RUI、TAIKI、KANONが新オーディションの開始前に実感している“あの日”からの成長「アーティストとは何かを深く知ることができた」

2024.11.16

ポケモンアニメのタイアップ・ソングに決まった「Forked Road」

RUI,TAIKI,KANON / Forked Road - Performance Video -

TAIKI 俺らを代表してくれる曲ですね。SKY-HIさんから僕らへの手紙のように感じるんですよ。

KANON マジでそう。グッとくるだけじゃなくて、これからの希望になる曲。

KANON びっくりしたよね。

TAIKI びっくりした。

RUI みんなで一回、顔を見合わせました。

KANON タイアップが決まってからポケモンセンターに行ったんですけど、いつも人がいっぱいいるんですよ。そんなアニメの主題歌を僕らができるんだって考えると、なんか変な感じがして。でも、みんなに聴いてもらえるんだっていう喜びが大きいです。これをきっかけに僕らのことも、いろんな人に覚えてもらえたらうれしいですね。

TAIKI、RUI、KANON(BMSG TRAINEE)
TAIKI、RUI、KANON

今しか書けない恋愛を歌ったTAIKI「24/7」

TAIKI 自分は「24/7」という楽曲を作りました。この“24”は24時間、“7”は1週間を指していて、「ずっと一緒にいたい」という意味が込められています。もともと「恋愛を書きたい」と決めてから制作に取りかかったのですが、想像をふくらませるのがすごく難しかったですね。最終的には「自分にしか書けないことを書きたい」と思い、「等身大の学生」をテーマにして、変に大人びた歌詞にはせず、今だからこそ書ける恋愛ソングになりました。

TAIKI そうですよね(笑)。「こんなことが書けるんだ」って、自分でもびっくりしました。今までガツガツした曲ばかりだったので、いいギャップになったんじゃないかな。個人的にはずっと前からすごく好きだったKENYAさんが、制作に入ってくださったことがうれしかったですね。まさかトップラインを書いてくれるなんて、思ってもいなかったので。それもあって、何時間もぶっ通しで歌い続ける感じの、すごい熱量のレコーディングになりました。恋愛を歌うことの楽しさに気づきましたし、歌の勉強にもなった一曲です。

TAIKI(タイキ)
TAIKI(タイキ)

“広い曲”にしたかったRUI「星が会うその日まで」

RUI テーマ的には、TAIKIとあまり変わらなくて……。いや、変わるか! めっちゃ変わるんですけど(笑)。どちらかというと、大人びているというか。いろんな意味をいろんな人に届けられるような歌にしたかったんです。あと、心の面でも景色の面でも、広い曲にしたくて。宇宙まで行きたいなって思ったので、星や月について書いています。

RUI あります。この曲に限らずなんですけど、ピアノの雰囲気に乗せる歌詞がすごく好きで「自分でもやってみたい」と思ったので、実現させていただきました。自分の声と音楽性だけで戦いたかったので、UTAさんに作曲していただき、素敵なトラックに乗せて歌うことができて、ありがたかったです。

RUI(ルイ)
RUI(ルイ)

REIKOも作曲に参加したKANON「Make you…」

KANON BMSG所属のアーティスト、REIKOがソングライトキャンプで自分用に作った数々の楽曲の中で、僕が「めっちゃいい!」と思ったのが「Make you…」なんです。その時点で、1番とトップのフックラインをレイちゃん(REIKO)が作ってくれていて、ザ・R&Bな仕上がりだったので「R&Bといえばラブソング」ということで、恋愛の曲になりました。作詞も本当にスムーズで、1時間くらいで書けたんじゃないかな。たぶん、俺にめっちゃ合ってる楽曲だったんだと思います。

KANON 今までレイちゃんがいろんな曲を聴いてきたってわかるような独特なグルーヴのトップラインがあり、僕が気持ちいいと思っているトップラインも2番のメロディと歌詞に入れて。めちゃくちゃいい曲ができたんじゃないかな。歌っていてすごく気持ちよかったですし、レコーディングもマジですぐに終わりました。今後、自分のソロ曲を出すとしたら、こういう路線でいきたいというビジョンが生まれた一曲になりました。

KANON(カノン)
KANON(カノン)

「QJカメラ部」連載で感じるお互いの個性

TAIKI、RUI、KANON(BMSG TRAINEE)
TAIKI、RUI、KANON

TAIKI はい、見てます。

RUI 見てます。

KANON けっこう見てますね。

撮影=TAIKI(BMSG TRAINEE)
撮影=TAIKI(BMSG TRAINEE)

TAIKI はいはいはい!

