リアクション作家・岐部先生(群馬出身)の大活躍
──そんな群馬ロケの1件目、ドライブイン「ピットイン77」でプレイされた「間違い探し」ゲームがいきなり大盛り上がりでしたね。ロケの醍醐味だと思うんですけど、ひとりでやっても面白くなさそうっていう(笑)。
有野 ひとりでやっても面白くないですね。スタッフの目が一杯あるから面白い。「あそこが間違ってる!」って言われても課長は画面しか見てへんから「あそこ」がわからへん(笑)。
──まさに『ゲームセンターCX』ならでは。生放送で『パネポン(パネルでポン)』をやったときの盛り上がりに近いというか。
有野 「みどり!」て言われても「どの緑なんや!」ってなる。いつも以上に課長がやらされていく感が面白かったです。流されていく感が。最初はすごく楽しくやってるんやけど、みんなの指示が多すぎて、課長は作業だけになってる(笑)。是非、見てほしい。
──個人的にはドライブインっていうのがすごく懐かしくて、DVDのパッケージにもなってますけど、アメリカナイズされてて日本じゃないみたいなんですよね。しかも2軒目に訪問したドライブイン「コルソ 高崎店」の近くに岐部さんが住んでいた、という衝撃の情報が(笑)。
有野 移動中とかにも「ここ懐かしい!」って。「あっちに行ったら僕のねー」とか言うから「行く?」って聞いたら「いや、行くほどでもないです」って(笑)。
一同 わははは!(爆笑)
有野 行くほどかどうかは、こっちが行って決めるけど(笑)。
──岐部さんは今回、本当に大活躍でしたよね。ドライブインで自動販売機のご飯を食べるとき「熱くないですよ」って言われて毎回「熱ッ!」ってなるとか、「渋川スカイランドパーク」で課長とエアホッケー対決をしたときも、いきなり一発目に「痛ッ!」ってなるとか(笑)。
菅 リアクション作家なんですよ、岐部は(笑)。
有野 作家初のタイプ。ミスが面白いですよね、岐部先生は(笑)。必ず何か起こるんです。毎回「痛ッ!」って言う、リアクションがほしいですよね。だから、ロケに同行する。
幻のゲームが多数登場!! ラスボス「髙井商店」
──そして群馬から長野に移動して、最後は「髙井商店」。「髙井商店」はすごかったですね。わざわざ長野にまで行った理由がわかりました。
有野 そうですよね。時間があれば、もっと見ていたかった。
──「髙井商店」は貴重なアーケードゲームの基板を保管されていて、全国に貸し出しているわけですよね。
有野 だから、いままで行った「たまゲー」のお店とか、駄菓子屋さんに基板を卸してるんですよね。ということは「ここが『たまゲー』のラスボスのとこやん!」って。「ここの工場が敵を作っていたのか!」っていう。
菅 ある種、これがあるのが今回のDVDの目的っていうか、そこにたどり着くための旅というのはあるんですよね。
有野 だから群馬いらんやんっていう。
一同 わははは!(爆笑)
菅 有野さん、パッケージのデザインを見てくださいよ! おしゃれなドライブインがあったじゃないですか。
有野 長野にもあるでしょ(笑)。でも「ホテルジュラク」があったか。
──DVDでは有野さんが基板でゲームをプレイされてましたけど、僕、『SPACE ATTACK』が動いてるの初めて見ましたよ。ニチブツ(日本物産)の『子連れ狼』も。
有野 『子連れ狼』面白かった! でも家庭用はないから「挑戦」はできないっていう。
──あとは社長の髙井さんもおっしゃってましたけど、ジャレコの『キメラビースト』は無茶苦茶レアですよ。ロケテストだけで正式にはリリースされなかった幻のシューティングゲーム。まさか長野に基板が保管されているとは思わなかったですけど、「髙井商店」の倉庫は、かなり広かったんですか?
