ポケモンアニメのタイアップ・ソングに決まった「Forked Road」
──11月11日にリリースされたEPの表題曲「Forked Road」は、どのような楽曲ですか?
TAIKI 俺らを代表してくれる曲ですね。SKY-HIさんから僕らへの手紙のように感じるんですよ。
KANON マジでそう。グッとくるだけじゃなくて、これからの希望になる曲。
──ポケモンアニメ『POKÉTOON』新シリーズのタイアップ・ソングに決定したと知ったときは、どう思われましたか?
KANON びっくりしたよね。
TAIKI びっくりした。
RUI みんなで一回、顔を見合わせました。
KANON タイアップが決まってからポケモンセンターに行ったんですけど、いつも人がいっぱいいるんですよ。そんなアニメの主題歌を僕らができるんだって考えると、なんか変な感じがして。でも、みんなに聴いてもらえるんだっていう喜びが大きいです。これをきっかけに僕らのことも、いろんな人に覚えてもらえたらうれしいですね。
今しか書けない恋愛を歌ったTAIKI「24/7」
──それぞれのソロの作品についても、どのような楽曲になっているかお伺いできますか。
TAIKI 自分は「24/7」という楽曲を作りました。この“24”は24時間、“7”は1週間を指していて、「ずっと一緒にいたい」という意味が込められています。もともと「恋愛を書きたい」と決めてから制作に取りかかったのですが、想像をふくらませるのがすごく難しかったですね。最終的には「自分にしか書けないことを書きたい」と思い、「等身大の学生」をテーマにして、変に大人びた歌詞にはせず、今だからこそ書ける恋愛ソングになりました。
──最初に聴いたとき、「TAIKIさんソロ曲のテーマは恋愛なんだ!」と少しびっくりしました。
TAIKI そうですよね(笑)。「こんなことが書けるんだ」って、自分でもびっくりしました。今までガツガツした曲ばかりだったので、いいギャップになったんじゃないかな。個人的にはずっと前からすごく好きだったKENYAさんが、制作に入ってくださったことがうれしかったですね。まさかトップラインを書いてくれるなんて、思ってもいなかったので。それもあって、何時間もぶっ通しで歌い続ける感じの、すごい熱量のレコーディングになりました。恋愛を歌うことの楽しさに気づきましたし、歌の勉強にもなった一曲です。
“広い曲”にしたかったRUI「星が会うその日まで」
──RUIさんの「星が会うその日まで」は、どのような楽曲でしょうか?
RUI テーマ的には、TAIKIとあまり変わらなくて……。いや、変わるか! めっちゃ変わるんですけど(笑)。どちらかというと、大人びているというか。いろんな意味をいろんな人に届けられるような歌にしたかったんです。あと、心の面でも景色の面でも、広い曲にしたくて。宇宙まで行きたいなって思ったので、星や月について書いています。
──ピアノを基調としたトラックにこだわりはありますか?
RUI あります。この曲に限らずなんですけど、ピアノの雰囲気に乗せる歌詞がすごく好きで「自分でもやってみたい」と思ったので、実現させていただきました。自分の声と音楽性だけで戦いたかったので、UTAさんに作曲していただき、素敵なトラックに乗せて歌うことができて、ありがたかったです。
REIKOも作曲に参加したKANON「Make you…」
──KANONさんの「Make you…」は、どのような楽曲でしょうか?
KANON BMSG所属のアーティスト、REIKOがソングライトキャンプで自分用に作った数々の楽曲の中で、僕が「めっちゃいい!」と思ったのが「Make you…」なんです。その時点で、1番とトップのフックラインをレイちゃん(REIKO)が作ってくれていて、ザ・R&Bな仕上がりだったので「R&Bといえばラブソング」ということで、恋愛の曲になりました。作詞も本当にスムーズで、1時間くらいで書けたんじゃないかな。たぶん、俺にめっちゃ合ってる楽曲だったんだと思います。
──たしかに、KANONさんの声のおいしいところが活きてるように感じます。
KANON 今までレイちゃんがいろんな曲を聴いてきたってわかるような独特なグルーヴのトップラインがあり、僕が気持ちいいと思っているトップラインも2番のメロディと歌詞に入れて。めちゃくちゃいい曲ができたんじゃないかな。歌っていてすごく気持ちよかったですし、レコーディングもマジですぐに終わりました。今後、自分のソロ曲を出すとしたら、こういう路線でいきたいというビジョンが生まれた一曲になりました。
「QJカメラ部」連載で感じるお互いの個性
──では最後に、みなさんに連載していただいている「QJカメラ部」についても聞かせてください。お互いの投稿はチェックされていますか?
