野田クリスタルがプロデュースし、吉本興業が誇るマッチョ芸人たちがトレーナーを務める「クリスタルジム」。このジムの西新宿への移転・拡大1周年を記念し、『クリスタルジム移転1周年記念大感謝祭〜最強トレーナーは俺だ!〜』が10月2日(木)、ルミネtheよしもとで開催された。いくつもの熱い戦いが繰り広げられた2時間40分の様子をレポートする。
<出演者>
野田クリスタル(マヂカルラブリー)、
MC:向井慧(パンサー)
うるとらブギーズ(八木崇、佐々木崇博)、ヒロユキMcーⅡ、井下大活躍、藤本淳史、太田隆司(いぬ)、西村ヒロチョ、ますかた一真、にしだっくす、ノリ(パピヨン)、松本勇馬(スカイサーキット)、PANA、YUTARO、大ちゃん(ブラゴーリ)、リボルバー・ヘッド、松下遼太郎(バリカタ友情飯)、ポール(サンタモニカ)、大石ライアン大祐、主人公のハラちゃん(物語ズ)、かな(かなとガッパイ)、しんや、肉限界(エナジー生活)、かけおち(青木マッチョ、赤木細マッチョ)、ハタノハタ(バゴ)、すずな(空間ラベンダー)、赤部ことこ(義理ギリ)
目次
クリスタルジムトレーナー勢ぞろい、『KOC』ファイナリスト・うるとらブギーズも
進行は昨年8月に幕張で行われた『クリスタルジム真夏の大感謝祭〜マッチョ芸人軍団三つ巴決戦〜』でもMCを務めたパンサー向井。「なんで僕?」と疑問を抱く向井だが、野田から白羽の矢を立てられ、今年も巻き込まれることになった。
クリスタルジム神7の誕生を見守ろうとするファンが詰めかけるなか、トレーナー総勢26人がずらりと並ぶ。マッチョもそうでないメンバーも入り乱れてかなりの壮観だ。クリスタルジムのオープニングスタッフである「吉本若手マッチョ部」、かけおち青木、しんやらが所属する強力な新興勢力「吉本パワー倶楽部」を中心に、マッチョが井下大活躍ひとりしかいない「マッチョ義勇軍」、受付バイトからスタートした女性芸人による「クリスタルジム三姉妹」など、いくつかのグループが存在する。



どこにも属さないメンバーもおり、その中には11日に行われる『キングオブコント』決勝メンバーである、うるとらブギーズの姿も。「こんなことしてる場合ですか? 本当に」と向井に問いただされ、野田にまで「僕も引いてます」と言われたふたり。しかし、八木は「クリスタルジムのおかげで決勝に行けた」と真剣な眼差し。クリスタルジムの企画でダイエットに成功した佐々木も、決勝10日前にこのイベントに出ていることをすっかり受け入れている様子だ。

怪文書の犯人は…。いざこざが白日の元に
「活動報告会」では昨年9月の移転から今に至るまでの様々な出来事を振り返ってゆく。その中で、ハタノハタがいつの間にか「吉本パワー倶楽部」から脱退させられていたことが明かされる。青木、しんや、大石、肉限界と並ぶとあまりに小さいハタノに野田らは「主人公じゃん」と盛り上がるが、しんやはハタノがメンバーにふさわしくないと考えている様子。「(ハタノが)神7に入ったら土下座したるわ」と宣言した。

さらに、神7総選挙の選挙活動が過熱し、ハタノに対して「芸歴詐称疑惑」と書かれた怪文書が撒かれた事件も発覚。犯行を疑われたヒロユキMc-Ⅱが激怒してジムにやってきたそうで、その場にいた三姉妹からも「手と唇が震えてて」「あんな怒ってる41歳初めて見た」と証言が上がる。深刻な事態にステージがざわつくなか、野田が「その日にジムにいた方?」と客席に呼びかけると数人が挙手。「怖かったですか?」と確認された観客が「楽しかった」と答え、会場は笑いに包まれた。複雑な顛末をたどるこの大事件の詳細についてはぜひ配信でたしかめてほしい。
青木マッチョが「ワイシャツボディコンテスト」優勝
ほかにも、脱ぐのではなく、着ている状態での筋肉美を競う逆転の発想により生まれた「ワイシャツボディコンテスト」も開催。観客投票により青木が優勝、賞金5万円を獲得した。相方の赤木が誕生日とのことで、一度は「全部(赤木に)あげます」と言った青木だが、まわりに説得されもう一度話し合うことに。

