ロンドンブーツ1号2号の田村淳は、2020年8月に母親をがんで亡くしている。淳といえば、テレビのバラエティ番組の世界で自由に振る舞うイメージが強い人が多いかもしれない。そのイメージも間違ってはいないが、同時に彼は、遺書動画を撮影して大切な人に届けられる「ITAKOTO」というサービスの発案者という一面も持つ。 テレビで活躍する姿と結びつかないと思うかもしれない。しかし彼の根底にあるものを考えれば、テレビでの振る舞いと「ITAKOTO」の発案は、同じ田村淳という人間から生まれていると理解できるはずだ。彼が貫いている
|
|
-
『母ちゃんのフラフープ』田村淳/ブックマン社
価格:1,540円(税込)
親の老いを受け入れる。親の最期の希望を叶える。それは、親に愛情があるほどつらいことかもしれません。できればずっと棚上げしておきたい事柄です。だけど、家族で話し合わないままでいるといざその時に、大きな後悔が生まれてしまうことも多々あります。 2020年、コロナ禍での看取り。田村淳さんとそのご家族は、どんなお別れをされたのか? そして淳さんは、なぜ大学院で「死」を学び、遺書を動画にするサービス「ITAKOTO」のアイディアを思いついたのか?
家族への愛情あふれる淳さんが綴ったこの物語は、これから親とお別れをしなければならないすべての人に、「覚悟」と「優しさ」をもたらしてくれるでしょう。親が大好きな人も、親が大嫌いな人にも読んで欲しい一冊です。田村淳 慶應義塾大学大学院2020年度修士論文も一部抜粋して収録!関連リンク
-
関連リンク