信、羌瘣、桓騎『キングダム』コスプレイヤーに聞いたコスプレの“こだわり”「1カ月かけて鎧や矛を制作。鎧はタイル一枚一枚に布を貼りました」

2025.11.21
(左から)しゅなさん、おーやんさん、ろまの歩さん

文・撮影=ソムタム田井 編集=森田真規


世界最大規模のコスプレの祭典として知られる『世界コスプレサミット』。その最新回『世界コスプレサミット2025』に参加していた、人気ゲームのキャラクターに扮したコスプレイヤーたちにインタビューを実施。それぞれの“こだわりポイント”を聞いたレポートをお届けする。

コスプレイヤーに聞いた“衣装やメイクに対するこだわりポイント”

コスプレイベントといえば会場を彩るレイヤーたちの衣装を通して、その時期に旬のアニメやマンガ、ゲームなどを分析できるところも参加する上での醍醐味のひとつ。昨今ではほぼ毎週末、全国各地でさまざまなコスプレイベントが開催され、いずれも大盛り上がりとなっている。

そうしたイベントに興味はあるものの、まだ参加したことがないという方に向けて、本稿では2025年夏に行われたコスプレイベントをプレイバック。取材時に撮影させてもらったレイヤーたちの写真を掲載しつつ、それぞれに聞いた“コスプレに対するこだわりポイント”と併せて紹介する。

ここでピックアップするのは、世界最大規模のコスプレの祭典として知られる『世界コスプレサミット』の最新回であり、8月1日~3日の3日間で24万7000人ものコスプレファンが集結した、『世界コスプレサミット2025』(略称:コスサミ、WCS)に参加していたコスプレイヤーたち。

ジャンル別に見てみると、アニメでは『パンティ&ストッキングwithガーターベルト』や『よふかしのうた』『SAKAMOTO DAYS』『ダンダダン』『その着せ替え人形は恋をする』といった、イベント開催時期に放送していた作品が人気で、これらのキャラクターに扮したレイヤーが続々と集結。コスプレパフォーマンスや街中で実施されるパレードでも最新アニメのコスプレは人気で、笑顔で写真撮影に応じるグループの姿が見られた。

そのほかにも、テレビでの放送に先駆けて“2025年秋アニメ”のコスプレを披露するコスプレイヤーはちらほらいて、『キングダム』の併せで参加していたグループの前には撮影のための長蛇の列ができていた。

「女の子らしくなりすぎないようにメイクは薄めにして、凛とした佇まいも意識しました」(『キングダム』羌瘣/しゅなさん)

『キングダム』羌瘣/しゅなさん
『キングダム』羌瘣/しゅなさん

「衣装の制作期間は約1カ月。鎧はタイル一枚一枚に布を貼ったので手間がかかりました。着用時のシルエットがぴったりになるように、原作マンガを確認しながらサイズの調整にも気をつけて。帯の下部分にはスリットを入れることで、着脱のしやすさと体へのフィット感をアップしたのもこだわったポイントです。また、背中の剣は実際に抜けるように、鞘の長さに対して少し短めに制作して。布部分に関しては端処理を工夫して、春秋戦国時代感が出るようにしました。矛は金属っぽい光沢が出るような塗装をして、その上で持ち運びしやすいように4分割できるジョイント式で制作しています。それと体も鍛えているので、胸元や二の腕など、鎧の隙間から見える筋肉にも注目してもらえるとうれしいです」(『キングダム』信/ろまの歩さん)

『キングダム』信/ろまの歩さん
『キングダム』信/ろまの歩さん

「衣装制作が得意な友人に協力してもらい、4人がかりで鎧を制作しました。衣装やウィッグもすべて手作りで用意したものなので、愛着のある一着です」(『キングダム』桓騎/おーやんさん)

『キングダム』桓騎/おーやんさん
『キングダム』桓騎/おーやんさん

「細身のキャラクターなので、できるだけ忠実にスタイルを再現できるように体型の維持・管理には気をつけました。それとナズナちゃんは爪の色も特徴的なので、前日にネイルを変えて。原作と同じ色味にしてきたので、写真では手元にも注目してもらえるとうれしいです」(『よふかしのうた』七草ナズナ/葉月すみれさん)