KANON 水たまり……?

RUI 桜だよ。水たまりに桜が浮いている写真。

KANON あー、あれか!

撮影=KANON(BMSG TRAINEE)
撮影=KANON(BMSG TRAINEE)

KANON マジか(笑)。「新紙幣!!!」は、なんかうれしくて撮っちゃいました。(KANON担当回の)「文化の違い」って、なんだったっけ?

(全員で記事が表示されたPC画面をのぞき込む)

撮影=KANON(BMSG TRAINEE)
撮影=KANON(BMSG TRAINEE)

KANON あー!

TAIKI LAのとき。

KANON アメリカの路上を撮って「文化の違い」って何、俺。

RUI “文化の違い”を感じたんじゃない?

KANON めっちゃストレートに書いてる(笑)。そういえば俺、TAIKIの「白いエアフォースワン」は、すごくいい投稿だなと思った記憶がある。それまで、たぶん実物を見たことなくて。BMSGに入る前に「14th Syndrome」を聴きながら、<白いエアフォースワンはこれで何足目>ってなんのことだろうと思っていたから、これのことだったんだ!って、QJカメラ部で知った。これが投稿されたのって、いつですか?

TAIKI 3月! 俺ら何カ月連載をやってる?

KANON 10カ月だね。

TAIKI ありがたいですね。もともと自分は写真を撮る習慣があまりなかったので、QJさんで連載を始めてから、毎日撮る習慣がついて。そこから、けっこう写真を撮るのが好きになりました。とはいえ、自分は実際にあった出来事しか書けないから、RUIの「朝は宝石箱」みたいな題名が出てくるのは、すごいなって思います。

撮影=RUI(BMSG TRAINEE)
撮影=RUI(BMSG TRAINEE)

RUI はい、ずっと撮っていますね。自分はインスタグラムとかにも写真をアップしているんですけど、意味がわからないことがけっこう好きなんです。物事に対して「何が関わって」「なんでこうなって」「俺らにどういう影響を及ぼして」みたいな起承転結をパッと感じたら、それはおもしろいってことだから、思わずシャッターを向けたくなってしまいます。とっさに撮ることもありますけど、だいたいは背景を自分で作りながら撮っていますね。

TAIKI、RUI、KANON(BMSG TRAINEE)
TAIKI、RUI、KANON

RUI、TAIKI、KANON EP『Forked Road』

RUI、TAIKI、KANON EP『Forked Road』
RUI、TAIKI、KANON EP『Forked Road』

配信日:2024年11月11日(月)
配信サイト:https://orcd.co/forked_road
<収録曲>
1.RUI, TAIKI, KANON「Forked Road」
2.KANON「Make you…」
3.TAIKI「24/7」
4.RUI「星が会うその日まで」

RUI、TAIKI、KANONが『Quick Japan』vol.175にも登場

EP『Forked Road』のリリースを記念したRUI、TAIKI、KANONの3人による鼎談記事が、12月11日(水)より発売となる総合カルチャー誌『Quick Japan』vol.175にも掲載される。QJWebとは異なるテーマのインタビューで、写真も異なるので要チェックだ。

さらに、バックカバー&特集に、BE:FIRSTのSHUNTO、RYOKI、LEOの3人が登場する。『Quick Japan』vol.175は現在予約受付中。表紙&巻頭特集には齋藤飛鳥が登場し、「表現者としての美学」を紐解くロングインタビューや、写真家・小見山峻が撮り下ろした大ボリュームのフォトストーリーなど、90ページにわたる特集を組んでいます。

【書誌情報】
『Quick Japan』vol.175
2024年12月11日(水)発売 
サイズ:A5/並製/152ページ
予価:1,700円(税込/本体1,870円)
※内容は予告なく変更する場合があります

Quick Japan 齋藤飛鳥特集号表紙【限定版】
『Quick Japan』齋藤飛鳥特集号表紙【限定版】
『Quick Japan』vol.175 バックカバー/撮影=西村満
『Quick Japan』vol.175 バックカバー/撮影=西村満
【QJストア限定版スペシャル齋藤飛鳥ソロカバー】『Quick Japan』vol.175 【通常版】『Quick Japan』vol.175
TAIKI、RUI、KANON(BMSG TRAINEE)

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坂井彩花

(さかい・あやか)1991年、群馬県生まれ。ライター、キュレーター。ライブハウス、楽器屋販売員を経験の後、2017年にフリーランスとして独立。『Rolling Stone Japan Web』『Billboard JAPAN』『Real Sound』などで記事を執筆。エンタテインメントとカルチャーが..

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