ヨネダ2000・愛、下積み時代に出会った子猫への思い「幸せにするため、いっそうがんばれると確信した」【この子と暮らして〜Life With Animal〜】

文=ヨネダ2000・愛


動物に愛情を傾ける著名人が、「動物と人間の共生」をテーマに、“この子”との出会いや生活を通じて新たに感じたことや考えたことを紹介する連載「この子と暮らして〜Life With Animal〜」。第2回目は、甘えん坊の愛猫“かぼす”と仲よく暮らす、お笑いコンビ・ヨネダ2000の愛が登場。

かぼす、すだち、ゆず。3匹の子猫たち

茶トラの猫、かぼすを飼い始めて3年。

かぼすを飼うきっかけになったのが、私の母。

2020年3月、ある1匹の猫が実家近くの川辺に落ちて凍えているところを、私の母と母の友達が発見し、保護した。

実家では当時すでに猫を2匹飼っていたため、一緒に保護をしてくれた方のお家に連れていくことになった。

その猫は警戒心が強く、目があまり見えていない状態で、食べるものもあまりなくガリガリの状態だったため、病院に連れて行ったところ、その日もつかどうかもわからないと言われるくらいだった。

しかし、そこから1カ月ほどお世話をしていくうちに、少しずつ体重も増え、大きくなってきたなと思った次の日、子猫が3匹産まれていた。保護したときには妊娠しているとは気づかなかったという。

その子猫たちは、かぼす、すだち、ゆずと名づけられた。

さすがに母の友達も、4匹も飼うのが難しかったこともあり、引き取り先を探していた。そんなとき、私の母から1匹飼わないかと言われた。

しかし、当時の私はまだアルバイト生活で収入も少なかったため、その状況で猫を飼って幸せにしてあげられるのだろうか、ちゃんと生活していけるだろうかと、すごく悩んだ。

でも、いざ会ってみるとこの子のために、この子を幸せにするために今よりいっそうがんばれるなと確信した。そして、2020年7月、うちにかぼすがやってきた。

ひとり遊びが得意な、かぼす

かぼすは、子猫のころからひとり遊びが得意で、お留守番中もすごくお利口さんだった。ひとりが好きというわけでもなく、すごく人懐っこいところもあって、基本的に家に遊びに来た人にも逃げることなく仲よくなる。

今まで実家にいたときにも何匹か猫は飼っていたが、ここまで甘えん坊な猫はかぼすが初めてだと思うくらいだ。

子猫のときから今も飽きないおもちゃ、もう20本目くらい

小さいころは、お菓子の箱に勢いよく入るのが好きでしばらくそのままでいるときもあったり、無邪気でいつ見てもかわいい。

毎日更新される“かわいい”で、幸せをくれる

かぼすを飼い始めて3年ほど経つが、毎日かわいいを更新していく。これはいつも不思議に思う。毎日同じはずなのに、毎日違う顔を見せてくれている気がする。

特にかわいいのが、私が家に帰ると必ず立っている私の胸に床からジャンプして飛び乗ってくること。いつからかやるようになり、今では帰って「おいで!」というと飛び乗ってくるようになった。

声もかわいい。あくびするときに声が出てしまうのがとってもかわいい。

結局すべてかわいい。

かぼすが毎日私に幸せをくれているぶん、私もかぼすに幸せをあげられるように、これからもお留守番が長いときは飽きないように工夫したり、一緒にいられるときはたくさん会話したり遊んだりしていきたい。

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