『よふかしのうた』七草ナズナ/葉月すみれさん
『よふかしのうた』七草ナズナ/葉月すみれさん

「15年ぶりに放送されたテレビアニメの第2期に合わせてコスプレをしました。こだわったポイントは、武器制作であったり、ウィッグの色のバランス、下まつ毛のボリューム、お腹のタトゥーの再現などいろいろありますが、特に力を入れたのは体作りですね。ボディラインが出る衣装をきれいに着こなせるよう、体型維持には気をつけました。ヒッチハイク用のボードも用意してきたので、うまく“ビッチ天使感”を表現できていたら幸いです」(『パンティ&ストッキングwithガーターベルト』アナーキー・ストッキング/myuuさん)

『パンティ&ストッキングwithガーターベルト』アナーキー・ストッキング/myuuさん
『パンティ&ストッキングwithガーターベルト』アナーキー・ストッキング/myuuさん

QJWebでは今後も、全国各地で実施されるさまざまなコスプレイベントに取材参加し、レポート記事を作成していく。連載形式で順次アップする予定なので、こちらもご期待いただきたい。

この記事の画像(全11枚)


関連記事

この記事が掲載されているカテゴリ

somtum_tai2

Written by

ソムタム田井

(そむたむ・たい)ライター兼カメラマン。コスプレ文化の研究家として、『ORICON NEWS』『まんたんウェブ』『WebNewtype』『ファミ通.com』『Movie Walker』など、多数のWEBサイトや書籍に寄稿。コスプレイベントの企画やキャスティングを担当しつつ、世界コスプレサミット『Co..

関連記事

『ONE PIECE』バギー/おーやんさん(左)、アルビダ/しゅなさん(右)

夫婦でバギー&アルビダ併せを楽しむ『ONE PIECE』コスプレイヤーも!『週刊少年ジャンプ』キャラに扮するレイヤーたちに聞いた“コスプレのこだわり”

(左から)ゆーりさん、よしかさん、ふぁみさん

「ラムちゃんの等身大フィギュアのスタイルと腹筋があまりにきれいだったので、体作りをがんばりました」『うる星やつら』レイヤーに聞いた“コスプレのこだわり”

(左)桃天さん、JADOさん、KICKさん、アムロさん、まりんさん

『キン肉マン』“超人血盟軍”コスプレイヤーに聞いたこだわり「アシュラマンの特徴である3つの顔と6本の腕を再現」

エバース

「ウケるからやるは『M-1』では失敗する」。3位だったエバースは2026年、自分の感覚を信じる【よしもと漫才劇場10周年企画】

豪快キャプテン×ダイタク

ダイタク×豪快キャプテン、認め合うお互いの漫才の魅力「簡単そうに笑いを取る」【よしもと漫才劇場10周年企画】

三遊間×ゼロカラン

三遊間×ゼロカラン、人気投票との向き合い方の正解は?「やっぱり有名にならなあかんな」【よしもと漫才劇場10周年企画】

Furui Rihoが『Letters』で綴った“最後の希望”「どんなにつらい日々であっても、愛は忘れたくない」

Furui Rihoが『Letters』で綴った“最後の希望”「どんなにつらい日々であっても、愛は忘れたくない」

EXILE NAOTOが語る、「勝負する身体」がステージと水面で魅せる“攻めの0.1秒”。大きな影響を与えるオーディエンスのパワーとは【『SG第40回グランプリ』特別企画】

4年目の今、重荷だった「王子様」を堂々と名乗れる。Last Princeが語る、プリンスを背負う勇気と楽しさ

甲斐田晴/ローレン・イロアス/3SKMの撮り下ろし表紙を公開! VTuberのトップランナーたちを徹底解剖【春のQJ×にじさんじ祭り!】

ニューヨーク『Quick Japan』vol.181

ニューヨーク、60ページ総力特集「普通は勝てない?」を考える。バックカバーにはSHUNTO×MANATO×RYUHEI(BE:FIRST)が登場【Quick Japan vol.182コンテンツ紹介】