センチネル×橋本泰河「シンプルに熱くて泥臭い曲をやってるのは僕らだけ」【『深夜のハチミツ!!』連動企画】
ハチミツ芸人8組がお笑い界のトップになるべく、話題になりそうなことに全力でチャレンジしていく芸人総合バラエティ『深夜のハチミツ!! Bee the top』通称『深夜のハチミツ』。数々の人気番組を輩出してきたフジテレビ深夜のお笑い番組の最新形だ。
ハチミツ芸人と新進気鋭のアーティストがそれぞれタッグを組み、「タオルをブンブンしたくなる曲」というテーマで楽曲を制作する「メジャーデビュー争奪戦!ハチフェス」が始動した。TikTokの再生数と、8月25日に『お台場冒険王』の特設ステージで行われるライブパフォーマンスへの観客投票をもっとも集めたユニットはソニーミュージックから正式にCDデビューすることができる。
ここでは8組による、「音楽×お笑い」の化学変化を記録するために対談連載を実施。今回は『ゴッドタン』で「今のバラエティで売れそうな芸人部門」1位に選ばれたセンチネルと、大阪、神戸を中心に活動するシンガーソングライターの橋本泰河に語ってもらった。
この記事は、音楽とカルチャーのオルタナティブメディア『NiEW(ニュー)』のコンテンツを一部転載したものです。
『深夜のハチミツ!!』の『ハチフェス』企画では、8組のアーティスト写真と楽曲ジャケットを『Quick Japan』が監修しています。
センチネル
1993年11月25日生まれ、埼玉県出身の大誠(たいせい)と1993年4月13日生まれ、東京都出身のトミサットからなるお笑いコンビ。太田プロダクション所属。2020年7月結成。21年に『第42回ABCお笑いグランプリ』最終予選進出。『キングオブコント』は22年から3年連続で準々決勝進出。『M-1グランプリ』23年は3回戦進出。太田プロライブ『月笑』23年度チャンピオン。2023年5月からは、『深夜のハチミツ』(フジテレビ系)に出演中。大誠は、ニッポン放送『土田晃之 日曜のへそ』(毎週日曜放送)の中継レポーターを担当している。
橋本泰河
2002年生まれのシンガーソングライター。懐かしくも新しい「ネオノスタルジー」をコンセプトに作詞 / 作曲 / 編曲 / MV制作を行う。豊かな低音ボイスが特長。2020〜2022年、SEKAI NO OWARI、Official髭男dism、ゆずのプロデュースを手がける保本真吾氏企画の新人アーティスト開発プロジェクト「Enjoy Music!」に参加。コンピレーションアルバム『Enjoy Music New Wave Generations Vol.1』でオリジナル曲「この夜が明けたら」を配信リリース。2022年にブリッヂブックバンドを結成し2024年8月までバンド活動。ライブハウス太陽と⻁『悪魔の子 2022』オーディション優勝。『COMING KOBE2022』出演。関⻄大学『K.U. ROCK FEVER 2022』優勝。現在、ソロで精力的に楽曲やMV制作を行う。心の温まる音楽を楽しんでいただきたい。
センチネルはライブの出囃子が1曲に絞れないほど音楽好き
ーこの企画に参加することが決まったときはどう思いましたか?
大誠(センチネル):どうするんだろうと思いました。楽器ができるわけでもないし、不安だなと。
トミサット(センチネル):ちゃんとミュージシャンの人とお仕事したり話したりしたこともなくて、まともなコミュニケーションが取れるのかとも思いました。
大誠:めっちゃ尖ってるやつきたらどうしようって。
トミサット:最初はそれが心配でしたね。
橋本:芸人さんと一緒に何かやるとなったら、面白い感じにしなくちゃいけないのかなと思っていたんです。集中して音楽をやるというよりも、コントっぽくするのかなとか。
トミサット:どんな塩梅なのかわからなかったよね。
橋本:でも、今回は真面目に音楽をやるということで、うれしかったです。
ー他の芸人さんもおしゃってましたが、「ミュージシャンは怖い」というイメージがあるんですね。
大誠:怖い可能性もあるなと思ってました。軽はずみな発言したらブチギレるんじゃないかって(笑)。不用意に他のバンド名とか出したら「そういうんじゃねえから」って言われて終わりみたいな。
トミサット:下手にボケたら怒られそうだし。
橋本:僕も芸人さんと話すのははじめてでした。
大誠:はじめて同士だから、偏見があったかもしれない。
トミサット:顔合わせのカラオケボックスでも牽制し合ってた(笑)。
橋本:でもめちゃくちゃ丁寧で、テレビで見るのと全然変わらなかったんですよ。すぐ慣れて、普通に接することができました。話しやすかったです。
大誠:僕らのYouTube動画とかをめっちゃ見てきてくれたんですよね。橋本くんからとっつきやすさを提示してくれたので、イメージしていたような怖い人じゃないとすぐに分かりました。顔合わせの前は、ベロンベロンに酔っ払って来る可能性もあると思ってたから。
橋本:一応社会人なので。
大誠:そうだね、しっかりしてるもんね(笑)。
ー橋本さんは普段どんなお笑いを見てますか?
