『Quick Japan』副編集長)
映画 『ノー・アザー・ランド 故郷は他にない』
3月下旬、確定申告もQJ校了も終えて抜け殻のようだったとき、人もまばらな平日のシネ・リーブル池袋で観た一本。帰りの電車で「自分も何か行動しないと……」と考えさせられた。その2週間後、ライターの折田優駿さんと打ち合わせをして、「割れた窓のむこうに」という連載を始めることに。
バンド ブランデー戦記
昨年末からハマり続けているスリーピースバンド。5月にリリースされた1stアルバムは今でもリピートしていて、なぜか疲れきった深夜の帰り道に聴きたくなる。ボーカル&ギターの蓮月が綴る歌詞と、その刹那的な“声”が聴き手にもたらす感情は、10代のころに聴いたブランキーのそれと似ている。
福田 駿(『芸人雑誌』編集長)
お笑い あなたとネ
芸歴5年以下の若手芸人のトップを決めるコンテストで王者となった“0”年目の学生芸人。特にボケの本郷くんはゆるキャラっぽい見た目ながら、天竺鼠・川原克己を彷彿とさせるセンス系だ。ブレーンには珍しく“何を言ってもおもしろい”発声や間の感覚も持ち合わせている。そりゃあネタでも平場でも無双するよね、という感じ。
お笑い 俵山の人間モノマネ
たとえば「後輩の不甲斐ない舞に厳しい言葉をかける元お姉さん舞妓」という動画がある。そんな人は知らない。しかし俵山は完璧に“それ”を演じてみせ、(言いすぎれば)画面からはお姉さん舞妓の半生まで匂い立つ。モノマネというか、イタコだ。そんな変態的な憑依動画が1000本以上あるチャンネル。1本くらい見てほしい。
高橋千里(『Quick Japan』編集部)
イベント 『トライストーン大運動会』
2025年3月にたまアリで開催されたトライストーン初のファン感謝祭。小栗旬社長をはじめ、大御所から若手まで、絶対忙しいはずの所属タレントたちがこの日だけ大集合。いい大人が全力で走り、綱引きし、玉入れする姿に、不思議と涙が……。誰も傷つかず心底楽しめる、こういうファンイベントがもっと増えてほしい!
MV 『ORANGE RANGE – イケナイ太陽(令和ver. Music Video)』
2025年の夏、突如としてYouTubeに現れ、平成一桁ガチババアたちを騒がせたMV。センター問い合わせ・eggポーズ・未成年の主張など、解像度高すぎる平成ネタ72連発に胸キュン&セツナイ気持ちに。Podcast「QJ編集会議」でも平成一桁トリオ(山本・菅原・高橋)がこのMVについてダベってるから聴いてネ♪
菅原史稀(『Quick Japan』編集部)
音楽 AiScReam「愛♡スクリ~ム!」
あの“くだり”は「〇〇よりもあなた」の言い換えや、フロウをカスタマイズすることで個性を表現できる秀逸なコミュニケーションツール。これで誰でも手軽に、自分の「女子かしまし物語」(モーニング娘。)が作れちゃう。ガラケーで個人ホムペが作れるようになったとき以来のイノベーションを感じた。
小説 『世界99』(村田沙耶香)
「こんなこと書いていいの!?」な本作のアレコレは、身に覚えがありすぎて「あららついに書いちゃった」でもあった。笑っていいのか戸惑うけど、結局笑っちゃう劇薬のようなユーモアセンスも。小説ってとんでもない。批判的な感想を含め、自分と違う視点の読者と議論を交わすのもおもしろい。
梅山織愛(『Quick Japan』編集部)
ドラマ 『北の国から』
8月に再放送されていたのをきっかけに、FODで「2002遺言」まで一気に駆け抜けた。本当にいろんな感情になって、感情を持っていかれすぎて、東京の狭い部屋で暮らしているのがしんどくなる瞬間もあった。でも、自分が生まれる前に放送していた作品なのに、2025年のベストエンタメに挙げちゃうくらい、大きな出会いだった。
イベント 『大阪万博』
2カ月前からどのパビリオンに行きたいかを吟味して、抽選に参加して、どんな順番で回るかと、念入りに準備して挑んだ人生で初めての万博。こんなに準備して何かに行くのが久々で、行く前からすでに楽しかった。万博は本当に最先端!という感じだった。個人的には食べる以外でさまざまな体験ができる「EARTH MART」が魅力的だった。
藤井里音(『Quick Japan』編集部)
音楽 SUSHIBOYS『ひ』
2025年、私を走らせたのはSUSHIBOYSだった。彼らの音楽は私の燃料だ。5年ぶりのアルバムとなった『ひ』。電子音の目立つサウンドに新章の幕開けを感じつつ、相変わらずスキルフルで洗練されたダブルミーニングは健在。中でも「ルンバ」は聴くエナジードリンク。気持ちと身体の熱量が離れたとき、この曲がピッチを合わせてくれる。
YouTuber マックス
自分の感情さえお金にされる現代社会において、彼の存在は凪。カタコトの日本語を話す姿や他に類を見ない編集は、彼特有の柔らかな雰囲気を形成している。アメリカの田舎で暮らし、何かに急かされることなくゆったりと時間を刻む姿は、すっかり効率や有用性に支配されてしまった私たちの心の緩衝材になってくれる。
嶋崎日南子(『Quick Japan』映像ディレクター)
アニメ 『光が死んだ夏』
アニメで本作を知りどハマり。民間信仰が軸にある田舎青春ホラー。BGMよりも「音の聞こえ方」、画そのものよりも「視点」の変化で不気味さ・不安を感じさせられる。怖くて気持ち悪いから夜寝る前とかには観られない。それなのに、どうしても切ない気持ちになってしまう。怖いのに切ない、感情をぐちゃぐちゃにされました。
イベント 『第66回東京高円寺阿波おどり』
この夏、初めて阿波踊りを生で見た。徳島県に発祥し400年以上歴史があるが、現代で、東京で、小さい子から年配の方まで欠けることなく全世代、男も女も関係ない集団が動きをそろえて踊っている光景は非日常。すべての踊りが終わるクライマックス、踊っている人も観ている人も全員が同じ興奮を感じている瞬間、感動で涙が出た。
山﨑健太郎(『Quick Japan』デザイナー)
Disney+ 『STARWARS:スケルトン・クルー』
ジェダイもライトセーバーも出てこないけど、メカやキャラクターでたしかに感じる『スター・ウォーズ』の世界。その中で漂流した子供たちが奮闘し、成長していく様子は『グーニーズ』や『ロスト・イン・スペース』など、あらゆるジュブナイル作品の詰め合わせのようで、前作『アコライト』で絶望していた自分には毎週癒やしでした。
ライブ 『Oasis Live ’25 TOKYO』
2024年おみくじ感覚で応募したチケットが当選し、来日までまたケンカ別れとかにならないかヒヤヒヤした1年間。高校時代からの友達と一緒に東京ドームへ。オーディエンスがあそこまで一緒になって歌うライブは初めてすぎて、会場が一体になるというのを体感し、生涯忘れられないものとなりました。
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