写真を撮ることにこだわりを持つアーティストやお笑い芸人による連載「QJWebカメラ部」。
寸劇やセリフのあるユニークな楽曲で人気を博すBEYOOOOONDS(ビヨーンズ)。アイドルに留まらないパフォーマンスを魅せるBEYOOOOONDSに所属する前田こころが、日常の中でついシャッターを切りたくなるのはどんな瞬間なのか。
満開の私たち
手を伸ばせば届くのかな?
そんなことを思いながら、一生懸命に光のほうへと手を伸ばす。
アイドルになる夢が叶ったときも、仲間と一緒に夢に向かってがんばっている今も、諦めず手を伸ばしつづけてよかったと心から思う。
4月25日、BEYOOOOONDSにとって初の日本武道館での単独コンサート。
桜のように見た人の心を動す、忘れられない素敵な時間にしたい。
アイドルは桜のようなものなのかもしれないと思った。
桜は満開に咲き誇り、花びらがひらりと舞い、そしていつか……別れのときが来る。
永遠ではないからこそ、尊く、そして美しいものなのかもしれない。
だからこの一瞬から目を離さないでいたい。
数ある美しい花の中で、そして限りある時の中で、出会えたこの奇跡に心からの感謝を。
出会ってくれてありがとう。
写真を撮ることにこだわりを持つアーティストやお笑い芸人による連載「QJWebカメラ部」。加賀翔(かが屋)、前田こころ&平井美葉(BEYOOOOONDS)、セントチヒロ・チッチ(BiSH)、長野凌大(原因は自分にある。)、林田洋平(ザ・マミィ)が日替わりで担当し、それぞれが日常生活で見つけた「感情が動いた瞬間」を撮影する。