橋本:『M-1グランプリ』はよく見ますし、最近はYouTubeとかTikTokでもいろんなコントとか劇場の動画の切り抜きが流れてくるんで、それをチラチラ見てます。
ーセンチネルのお2人はどんな音楽を聴いていますか?
大誠:僕らは音楽が好きで、ライブの出囃子を決めきれなくて一時期は4曲持っていたくらいで。今はRHYMESTERさんの“SOMINSAI feat.PUNPEE”を使ってるんですけど、前はセンチメンタル・バスも使ってたし。
トミサット:w.o.d.の“楽園”と“1994”も使ってた。
大誠:空きっ腹に酒の“御乱心”もだね。
たとえるなら、芸人の泥臭さを煮込んだ「泥煮込み」
ー橋本さんは芸人さんとの作業で何か感じるものはありましたか?
橋本:タイミングというか、リズム感がすごいなと思いました。トミサットさんはすぐにラップできてましたし、大誠さんのハモりもすぐ合わせてくれたので。いつも漫才をされているから出来るのかなと。
トミサット:橋本くんは、とにかく音楽が好きなんですよ。
大誠:たぶん、アーティストさんの中でも特別音楽愛があるんじゃないですか? 僕らもお笑い好きですけど、敵わないです。
橋本:みなさんと同じような感じだと思いますけどね。
大誠:だって、休みの日もずっと音楽作ってるんでしょ?
トミサット:サツマカワRPGさんはネタ作りのために24時間劇場に寝泊まりしたりするんですけど、そのレベルですよ。
橋本:24時間寝泊まりは無理です(笑)。
ー現在曲の一部分が公開されていますが、聴きどころを教えてください。
大誠:サビに、歌ったことがないような難しいメロディが出てくるんですよ。すごく練習したんで、そこを聴いてほしいです。あと、シンプルに熱くて泥臭い曲をやってるのは僕らだけじゃないかなと思うんです。橋本くんと僕らの泥臭さをそのまま形にできてると思うので。
橋本:歌詞にもお2人が模索しながら漫才やってきたことを入れてるので、等身大な曲になってると思います。
トミサット:例えるなら、泥煮込みです。
大誠:良くない例えだな!
ーライバルになりそうなペアはいますか?
大誠:足腰げんき教室はラッパーの方と組んでいるので気になりますね。はーたみんがめっちゃボケると思うんですよ。ラップはボケやすいと思うし。橋本くんの1位指名でもありますからね。
トミサット:初恋の人には負けたくない、みたいな感じだ(笑)。
橋本:バンドの方々が芸人さんとどう関わるのかが気になりますね。
大誠:あと生ファラオさんもハチミツハウスで一緒に住んでいるので、気になりますね。2人ともロック系というか熱いので、ライバル視してます。
ー見事に優勝したとして、その後やってみたいことはありますか?
トミサット:まずは楽曲の権利の話をしたいですね。
大誠:今する話じゃないだろ!
トミサット:絶対ヒットすると思うんで、フェスとか音楽ライブに出たいです。いろんな場所でやりたい。
大誠:今までバラエティからいろんな曲が生まれていますけど、その中で一番売れたいですね。あと、MV撮りたい。
トミサット:すっごくかっこいいの撮りたい! ヘリポートで歌ってるような。
大誠:いろんなことしたいから、その際には橋本くんは神戸の実家を出てもらって。
橋本:わかりました、上京します!
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