スカートを履くのに「資格」は必要なのか?QuizKnock志賀玲太が心奪われたロリィタファッション

2025.3.2

文=志賀玲太 撮影=Aoi Mitsu.

編集=高橋千里


『クイック・ジャパン』のコンセプト「DIVE to PASSION」にちなんで、「私だけが知っているアツいもの」について綴るコラム企画「DtP」。

QuizKnockのライター、同YouTubeチャンネルのディレクターとして活動する志賀玲太が、ラフォーレ原宿で出会った一着のスカートへの想いを語る。

ラフォーレ原宿の地下1.5階が好きだ

ラフォーレ原宿の地下1.5階に心惹かれ続けている。

全6階の13フロアからなるファッションビル、ラフォーレ原宿。その最も下のフロアにあたる地下1.5階にはAngelic PrettyやATELIER PIERROTなどのロリィタブランドが集い、いわばロリィタファッションの発信地になっている。

私はここに漂う、外とは隔絶されたような空気が好きだ。このフロアにいる間は自分が自分でいられる気がする。

ただ、ここに集まる洋服たちのことを、憧れではなくはっきりと好きと言えるようになったのは、つい最近のことだ。

スカートを履くことに躊躇した10年間

服を着るための「資格」についてよく考える。性別や人種、年齢に体型……それは目に見えない試験のようなもので、私たちを縛っている。

本当はそんな資格なんて必要ない、似合う似合わないに関わらず誰もが好きな服を着てほしいと、そう言い放ってやりたい。

志賀玲太

しかし、同時にそれを阻むものがいかに大きいかも知っている。事実、私は一着のスカートを履くのにも10年近くの歳月を要してしまった。

何度もスカートを購入しては鏡の前で似合わない、サイズが合わないとあきらめ、そのどれもを押し入れの奥にしまい込んだ。

資格なんて、ぶち壊してやるしかない

そんな私は去年の秋ごろ、ようやく一着のスカートを纏(まと)って街へと繰り出すことができた。

そうできたのは自分の可能性を少しは信じられたからなのか、それともただファッションの懐が深かっただけなのか。

自分でもはっきりとわかっていないが、ひとついえるのは、心奪われてしまったからには、資格なんてものはいずれぶち壊してやるしかないということだ。

志賀玲太がラフォーレ原宿で購入したスカート

慣れないスカートをはためかせ、またラフォーレを訪れたときのこと。先日お世話になったMIHO MATSUDAの店員さんから「スカート、お似合いですね」と声をかけてもらう。

そりゃあなたのお店で買いましたからね、商売上手め。そう思いながら、私はまんざらでもないのだった。

志賀玲太

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