有野 広かったですね。「やりたいゲームを探してください」って言われたんですけど、 1個1個見てるから、結局2列ぐらいしか見れなくて。岐部くんも下見で見に行ったまま帰って来なかったですから。「やばいですよ!」って言ってたけど、それでも全部は見れなかったんでしょうね。探したらもっとあったんやろなあって。
──長野にあんなにすごい場所があるって、意外と知らない人も多いんじゃないですかね。
菅 アプリでゲームをやってる時代に、あんなでっかい基板でね。
──基板って独特のカッコ良さがありますよね。何がどうなってるかわからないんだけど、大きくて存在感がある。
有野 でも髙井さんは全部知ってるんですよね。「これがあれで、これ取ったらもう音鳴らへんよ」とか。ちっちゃいツマミを動かして「横画面になりましたよ」って。
──そういう意味でも、今回のDVDって文化的価値があるな、と思って。あとは、ちょっと切ない感じもありますよね。駄菓子屋にしても基板にしても「消えゆく文化」という意味では。
菅 切なさの塊ですからね、このDVD自体が。
──だから、それを守っている髙井さんみたいな方も長野にいらっしゃる。息子さんもいらっしゃいましたから、これからも、たくさんのゲームを大切に保管していただきたいですよね。
お店はなくなっても、DVDの中にはある
──では、最後にお約束ではありますけど、今回の「たまゲー」DVDを楽しみにされている方、予約されてる方も多いと思うんですけど、そういった番組ファンの方々に有野課長からメッセージをいただけますか。
有野 群馬と長野行きましたけど、長野だけで良かったんじゃないかと思うぐらいの1本です!(笑)
菅 有野さん、群馬も楽しかったじゃないですか(笑)。
──限定版の特典もすごく豪華ですよね。課長のアクリルフィギュアと、オリジナルクレーンゲームのプラモデル。
有野 これが課長の頑張りの少なさなんですよねえ。課長がもう少し頑張れば、このクレーンゲームが電動にできたと思うんですけど(笑)。
──今回のDVDが大ヒットした暁には、第2弾として電動の特典を付けていただければ(笑)。
有野 そういった特典も付いたDVD、箱がデカくて棚に入りにくいですけど、よろしくお願いします。
──では、せっかくなんで菅さんからも一言いただければ。
菅 いや、すごくノスタルジックなものになっているので、『ゲームセンターCX』のファンはもちろんですけど、そうじゃない方も、是非お手元に残してほしいなっていうのは伝えておきたいですね。
有野 若かりし頃の課長も見てもらってね(笑)。
──若いですよねえ、総集編の課長(笑)。
有野 「若い頃の課長が行ってるお店はもうないんやなあ」って思いながら見てもらえると。同じとこ行ってもお店はないですけど、DVDにはあるか、と思いながら見てもらえるといいな。あと、レトロゲーム紀行でギャラクシー賞取りたいです!
『ゲームセンターCX たまゲー スペシャル』
『ゲームセンターCX たまゲー スペシャル』
発売日:2022年9月2日(金)
初回限定豪華版:9,680円(本体価格+税10%)
通常版:6,380円(本体価格+税10%)
<収録内容>
完全新作:「有野課長の休日 ~レトロゲーム紀行 in 群馬&長野~」
・羽前屋忠左衛門本舗
・ピットイン77
・コルソ 高崎店
・麺彩房 田丸屋
・渋川スカイランドパーク
・みなかみホテルジュラク
・群馬サファリパーク
・髙井商店
永久保存版:「あの素晴らしいゲームセンターをもう一度 ~閉店たまゲー傑作選~」
・阪急大井町デイリーショッパーズ
・ゲームコーナーミッキー
・懐かし横丁
・妙法湯 のんびり温泉
・ウェアハウス川崎店
・山本商店
・上野松坂屋
・としまえん
・ネバーランド
・みやかわ
・駄菓子屋きりん館
特典映像 :「レトロゲーム紀行 in 群馬&長野 反省会」
封入特典:番組オリジナル台紙付き 有野課長名刺
初回限定豪華版封入特典:
12分の1スケール 番組オリジナルクレーンゲーム プラモデル
12分の1スケール 有野課長アクリルフィギュア
発売元:株式会社スタイルジャム
販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング
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ゲームセンターCX たまゲー スペシャル
発売日:2022年9月2日(金)
初回限定豪華版:9,680円(本体価格+税10%)
通常版:6,380円(本体価格+税10%)
発売元:株式会社スタイルジャム
販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング関連リンク