TAIKI はい、見てます。
RUI 見てます。
KANON けっこう見てますね。
──TAIKIさんの投稿ですと、「水たまりに桜」が話題になっていましたよね(※編集部注:「水たまりに桜」は、『THE FIRST』のクリエイティブ審査でTAIKIが所属していたチームが披露した楽曲「YOLO -You Only Live Once-」に登場するワンフレーズ)。
TAIKI はいはいはい!
KANON 水たまり……?
RUI 桜だよ。水たまりに桜が浮いている写真。
KANON あー、あれか!
──KANONさんのだと、「新紙幣!!!」が話題になっていましたね。
KANON マジか(笑)。「新紙幣!!!」は、なんかうれしくて撮っちゃいました。(KANON担当回の)「文化の違い」って、なんだったっけ?
(全員で記事が表示されたPC画面をのぞき込む)
KANON あー!
TAIKI LAのとき。
KANON アメリカの路上を撮って「文化の違い」って何、俺。
RUI “文化の違い”を感じたんじゃない?
KANON めっちゃストレートに書いてる(笑)。そういえば俺、TAIKIの「白いエアフォースワン」は、すごくいい投稿だなと思った記憶がある。それまで、たぶん実物を見たことなくて。BMSGに入る前に「14th Syndrome」を聴きながら、<白いエアフォースワンはこれで何足目>ってなんのことだろうと思っていたから、これのことだったんだ!って、QJカメラ部で知った。これが投稿されたのって、いつですか?
──今年の3月ですね。
TAIKI 3月! 俺ら何カ月連載をやってる?
KANON 10カ月だね。
TAIKI ありがたいですね。もともと自分は写真を撮る習慣があまりなかったので、QJさんで連載を始めてから、毎日撮る習慣がついて。そこから、けっこう写真を撮るのが好きになりました。とはいえ、自分は実際にあった出来事しか書けないから、RUIの「朝は宝石箱」みたいな題名が出てくるのは、すごいなって思います。
──RUIさんは、前から写真を撮るのがお好きだったんですよね。
RUI はい、ずっと撮っていますね。自分はインスタグラムとかにも写真をアップしているんですけど、意味がわからないことがけっこう好きなんです。物事に対して「何が関わって」「なんでこうなって」「俺らにどういう影響を及ぼして」みたいな起承転結をパッと感じたら、それはおもしろいってことだから、思わずシャッターを向けたくなってしまいます。とっさに撮ることもありますけど、だいたいは背景を自分で作りながら撮っていますね。
RUI、TAIKI、KANON EP『Forked Road』
配信日:2024年11月11日(月)
配信サイト:https://orcd.co/forked_road
<収録曲>
1.RUI, TAIKI, KANON「Forked Road」
2.KANON「Make you…」
3.TAIKI「24/7」
4.RUI「星が会うその日まで」
RUI、TAIKI、KANONが『Quick Japan』vol.175にも登場
EP『Forked Road』のリリースを記念したRUI、TAIKI、KANONの3人による鼎談記事が、12月11日(水)より発売となる総合カルチャー誌『Quick Japan』vol.175にも掲載される。QJWebとは異なるテーマのインタビューで、写真も異なるので要チェックだ。
さらに、バックカバー&特集に、BE:FIRSTのSHUNTO、RYOKI、LEOの3人が登場する。『Quick Japan』vol.175は現在予約受付中。表紙&巻頭特集には齋藤飛鳥が登場し、「表現者としての美学」を紐解くロングインタビューや、写真家・小見山峻が撮り下ろした大ボリュームのフォトストーリーなど、90ページにわたる特集を組んでいます。
【書誌情報】
『Quick Japan』vol.175
2024年12月11日(水)発売
サイズ:A5/並製/152ページ
予価:1,700円(税込/本体1,870円)
※内容は予告なく変更する場合があります
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