さらには芸人らしく「マッチョネタ1グランプリ」も。「向井さんが初めて大宮セブンを見た時に言った『ガラパゴスだな』、それがクリスタルジムで行われている」と野田。PANAとヒロユキによる実話をもとにしたショートコント、リボルバー・ヘッドとうるとらブギーズ八木のユニットによる妙に完成度の高いコントなど、見応えのあるネタが続く。9組が競い合い、最後の出順でテンポのよいコントを披露した「マッチョ義勇軍」が勝利。「マッチョじゃないだけあってネタが強い」「筋肉とお笑いは反比例している」と野田が総評を下した。


クリスタルジムの顔・神7が決定
いよいよ今日のメインイベント、「クリスタルジム神7総選挙」へ。
今回の投票権を持つのはクリスタルジムに実際に通っている会員たち。神7に選ばれたメンバーは多方面で活躍予定のほか、1位には10万円が贈呈される。選挙期間は投票のためにジムの予約率も大幅に上がったという。選挙に熱を入れたトレーナーたちに「こんなにがんばれるんだったらお笑いがんばれよ」と野田が苦言を呈したあと、結果が1位から順に発表された。
1位は青木。2位以降にトリプルスコアの差をつける圧倒的な強さを見せつけた。青木は立ち上がるものの、隣の赤木が「お前やったな!」と言うばかり。「青木マッチョの声を聞かせてください」「かき消さないでください」と向井や野田が言い募る。「15万……」と今日1日で獲得した金額に慄く青木。
2位はヒロユキ。驚きと怒号が飛び交うなか、いつの間にかAKB48風の衣装に着替えたヒロユキが中央に飛び出してくる。「しんやのことは嫌いになってもクリスタルジムのことは嫌いにならないでください!!」と、入賞の言葉に変えてこの日も暴言が目立ったしんやを槍玉に上げた。期間中毎日生配信をするなど、選挙に力を入れてきたヒロユキを、野田は「選挙で勝った」と評した。

3位は中間速報で1位だったパピヨン・ノリ。パーソナルトレーニングの予約率第1位のノリは、トレーナーとしての評価が順位につながった。
4位のバゴ・ハタノハタに皆が温かい拍手を送るなか、序盤で煽ったしんやに注目が集まる。土下座どうこうよりも今日のしんやの振る舞いのほうが妻にとっては深刻な問題。野田や向井に促され、妻へと土下座をすることに。さらにハタノハタが復帰するにあたり、「交換でよくないですか?」とパワー倶楽部の面々がこれまで問題行動を重ねてきたしんやを放出しようとする展開も見られた。

クリスタルジム最古参「吉本若手マッチョ部」の面目躍如
5位の井下大活躍は「マッチョ義勇軍」から唯一選出され、チームにひとりしかいないマッチョとして大きな働きを見せた。6位のスカイサーキット松本は「孤軍奮闘してくれた」と自分を支持してくれたファンを客席に見つけ、「マスター!」と叫ぶ。7位はYUTARO。オープニングメンバーである「吉本若手マッチョ部」から3人が神7入りを果たし、面目を保った。
選挙期間中の中、「傷ビラ事件」に関わったメンバーは減点を食らっているにも関わらず、ヒロユキ、井下、YUTAROと全員神7入りを果たすという異例の事態。「それだけ熱量があったということですね」と野田が締めくくった。この神7は、今後クリスタルジムを代表して活動をしていくこととなる。

最後に野田がジム長として「なによりも通ってくださった皆様に感謝」と客席を見渡し、「引き続きジムに通ってください、お願いします!」と頭を下げて2時間40分に及ぶライブは幕を閉じた。
『クリスタルジム移転1周年記念大感謝祭〜最強トレーナーは俺だ!〜』の配信は10月9日(木)12時まで購入、23:59まで視聴することができる。
『クリスタルジム移転1周年記念大感謝祭~最強トレーナーは俺だ!~』
2025年10月2日(木)配信開始19:00/配信終了予定21:30
※販売は10月9日(木)12:00まで
※見逃し視聴は10月9日(木)23:59まで