9年ぶりの『ニューヨークのオールナイトニッポン』。懐かしい人たちとエモすぎる2時間を過ごす

2025.9.22
ニューヨークのオールナイトニッポン

文・編集=梅山織愛 撮影=長野竜成


9月8日(月)深夜1時から『ニューヨークのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)が放送された。2016年4月1日から2017年3月31日まで放送された『ニューヨークのオールナイトニッポン0(ZERO)』以来、9年ぶりにオールナイトニッポンに帰ってきたふたり。今回の放送では、「アナタの9年間で変わったこと」をテーマにメールを募集し、リスナーとともに9年という月日の重みに浸った。

エモさ全開の内容に

9年前と同じスタッフ陣で迎えた今回の放送。放送開始1時間前には打ち合わせを終えたが、「2016年って芸人だと誰がデビューした年?」「あのときラジオやってた人って……」など、雑談に花を咲かせていると、あっという間に深夜1時を迎えた。

ニューヨークのオールナイトニッポン
スタッフと雑談で盛り上がるニューヨーク
ニューヨークのオールナイトニッポン
三浦ディレクターと高級時計の話をする嶋佐和也
ニューヨークのオールナイトニッポン
ギリギリまで喫煙所でスタッフと話していた屋敷裕政

「ニューヨークのオールナイトニッポン!」というタイトルコールで番組はスタート。「当時はタクシー移動なんてできないから、終電で入って平気で3時まで待ってた」「放送後は鳥良商店で、朝のニュース観ながら酒飲んでね」「出勤するサラリーマンと逆方向の電車に乗って帰ってた」と、オープニングではふたりの口から次々と当時の思い出が語られていく。そして、「青春でしたね」「さすがにエモいとはこのこと」と、まだ売れていなかったあのときを懐かしんだ。

今回は「9年間で変わったこと」をテーマに放送。2016年がどんな年だったか、賞レースの結果やテレビ出演数ランキングなどから振り返りながら、リスナーから寄せられた「9年間での変化」を時間の許す限り読んでいく。さらに、ジングルは当時のものを使用。当時のリスナーにも、この9年でニューヨークを好きになったファンにも、胸が熱くなる内容となった。

ニューヨークのオールナイトニッポン
ヘッドフォンから聞こえる三浦Dの声を懐かしむニューヨーク
ニューヨークのオールナイトニッポン
予想以上のエモさに「ギャラクシー賞獲れるんじゃないか」と盛り上がる

放送後、あのときとの違いを語る

さまざまなリスナーの9年間に触れた放送後、嶋佐は「懐かしかったですね。9年前にやらせてもらってたときによく送ってきてくれてた方がまた送ってきてくれて。その方がこの9年間で結婚して離婚して、シングルマザーになって今は年下の彼氏ができたとか。いや~え~!ってなりましたね。そんないろいろあったのに、9年ぶりのこの単発をちゃんと聞いてくれたっていうのがうれしかった」としみじみ。

ニューヨークのオールナイトニッポン

屋敷も「『9年間で変わったことを教えてください』ってすごくエモかったな~。9年間の厚みを感じましたね。当時のリスナーとかも覚えてましたね。毎週聴いてくれてた『たのしみタイガー』とか」と感慨深げに語る。

また、9年前にラジオをやっていたときとの違いを聞くと、屋敷は「9年前はもうちょい次、何しゃべろうとか考えてた気がします。今日は多少、緊張感もありましたけど、本当に何も考えずにしゃべってました。『(ニューヨークの)ニューラジオ』(YouTube「ニューヨークチャンネル」で毎週日曜22時から配信)をずっとやってるのがでかいかもしれないです。このチームに慣れてるというか」と振り返り、嶋佐は「寝てきたんですけど、今日は本当に眠くてやばかった。しかも、明日たまたま6時間後の新幹線で大阪行かなきゃいけなくて。それがちらついて、そわそわしちゃいましたね」と話した。

ニューヨークのオールナイトニッポン

改めて9年ぶりの『オールナイトニッポン』について、嶋佐は「当時から聴いてくれてる人や、そうじゃない人もこの9年間で起こったことをいっぱいメールで送ってくれて、それが素晴らしくて。自分たちもそうですけど、それ以上にみなさんは濃い時間を送ってるんだなって感じました。すごくエモーショナルな気分になってます」とコメント。屋敷は「レギュラーでやってたときとは、ちょっと違う雰囲気でしたけど、これでよかった気はします。久しぶりにリスナーの人と会ってしゃべった感じでしたね。懐かしい人らと、また集まったみたいな感じがしてすごくよかったです」と話し、それぞれ屋敷は自車に、嶋佐はタクシーに乗ってまっすぐ帰っていった。

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梅山織愛

(うめやま・おりちか)1997年生まれ。珍しい名前ってよく言われます。編集者・ライター。自他共に認めるミーハー。チョコレートとかき氷が好き。

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